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映画『ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』オンリーワンが集まれば世界も映画も救える。評価&感想【No.717】

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■作品紹介


公開日/2021年5月26日(DVD:2021年6月25日)

上映時間/241分(4時間01分)

監督/ザック・スナイダー

製作国/アメリ

■予告


■あらすじ

スーパーマンの犠牲を無駄にしてはいけないと考えたブルース・ウェインはダイアナ・プリンスと組み、迫りくる脅威から世界を守るため超人たちのチームを作ることを決意。一筋縄ではいかない個性的なヒーローたちは、それぞれに過去を抱えながらも、チームとしてひとつにまとまっていくが……。

引用元:ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット : 作品情報 - 映画.com

■ネタバレあり感想

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ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』(原題:Zack Snyder's Justice League)


2017年に公開されたDCユニバースのヒーロー映画『ジャスティス・リーグ』は本来はザック・スナイダーが勤める予定でしたが娘さんの不幸を原因に降板して、変わりに別の人が製作したのが2017年版。


そしてファンからの声に答えるようにザック・スナイダーが当初思い描いてたジャスティス・リーグを2017年にカットされた映像などを再編集して、さらに追加撮影も行われて、当初観る予定だった観たかった待ち望みそして新しくなったのが『ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット』


その上映時間なんと驚異の約4時間!!
ヒーロー映画としてはかなり驚異的な上映時間だし、一番長かったであろうヒーロー映画『アベンジャーズ エンドゲーム』を普通に越えて来やがった。流石俺たちのザック・スナイダー
その驚異的な時間にどんなストーリーが施されてるのか?そしてどんなボリュームに仕上がったのか?我々は大ボリューム映画という名のアマゾンの奥地へと向かった


まずとりあえず言えるのは今年の神作のひとつであり、2021年のベスト入りは確定の作品だというのをお伝えします。
はい、かなり素晴らしかったです。たぶんザック・スナイダーの映画作品のなかだとダントツで好きな作品でもあるし、ヒーロー映画としても5本の指には入る好きな映画です。かなり大好きです。


2017年版の『ジャスティス・リーグ』もあれはあれでツッコミところはあれど好きではあるし王道のヒーロー映画という感じはあります。
ただザック版の『ジャスティス・リーグ』に関しては今までのヒーロー物というにはまた違った感じの映画ではあるし、なによりメチャクチャお洒落なヒーロー映画だったように感じました。


流石ザックと言うか映像面に関しては文句のつけようがないです。そこまでCG感を感じる部分は全くなかったし、綺麗な時は綺麗で、カッコいいところはかなりカッコいいです。一枚一枚静止画にしたら美術展に飾られるか神話の絵画として語られるかのような映像のクオリティです。


けど決まるときには決まっていてヒーロー達がアクションする時の映像もかなりカッコいいんですよ。スローモーションを多用するからアクションの中にスローモーションを入れられるのが苦手な人は合わないけれど、スローモーションだからこそ見れる素晴らしいシーンや迫力があるシーンもあってちゃんと使うのにも理由があって仕様しています。まぁヒーローたち殆どがメチャクチャ速いからってのもあるけど


それだけでもこのザック版を観る価値は十分にありますが、この映画を観て一番ザック版を観れて良かったなと思えたのはかなり広い視野でDCユニバースの世界を考えているんだなというのが分かったことです。


最近のDC映画はもうユニバースという感じはあまりなくてひとつの映画に力を入れている感じはします。けど当初はやはりMCUに追い付こうと必死になっているのではとも言われたりはしましたが、結構先のことまで考えている世界観ではあったし、今後どのような展開になるのかという緊張感もあります。展開に関してはダークサイドとどう戦いに発展するのかもそうですが、スーパーマンと他のヒーローたちが対立するシーンもあったりはするのでそこら辺もかなり気になるし、このDCユニバースをしっかり広げていこうという熱意も感じられます。


そう思わせてくれたシーンやジョーカーが出てくるシーンなどは新しく撮影をしたシーンでもあり、どれだけザックがDCを愛していてDCユニバースを広げていこうという熱意も伝わるんですよ。
というのも先日試写会で『映画大好きポンポさん』を鑑賞したのですが、その作品でも言われていたのは撮影をし直したり、新しく撮影をして入れるというのはかなり大変なんですよ。


スタッフを集めなきゃいけないし、キャストに関しては特に大変で他の撮影もあるからスケジュールを管理しなきゃいけないしヒーロー映画だから特に体型なんてその時の状態になってるかも分かりはしない。さらにまたお金も掛かってしまう。それでもスタッフ達がそれに答えてくれたのはザックがどれだけやりたいかその熱意が伝わったことだとは思うし、それに答えたスタッフもスゴいです。


個人的には最高のヒーロー映画であると同時に、DCを盛り上げたいというザックとスタッフの魂が込められた一作でもあると思います。


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少し話しはズレましたが、映画の概要に話を戻すとやはり前回とはかなり大きく異なる部分はあります。大まかなストーリーとかは変わりはしないんだけど、特にキャラクター描写は大分変わってます。


特にサイボーグのキャラクター描写は深堀りされていたのは嬉しかったです。たぶん一番能力や見た目などで葛藤が強いのは彼だと思うので、なぜその姿になったのか、なぜ父親を毛嫌いするのかなどの描写で彼のキャラクターそして彼と彼の父親の絆を観られたのはかなり嬉しかったですし、より彼というキャラクターを好きになりました。


フラッシュもかなり深堀りというか結構出番がありましたね。ラストバトルのスピードフォースのシーンはこの映画の中で一番大興奮したシーンでもあります。
本作のフラッシュもユーモアはあるにはありますが、そこまでわざとらしくないユーモアなキャラクターだったなと感じます。


ちなみに「映画って当たり前だけど見せ方で人のセンスが分かるな」というのはこの映画で多くあって特にフラッシュの描写はそれがよく感じられたんですよ。


例えばフラッシュがバットマンに「貴方の能力は?」と聞くとバットマンが「金持ち」という名シーンがあります。これは2017年版でもありましたが、ここのシーンはちょっとしたギャグとして使われてます。


しかしザック版ではこの台詞のあとにバットマンことブルースの高級車の車内をなんカットか見せたあと走らせるというシーンを見せて、決してジョークではないしブルースのガチの能力のひとつというのを見せます。ギャグの笑いよりもブルースのかっこよさが上に来るんですよ。


さらにその前のフラッシュがあっさり勧誘を受けるシーンも2017版だと「友達が欲しいから」という台詞が「科学オタクぽくて確かに友達いなさそうだな」という風に聞こえますが、ザック版だとその前に警察に捕まってる父親との面会で「お前の人生だから好きにしろ」と言われてその答えに応じたように聞こえる台詞なんですよね


敵の銃弾を高速で避ける際も戦うのが始めてだからビビりながら避けてるようにも見えてたシーンが、ザック版だとそもそも「戦闘が始めて」という設定はなくなっているから少し余裕を感じながら避けて倒すようにも見えるんですよ。


4時間だから様々な部分で説明されてたりするからかも知れませんが、ひとつの工夫やセンスで受ける感覚やキャラクターの見方が変わるというのが分かる作品でもあるんですよ。


そのしっかりと描写を映し、かつザックのセンスでより魅力的なキャラクターだったのはアクアマンじょう。
単独作品『アクアマン』を観てからだとアクアマンのストーリーや背景、アトランティスの背景などが分かりやすいのですが観ていなくてもアクアマンが母親への想い、そこからのアトランティスにたいして背を向けるのかというのがより分かりやすくなります。


ダイアナの縄で真実を話してしまいツンデレキャラのようになってしまったり、そうした中で単独派だけど実は仲間と戦うのが良かったりする可愛い部分は無くなりましたね。その変わり大事な人に対する想いや家族を大切にする優しい部分を見せながらも劇中終始どっしり構えたキャラだったのでかっこよさがよりかっこよくなってましたね。


2017年版で一番弱い説があったバットマン。方向性やキャラクターとしては2017年版とはあまり変わりはありませんが、スーパーマンを亡くしてからその想いを継ぐヒーローとしての役割、そして背中を向いたり弱点があるヒーローたちをチームに勧誘して前に進ませる気持ちを与えたのは紛れもなく彼です。その描写をより深く描いていたようにも感じました。


ワンダーウーマンも2017年と差程変わりはありません。変わるとするならカッコいいシーンがよりかっこよくなってたことと、台詞ひとつひとつに説得力が一番強かったのは彼女だったことです。ちなみにザック版はフラッシュとのTo LOVEるはありません。………あれに関してはなんであんなシーンを入れてたのか未だに分からない。


スーパーマンの一番変わったのはスーツが全身黒になったことでしょう。かなりカッチョいいです。かっこよさもありますが、ステッペン・ウルフをボコボコにするシーンは迫力もありかっこいいですが黒スーツと相まって少し怖さもありましたね。たまたまそう見えたのか、はたまたそう意図して見せたのかは分かりませんが、黒いスーツがスーパーマンの死という一連のストーリーでは欠かせない描写であるのは間違いないというの分かります。


本作のヴィランであるステッペンウルフの描写もしっかり描かれていましたね。ダークサイドに追放されもう一度気に入られたいという部分もありましたね。
それだけ聞くとやはり小物なのかと思っちゃいますが、ステッペンウルフのビジュアルもかなり変わります。前回は親戚の宇宙人おじさん感ありましたが、本作はかなりヤバイ針金を沢山集めたような金属加工スーツを着た敵キャラクターという感じ


さらにステッペンウルフの戦闘、スーツの性能を見せてくるのでバカみたいに強いのが分かります。序盤の戦いで「あれ?お前そんな強かったっけ?」と感じます。
そしてラストの倒され方…あれは最高でしたね。あまりネタバレはしませんがジャスティス・リーグがステッペンウルフを使ってダークサイドに「地球には俺たちがいるぜ」というような倒され方。どちらにせよステッペンウルフの倒され方は可哀相やな。二つの意味で


とにもかくにも本作は4時間あるにも関わらずあっという間に面白い過ぎて最後まで見てしまう。4時間観たあとまた4時間語りたくなるようなヒーロー映画。
純粋に楽しくて、時間を忘れて、考えながら観てもいいけど考えなくても観れちゃうヒーロー映画はたぶん久々かもしれないです。


一番の不満点を教えましょうか?
これが映画館で見れなかったことだよ!!


■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀😀😀😀

10/10です。



文句無しの神作ヒーロー映画でした。
キャラクターの描写とかっこよさ、ひとつひとつ丁寧に作られた脚本、芸術的な映像、最高の音楽。全く隙のないここまで「映画過ぎる映画作品」も珍しいっちゃあ珍しいです!是非見てみてください!





はい、そんな感じで!

それでは!