■予告
■あらすじ
ジャニー喜多川が企画、構成、総合演出を担当し、10年より滝沢自身も演出に名を連ねた。19年には滝沢が演出し、ジャニーズの若手グループ「Snow Man」が主演を務める「滝沢歌舞伎ZERO」として新たに生まれ変わった「滝沢歌舞伎」が、20年に新橋演舞場で開催した無観客公演をスクリーン上映。アクションやダンス、「鼠小僧」のコミカルな舞台の楽しさに加え、ロケ収録による映像などを盛り込み、映画ならではの仕掛けで「滝沢歌舞伎」の魅力がスクリーンに展開する。
■ネタバレあり感想
『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』
滝沢歌舞伎は母親からスゴいよとは聞かされてはいましたが舞台では観たこと一生なく、この作品が個人的に初の滝沢歌舞伎になります。
Snow Manに関してはたぶん間違いでなければ『映画 少年たち』以来ですかね。あれからSixTONES共々かなり有名になりましたね
去年公開の『映画 少年たち』や今年公開の『俺たち応援屋!』があまり好きではなく、いわゆるジャニーズファン向け作品はあまり合わなかった。
本作に関しては滝沢歌舞伎は1mmも知らないし、一律3000円とは果たしてどんな作品なのか興味本意で鑑賞した
とりあえず結果から話すなら興味本意で見に行くと言う軽い気持ちで見に行ったことを謝罪したい。
とにかく見終わったときは「参りました」と声に出してたのを覚えてる。
本作はストーリーというストーリー事態はあまりない。映画の8割ストーリーはない。とにかくタッキーこと滝沢秀明の意思を継ぎSnow Manがありとあらゆるパフォーマンスを見せるエンターテイメントショーを映画で見に行くと思った方が良いかもしれない。変にストーリー目当てで見に行ったら序盤は「あれ?」と思っちゃう
それでもSnow Manたちの躍りや歌は勿論、演劇、歌舞伎、殺陣、中国の伝統的な演舞も披露されるからまずデビューしてから色々忙しいのによくあの数のパフォーマンスを覚えて披露できたなとビビる
特に腹筋太鼓という和太鼓を寝た状態で始まり起き上がって和太鼓を叩くというパフォーマンスがある。これ体育会系の部活動に入ってた入ってる人なら分かるが、このパフォーマンスは普通の素人がそうそうやりこなせるものではない。それを辛い顔一切見せず、見せるのは気合いと魂の入った男の顔。そこからこれより上の腹筋太鼓を見せるんだから、男である自分が観たら「もう…なんかごめんね」って謝りたくなる。
一通りのパフォーマンスを終えた後、30分から40分のSnow Man主演の時代劇が始まり終盤には敵と戦う。このラストの殺陣シーンはかなり水の演出も加えながらかっこよく、時には面白くやるから子供も大興奮するはず
時代劇に関しては正直ちょっと複雑な設定があったりしてその話を広げるためには30分では足りなかったなとは思う。ただあくまで本作はエンターテイメントショーのような映画ではあるので個性的なキャラクター、笑えるシーンとカッコいい殺陣でカバーした。欲を言えばもっとシンプルでも良かったかもしれないです。江戸が悪い奴らに支配されそうで大ピンチでそれを町の人たちと成敗しよう!くらいシンプルでも良かったかも
そのシンプルなストーリーに個性的なキャラクターを崩さずに笑わせたり、ハチャメチャなことをさせても良かったのかなと感じました。ちなみに猫(?)の着ぐるみを来た人がもうひとり犬の着ぐるみを着た人としゃべるシーンがありますが、会話の途中で「このシーンいる?」っていうのはかなり笑いましたね
もうひとつ不満点を言うなら序盤や幕間の時に現れた子供のストーリーに関してはたぶんSnow Manとは違う別の視点から描きたかったのは分かりますが、この子供の設定も「Snow Manとは違う視点の人物」だけで良かったかもしれない
この子供も「ここ最近楽しくない」「訳あって外にいけない」「友達が喧嘩ばかりする」という設定をつけたけれども、最終的にこの子供がそれからどうなったか描かれていないし、特にこのストーリー無しでも映画は進行できたからこれに関してはただの蛇足のようには感じました。
その子供の隣にいた女性も字幕無しで普通に英語で喋るし、それを普通に聞き取れる子供は日本語で話して、女性も日本語を聞き取れるというなんか不思議な関係性が生まれてたのはちょっと笑いました
ただ先もいったけどあくまで本作はエンターテイメントショーのような映画ではあるし、俺みたいに変にストーリーを気にせずに純粋に楽しんだ方がいいのかもしれません
それからファンじゃなくてもSnow Manの魅力とかっこよさはこの映画で十分に伝わります。俺もそのひとりです。例えばこの映画が他のグループだったらそれはそれで面白いけど、なんかSnow Manが主役になったのはなんとなく分かります。だって普通にカリスマ性あるもん
OPのSnow Manの登場とパフォーマンスを観てもう一気に気持ちが持ってかれましたからね。演出やカメラワークが良かったというのもありますが、男の俺が言うのも気持ち悪いけどSnow Man観てさ「あーこれが王子さまってやつか」って感じたからね
そう思わせたら思わせたらで殺陣のシーンや腹筋太鼓で漢を見せて、歌やダンスシーンでクールに見せたりして、本当ズルいw
(この話で思い出したけど歌やダンスは素晴らしかったのですが、その映像が映画というよりMVを観てる気分になったのは少し残念です)
とにもかくにもひとつのエンタメムービーとしてはかなり楽しめた作品でかなり好きな部分も多い作品でした。不満点も上げましたがそんな怒るほどの不満点ではなく是非改善して欲しいなレベルです。
ラストの曲を歌ってる際にある一部の歌詞を画面に出したとき「次は舞台であって皆で楽しんで歌おうね!」ってメッセージが込められてるのを感じたらSnow Manのライブにも滝沢歌舞伎にも行ったことないのに何故か感動しちゃってw
それくらいこの作品の虜にされた証拠でしょうね。本当参りました。十分3000円の価値はあります!!
■評価
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀😀😀●●
8/10です。
一応来年もやるらしいけど、これも映画なのかな?それとも舞台?コロナの状況によりけりかもですが、もし映画ならまた観ようかなと思います。舞台はどうしても映画と比べたら高いので考えさせてください
はい、そんな感じで!
それでは!