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映画『モービウス』評価&ネタバレあり感想 おれは人間をやめるぞ!

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◼️作品紹介


公開日/2022年4月1日

上映時間/104分(1時間44分)

監督/ダニエル・エスピノーサ

制作国/アメリ

◼️あらすじ

天才医師のマイケル・モービウスは、幼いころから血液の難病を患っている。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロのためにも、一日も早く治療法を確立したいマイケルは、コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らの肉体を実験台にして試す。その結果、マイケルの肉体は激変し、超人的なスピードや飛行能力、周囲の状況を察知するレーダー能力が身につくが、代償として血に対する渇望に苦しむこととなる。自らをコントロールするために人工血液を飲み、薄れゆく人間としての意識を保つマイケル。そんな彼に対し、マイロも生きるためにその血清を投与してほしいという。同じころ、ニューヨークの街では次々と全身の血が抜かれるという殺人事件が頻発する。

引用元:モービウス : 作品情報 - 映画.com

◼️ネタバレあり感想

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『モービウス』(原題:Morbius)


『モービウス』はスパイダーマンの敵キャラとして知られるヴァンパイアのキャラクターでマーベルコミックのキャラです。マーベルのキャラですが今のところ単独作品のヴェノムと同様MCUとの世界とは関係はないです。今のところは


モービウスのキャラは映画の予告で初めて知りました。たぶんそれくらい認知度的には低めのキャラだとは思います。


結論を言うならヒーロー映画としてもヴィラン映画としてもいまいちな作品です。ただヴァンパイア作品としては現代風に仕上がっていてヴァンパイア作品として見ればまだ面白いし、標準的な作品なんじゃないかなと思います


ひとりの男が自分の病気を治すために禁忌を犯してしまい、それが自分がヴァンパイアになってしまい人を殺し血を吸います。それに恐怖を覚えて同じ病気の友人も治したいけどヴァンパイアにしたくない。それでも友人はヴァンパイアになってしまい、主人公は人の血を飲むことに抗いながら友人を止めるというコンセプトは良いです


ただ全てが微妙な形で仕上がっていたように感じました。友情ドラマも、恋愛要素も、アクションも微妙な形で提供してるように感じました。本当にやりたいことは分かるけど、やりたいことができてないまま公開してしまった感はありました。


アクションに関しても高速で迫力あるアクションなのはヴァンパイアだからというのは分かりますが、煙を巻いて高速で動くのがなんかX-MENのナイトクロウラーみたいな感じで、そのナイトクロウラーを知ってるからアクションに新しさは感じられないし、ナイトクロウラー以上のものが見れませんでした


たまにスローモーションになって絵面がかっこいい部分もあるけどテンポは悪いし、キャラもそうですが破壊される建物や衝撃が何故かアップにされすぎててアクションは見にくいしであまりアクションに楽しさや面白さは感じられないです


ストーリーに関しても雑な部分がありました。モービウスが昔から頭よくて医者の道に進み友人や自分の病気を治す意志があるというのは分かるけど、友人のマイロがあの幼少期からあの体でどうやって金持ちになったのかというのが描かれていないから、金がある友人に頼んでモービウスが非合法なことも出来るというのがなんか都合が良すぎるなとも感じました


そのマイロが薬を打ちドラキュラになります。ただそのシーンが映し出されてないから、モービウスも薬を打つのにマルティーヌと一緒じゃないとできないくらいだったのでマイロはどうやって薬を打てたのか。薬を打てたとしても薬は知らないはずだからよく当てずっぽうでいけたなと


あと警察が調査する中で「牙のようなもので殺されてる」「血がほとんど抜かれてる」というのは分かってはいても、そう簡単にドラキュラがやったと簡単に信じるかなという疑問はありました。
モービウスと出会って事情聴取されてた時もあるキャラが聖水を持ってきてたりしてて、簡単にドラキュラを信じるの早くないかなと


話を早く進めたいのは分かるけどドラキュラってあくまで空想の話だし、警察ならもう少し疑ったり「ドラキュラ?そんなのあり得ないだろ」くらいは言っても良いかもしれないです。別にあの世界ってMCUみたいに可笑しなキャラが勢揃いしてる訳じゃないしいたら信じるのはいいけど、そういうのいないから早く信じすぎちゃうのが馬鹿馬鹿しいなとも感じました


あととにかく内容があまり頭に入ってこないし、特に思い出そうとしてもどんな話だったか忘れてしまいます。
とりあえずのヒーロー誕生話を描いて、とりあえずの友情を描いて、とりあえずの恋愛話しを描いているって感じ


許容範囲のことは出来てるけど、それ以上のものがなにもないから映像は見ごたえあってもストーリーはどこかで見たことあるようなものだったから凄い退屈なんですよね


あとこの映画のラストにヴァルチャーが出てきます。
スパイダーマン ホームカミング』のヴィランであるマイケル・キートン演じるヴァルチャーが『スパイダーマン ノーウェイホーム』の一件でモービウスの世界に来てしまいます


一応予告にも出てきたからそんなに驚きはしなかったけど、驚いたのはヴァルチャーが別世界にやってきたのに特にそんなに驚くこともなくすぐ受け入れたことには違和感あったし、ホムカミ同様の装備をよくチタウリがない状態で作れたのが凄いなというのはありましたね


ヴェノムもそうだけどソニーのマーベル作品が許容範囲内の物ばかりでなんか手を抜いてる感はモービウスを見て感じました。別に全部凄い作品を作れとは言わないけど、このままの調子だと心配にはなるし「なんかあればMCUがあるからいいか」って感じでしっかり作ってる感じは観客からしてみたら感じられないのは残念です

◼️評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀●|●●●●●

10点中4点です



エンドクレジットもヴァルチャーでるくらいだから、エンドクレジット後の為に見るのもお金が勿体ない気がするから、それならDVDのレンタルとか待ってから見るのをオススメします。





はい、そんな感じで!

それでは!