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映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』評価&ネタバレあり感想 オラわくわくしねぇぞ


◼️作品紹介


公開日/2022年6月11日

上映時間/99分(1時間39分)

監督/児玉徹郎

製作国/日本

◼️予告


◼️あらすじ

かつて孫悟空によって壊滅させられた悪の組織「レッドリボン軍」の意志を継ぐ者たちが現れ、新たに最強の人造人間ガンマ1号、2号を生み出す。彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロや悟飯たちを襲い始める。

引用元:ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー : 作品情報 - 映画.com

◼️ネタバレあり感想

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』


大人気漫画とアニメの『ドラゴンボール』の劇場版作品。本作は悟空やベジータが主役ではなく、ピッコロと孫悟飯が主役のレッドリボン軍の再起を防ぐ映画になっています


ドラゴンボール』シリーズはアニメだとセル編までは観ています。漫画は見ていません。映画シリーズも一作品も見ていないです。
先に言っておくと本作に対する感想はあまり良くないことを伝えておきます。ドラゴンボールをあまり観てこなった人間の一部の意見と思ってください


先に良い部分をあげるなら、序盤のレッドリボン軍の紹介シーンは良かったです。セル編までは知ってはいたけど、詳しくはもう忘れていたからまた再確認は分かりやすく出来てたし、その紹介の時の手書きアニメーションがかなり素晴らしいなと思いました


そこからレッドリボン軍の再起させる為の会議というか会話というか、そこのシーンは聞いてても面白かったです。敵側から見た悟空たちの印象というか敵側からしたら悟空はヴィランにあたるから、そうした目線からの会話シーンは悟空たちをヒーローだと感じている自分達からしたら新鮮だったと思います


そこからDr.ヘドを勧誘して人造人間を作るまで半年後からのシーンからは正直つまらなくなります。本当にアクションシーンと声優の演技力に助けられていたなという印象は見終わって感じました。


まずキャラクターに関してはあまり魅力的ではないです。確かにピッコロと孫悟飯の師弟関係であったり、パンは可愛かったりは確かにしました。問題は本作に出てきた新キャラです
もう少し何かしら深堀できそうだったのに特になにもなかったですね。ただただ形だけのキャラクターになっていた気がします


Dr.ヘドはヒーローに憧れていて科学者なのに悟空たちを認知していないって感じが少し可笑しかったりはしたし、ドクター・ゲロに対する葛藤はなくとも何かしら感じる部分はあって良さそうだし、マゼンタに関しても一応説明はされるけど劇中でレッドリボン軍を復活させたい気持ちはあまり伝わらなかったりしました


それでマゼンタ達は悟空たちを敵視していて、ヴィランから見た悟空達という名の敵キャラという目線をより描けそうなのに特にそこもギャグな形で片付けられてて全体的に軽いんですよね。なんか結局とりあえず邪魔だから消そうみたいな感じだったし、ヒーローやら正義やらのテーマがあるから余計めんどくさく見えてしまってだったら普通にそんなの無しで地球を征服したいからで良かったんじゃないか


もっとこうお互いを悪として観ているけど、お互いそれぞれに絶対的な正義がありそれがぶつかり合う的なものを期待してたんですが、結局レッドリボン軍を中心にそのテーマを使ってなにを皆に伝えたかったの?とはなったし、テーマがある割に話が二転三転するから最終的な答えも特になくてじゃあ普通の娯楽アクション映画で作れば良かったのかなとは感じました






映画の演出面やらを見てもあまりワクワクはしなかったし、退屈なシーンはありました。それこそピッコロがレッドリボン軍に潜入してマゼンタ達が会話するシーンも「あいつはヤバイからやっつけよう」「いやコイツが先がいい」「孫悟飯は危険だよ」とか結構どうでもいい会話を長々話していて、その話の中でガンマたち二人が後ろでワチャワチャしてて煩かったから会話が全然頭に入ってこなかった


そもそもの話レッドリボン軍の基地は隠してあるんだけど、セキュリティはガバガバだし、ピッコロが変装する為に気絶させた隊員が起きるか見つかって侵入者がいるって展開にしても良かっただろうし、普通にピッコロ空飛んで帰ったりしててあれだけの隊員の人数がいる割に見られてないのも可笑しかった


一番いらないなと感じたのは悟空とベジータたちのシーンです。ブルマが悟空たちに連絡をしようとするけど、なかなか連絡が繋がらなくて、じゃあなんで繋がらないの?というシーンがありました


その時のシーンが悟空とベジータブロリーがある場所で修行してるのはいいんだけど、ビルスウイスが現れてウイスが凄い長々と話してから悟空とベジータで手合わせしようって話になって、ビルスがある女性キャラに可愛い言って、そんで別のキャラに料理が上手いからお前は今日から料理担当だって言って、じゃあ手合わせしようって話になったけど悟空が腹空かせて、そんで皆で食事するシーン映して、やっと悟空とベジータが手合わせするシーンが流れます


凄い必要ない!


たぶんファンサービスなのかも知れないけどファンサービスにしては長すぎるし、本編に全く必要性は感じられないし特に絡みもしないから本当になんでこのシーンを入れたのかなとは感じました


あと全体的に緊張感がないんですよね。さっきのレッドリボン軍の基地のセキュリティがガバガバだったという件もありますが、例えばピッコロが力を増幅させたいからデンデの所へ行くけどそれが出来ないからじゃあドラゴンボールに頼みます


けどドラゴンボールって世界に散り散りになってるけど、何故かブルマが7つ全部持っていて、さらにデンデが神龍をアップグレード(?)して、その神龍がピッコロの願いを叶えてさらに力をより増幅させるオマケをくれたりします。
なんか色々なんでもアリというか、ラノベのチート主人公を観ている気分なんですよね。特に大きな障害やハードルや壁がないから、それを乗り越えるストーリーや展開もないんです


じゃあバトルでそれがあるかと言われたらそれもないに等しい。確かにピッコロとガンマ2号が最初バトルはしてガンマ2号が有利だったけど、別にピッコロがボロ負けしたわけではないし、銃攻撃の煙幕で余裕のヨッちゃんいか状態で逃げ切れたからガンマ達が強すぎるって感じもあまり感じられなかったし、なんか頑張れば倒せそうだなという感じはしました


そしたらパンが拐われて危機的状況になるのかなと思ったら、拐う役割がピッコロになってパンがそれをあっけなく見抜いて、パンを拐って悟飯を呼べば彼の潜在能力を甦らせるという作戦を思いつきパンもノリノリで拐われます。ここも緊張感が全くなくて危機感もないから特に悟飯が助けにきてもピッコロが企てた規模のでかいドッキリにしか感じられませんでした


これからまた戦いが来るかもしれないから潜在能力を引き出したいというピッコロの考えもなんか微妙というか、分かりにくいというか。師匠だから弟子が最近修行をしてないから心配という意味合いはまだ分かるけど、それだけの理由でそんな行動を起こすかなと


細かい面を言うならSEも酷かったし、全体的に観てCGアニメにする必要性も感じられなかったし、ラストバトルもゴチャゴチャしててよく分からないし、一応新しいセルが登場はするけど何回かセルの名前が出てくるからたぶん登場するんだろうなと予想は出来てたし、かなり欠点や不満点は多いです


自分があまりドラゴンボール好きじゃないというのもあるからそういう目で見てしまった部分もあるのかなとは思うけど、けれど映画として面白いと感じれる部分が見当たらなかったというのも事実で本当に声優の演技とアクションとネーミングバリューで持ちこたえた作品とは感じました


◼️評価

最終評価は・・・





😀😀😀😀●|●●●●●

4/10です。



何度も言うけどあくまで俺の意見だし俺が言ったからつまらない作品とは限らないです。評価とりあえず高いし、ファンは楽しめてるし、面白いと思えばそれで言いと思います






はい、そんな感じで!

それでは!