KOUTAの映画DASH!!

映画、劇、色んな作品を簡単に、出きるだけ短時間で気ままにレビューするブログ。

映画『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル』前作よりマシ。けどつまらない 評価&感想【No.634】

f:id:Ko-tachannel:20210826153351j:plain

◼️作品紹介


公開日/2021年8月20日

上映時間/116分(1時間56分)

監督/河合勇人

製作国/日本

◼️予告


◼️あらすじ

引き続き生徒会長に白銀御幸、副会長に四宮かぐやが就任し、会計監査の伊井野ミコを新メンバーに迎えて第68期生徒会が始動する。互いに惹かれ合いながらも「自分から告白したほうが負けである」という呪縛からいまだに逃れられない白銀とかぐやは、神聖なる生徒会室で“いかにして相手に告白させるか”の恋愛バトルを繰り広げるが……。

引用元:かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル : 作品情報 - 映画.com

◼️ネタバレあり感想

f:id:Ko-tachannel:20210826153400j:plain

かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル


河合優人監督、赤坂アカ作品の実写映画化である『かぐや様は告らせたい』の続編。製作前から賛否は分かれ、公開されるやいなや平野紫耀ファンには絶賛ではあったが原作ファンや映画ファンにはかなり酷評された作品


そんな混沌が渦巻くなかで、しかもアニメや漫画の実写化を大絶賛レベルにはいってないのに続編を作った作品である。つまりかなり度胸があるのか、はたまたそもそも続編もありきで製作したのか。どちらにせよ酷評が大半だったのに、続編を作ったその度胸だけは素晴らしい


ガチな話をするなら前作と比べると本作は前作よりかはマシです。ただ本作事態ひとつの作品そのものはかなり残念であり、よりかなり残念な前作と比べたら残念な本作がマシというだけ。つまり何が言いたいかというと本作も面白くはなかったです


良い部分から果たすと本作は石上中心のストーリーである体育祭編と、かぐやと会長の距離が縮まって縮まる文化祭編を元に作られています。前作のようなショートストーリーを無理矢理まとめて作られたものではなく、本作はまだしっかりとしたストーリーの道がしっかりしていたし、漫画の1話完結のネタも自然に織り混ぜていたと思います


体育祭編つまり石上のストーリーに関しては一番映画の中で力が入ってたと思います。無駄に金のかかったセットや笑えないアニメーションよりも力が入ってましたね。製作陣の技術と俳優の演技力(特に佐野優斗)で出来上がっており、たぶん監督が一番やりたかったエピソードなんだろうなというのも分かります


ただ原作ファンやアニメファンからしたらこの石上のストーリーに不満はあるかもしれないです。映画内はかなりシンプルに作られていたし、多少はストーリー改変はあったりしたり、会長が石上の部屋に押し入ったりする部分もないから感動値的には低いかもしれないです


ただ流石にあの複雑な石上のストーリーを作るとなると映画だと長尺になるだろうし、子安先輩の件も絡むともっと複雑になるだろうから、最後のエンタメ性溢れる娯楽作品として考えたらこれくらいがいいかもです


個人的にはなぜ藤原書記が石上の事件に関与というか知らなかったという設定にしたのかが疑問なんですよね。あれ藤原書記の良さを引き立たせる部分でもあるんですよ。あんなにバカなことをしてはっちゃけてたまに石上に冷たい目線してるけれど、生徒会の中で一番石上を心配してたのは藤原書記というのに何故その良さを消したのか分からないんですよね。あれ別に失くさなくても良かったし、石上を下に見てるミコちゃんの説得とかにもなるはずじゃん


あとさリレー前に「うるせぇばーか」って台詞がなかったのも原作ファンとしては寂しかったなというか。あれがないと数分前に会長が反省文に「うるせぇばーか」と出したシーンが生かされないじゃん。


別に尺の都合で傷つけた大友を出さなくても良いけどさ、リレーのアンカーに文句を言う生徒達に対しても言えることじゃん。なんかこれも含めてだけどよ、「とりあえず原作の名シーンを使えばいいだろ」っていうのがまんま見えるし、使ってる割には全然その先に生かされてない感じがする


なんだろう。漫画読みながら撮影中にその撮影するシーンだけの脚本を書いている感じがたまにあるんですよね。観ててさ。
…あ、ごめん。良い部分言うよとか言ってもう不満点あげてるの。けど良い部分は最初で終わったよ




f:id:Ko-tachannel:20210826153410j:plain




会長とかぐやが月を観て『竹取物語』の話しになるエピソードもそうだよ。
会長が「かぐやを手放したりはしない」とか「月まで行って奪い返す」というシーンもコメディシーンではあるんだけど、会長が好きな人に対する思いを語ってるシーンなんですよ


ただこれも尺の都合なのかもしれないけどこれもその後生かされるかと言われたら別に生かされない訳じゃん。ラストもかぐやがアメリカ行って会長もアメリカの大学受験して行くとかなら話は分かるけど、「会長がアメリカに行ったからかぐやも行く。しかも会長には伝えず先に着いている」って変な形になっちゃってんじゃん。だったら月の話や「竹取物語」の話いらなくね?って話しよ


ちなみに体育祭の後にこの月の話しになるんだけど、あの感動シーンからすぐに顔はめパネルのようなアニメーションのコメディシーンだからな
人によっては体育祭のエピソード感動したって人もいるのに余韻も隙もなく笑わせるのもちょっとどうなんだろうか。感動シーンの余韻くれよ。そんなすぐに感情切り替えられねーよ


キャラクターについて話すと本作初登場の伊井野ミコ。影山優佳はハマり役だったし、可愛かったのは確かなんだけど、ミコちゃんいなくても話は成り立つなとは感じました。石上を下に見てたけど体育祭で観る目が変わったわけではないし、ラブ探偵も楽しくやってたのは別に良いしこういうミコちゃんも良いなとは思ったけど、人前に立つと緊張するあがり症や風紀委員という設定がなくなってるからただただ普通の女の子って感じだった


たぶんそろそろ佐藤二朗来るなと思ったら本当に出てきた佐藤二朗に関しては佐藤二朗ではあった。普通に好きな俳優なんだけど、ここ最近思うのは福田雄一の作品の中での佐藤二朗のギャグシーンをほかの作品でやらせてもあまり笑えないということ


最近福田雄一作品以外に出てる佐藤二朗もこんな感じですよね。いや、好きなんだけどあれは「福田雄一×佐藤二朗」の世界観だからこそ佐藤二朗のギャグが生かされるというか笑えるんですよ。他の監督がやらせても笑えないんですよ。そもそもシュールな笑いを提供する映画じゃないのにシュールな笑いを入れても受けないと思うんだよな


ギャグシーンに関しても言うとかなりつまらなかったです。笑えたと思ったのはミコちゃんが石上をスルーするシーンと、会長がアメリカに行くために貨物船に乗るけど荷物に自転車も持っていくシーンだけかな。ちなみに始まる前に一度でも笑ったら俺の負けと決めていました。そのふたつで笑ったので俺の負けです


多数の文字エフェクト、ナレーション中の顔芸、一番嫌いだったのは解説やかぐやの妄想中に繰り広げる顔はめパネルのアニメーション。顔はめパネルのアニメーションを何回か使ってるけど、あのアニメーションなんて言えば良いのか分からないからこうして伝えてます。気になる人は見に行きな。ヤバイぞ


ナレーション中の顔芸もそうだけど笑わせない部分に関するエピソードも棒立ちを映して長々とナレーションしてるのも不自然で、なんか本編よりもナレーション流しながら演技してんだろうなっていう撮影シーンが思い浮かんじゃったり、
文字エフェクトに関してもなんだろう…使い方が下手と言うか文字そのもので笑いをとりたいのが見ていて分かる。これならAmazonプライムのショートドラマの方がマシだし、今公開中の『ザ・スーサイド・スクワッド』が使い方が上手い


何より顔はめパネルアニメも前作同様笑えないし、見ていて恥ずかしかった。見ているこっちが恥ずかしくなるコメディ映画も久々だけどさ
あのアニメの時に様々な世界の言語で会長が「愛してる」言うんだけど、あれが凄い長くて早く終われと感じたし、そもそも平野紫耀が様々な言語の「愛してる」を言っているシーンをどう笑えと?あれの笑い方を教えてくれ。なんだよ笑い方を教えてくれって


あとパロディネタもなぁ。一番分かんなかったのが『全裸監督』のネタ。会長の父親がYouTuberやりたいって言い出して、それでやったのが全裸監督。いやまだHIKAKINとかの物真似とかなら話は分かるけど、なんで「YouTuberやりたい。じゃあ全裸監督だ」ってなるのかが意味分からない。「全裸監督のパロネタだ!」という意識よりもその意味が分からない方程式の方が勝っちゃって笑えないんだよなぁ。たぶんギャグも突拍子で考えてるだろ


これらのギャグの不満点前作の酷い部分の一部ではあったし、他の人のレビュー見てもやっぱりギャグシーンに不満持つ人は多数いたわけで。それで何故改善されてないのか?なぜ前回のギャグシーンは今度こそウケると思ったのか?なぜ行けると思った?逆にスゲーよ


総評としては前作よりかはマシにはなったし力を入れていたのは分かったけど、相変わらずつまらない作品だったなと感じました。前作観ずにこの作品から見たらどうなってかは分からないけど、少なくともつまらなくて酷かったのは変わりないです
そしてどちらの作品も原作の名を借りた何かで終わっちゃいましたとさ


まぁかぐや様のもうひとつの世界線の話と思えば良いんじゃないかな?そういう形で見ればたぶん多少はマシにはなりそうだけど…ならないか


◼️評価


最終評価は・・・





😀😀●●●|●●●●●

2/10です



河合勇人作品はもうなん作品か観てきたけど、本作を観てひとつの決断に至りました。もう河合勇人作品には期待してはいけないと。『都会のトム&ソーヤ』もかなり酷かったしね





はい、そんな感じで!

それでは!