■予告
■あらすじ
下町に店を構える人気焼肉店「根岸苑」を切り盛りする安江。ひとり息子は良人は、母の手料理を食べることが毎日の楽しみだった。しかし、ある事件がきっかけで根岸苑は閉店し、成長した良人も家を飛び出してしまう。うだつがあがらないライターとして自堕落な生活を送っていた良人は、ある日、グルメ情報サイトの立ち上げを任されることに。そして、そんな良人のもとに、家を飛び出して以来、疎遠になっていた母が倒れたとの報せが入る。
■ネタバレあり感想
『フード・ラック! 食運』
「この映画どうだった?」
「僕的には微妙だったかな。お前はトリコ?」
エンドクレジット終了後こんなやりとりをひとり脳内で寸劇していた今日この頃。
食べるのが大好きな人にとって、焼き肉が好きな人にとってはかなり大好物な作品であり、もし「男子ごはん」をやるなら作り側になるんだろうなって思う自分もこの作品はひそかに楽しみにしていた
ただ映画ひとつとして観るとかなり微妙でギリギリワーストランキング入りを回避した作品になっている。回避した理由は飯が美味そうだったから
演技は6割くらいの俳優が微妙だったし、土屋太鳳も嫌いではないが本作の演技はかなり微妙。ただキンキン騒いでるだけで特に序盤あたりはかなりイライラさせられた。けど土屋太鳳だけじゃなくて他のキャラクターたちも観ててイラッとするポイントはある
特に子役なんてあの年で「キャベツのかき氷が溶けちゃうよ」と井之頭五郎でも言わなさそうな台詞を言ったり、子役の演技は今の時代では珍しい下手くそな演技をしたり、昔の回想での子役と母親のやりとりはなんか知らんが偽物の家族のやりとりしてるような感じがしてかなり気味悪かった。家族というより焼き肉店で子供には無料で食べさせるサービスをする店主と常連の子供のやりとりに見えた
本編も設定やら脚本がガバガバな部分はある。食運を持つ主人公の能力で美味い店に行くという設定も序盤だけ。記事書くよと言ったら次のシーンであることが起きてそんな大したことでもないのに記事書くの辞めると言ったり、その後は母さんのぬか漬けを作る話になったりして、かなり右往左往している。
これに関しては俺が勝手に期待してたというのもあるが名店や隠れた美味い店を巡るというより母親に馴染みのある人たちが経営する店を歩くだけになるから、それで果たして本当に「本当に美味い焼き肉店」の記事を書けるのか疑問に感じた。
あとはあるキャラが言ってた台詞を別のシーンで主人公がまた話したり、覆面調査と言いながら途中からその設定も忘れてガンガン色んな店に電話かけてたりとか結構観ててツッコみたい部分はかなり
ありました。18年前の主人公が子供の頃の映像のなかに18年前にはなさそうな調理器具もちょいちょいあったのは笑った
それから主人公があるグルメリポーターと肉に関して討論になりその討論中映像に言った台詞が文字で現れる演出があります。これがかなりダサい。後半あたりで主人公が長い台詞で良いこと言ってるんだけどこの演出のせいで台無しになってましたね。
たぶんグルメバトル漫画みたいなやつにしたかったのかも知れませんし、リアリティー路線だから拳と拳みたいな過激なものにできないからこうしたのかも知れませんがそれでもやはり文字をつらつら流すだけなのはかなりダサいです。いっそのこと大胆に映像にエフェクトとかつけたり、もっとスピード出してくれた方が見ている人も気持ちよかったのかもしれませんね
それから普通にグルメシーン飽きます。肉ばっかだからというのもありますが、例えば料理の撮し方がほぼ同じだったというのもあります。それでも『Diner ダイナー』よりかはマシですが
それに『レディ・プレイヤー 1』と同じでゲームは観てるより自分でプレイした方が楽しいのといっしょで、食べ物も人の食べる姿を淡々と観るよりかはやはり自分で食べて焼き肉に感動する方が良いです。確かに焼き肉事態は美味そうだけど、ずっと料理を同じアングルで撮し、ずっと同じ人が演技しながら食べる姿を観てももう途中から飽きちゃいます。
まとめるとかなり良い作品だと思ったら、そんなに面白くはなかった作品かなと思いました。面白そうな商品かと思ったら色々難点があるグルメスパイザーみたいな感じ
ただ肉の映像は全体的に良かったし、美味い肉とあまり食べたくない肉を絵的に分かりやすく表現した部分は素晴らしいです。こうした映画もかなり珍しいタイプではあるからそれを挑戦した気持ちにも拍手はしたいなと。
あと何より焼肉屋の店主全員が皆カッコいいんですよね!ちなみに俺の推しは『焼き肉マウンテン』の店主推し!あの男らしさと前腕の筋肉最高なのよ!
■評価
最終評価が・・・
😀😀😀●●|●●●●●
3/10です。
そういえばトリコにも食運っていう能力があったりそれを身につける回あったよね。あれが個人的にトリコのピークかな。
あとゼブラが登場した時トリコとキャラ微妙に被ってね?って思ったの俺だけ?
それに小松にパートナーになれって皆が誘ったり言い合いになるのも「あーこれBLの薄い本が出るな」って思ったのも俺だけ?
そんな色々と語れる『トリコ』は最終までの43巻まで絶賛発売中かもしれない!今どうなってるか分からない!
ちなみにトリコで一番食べたい飯は「にんにく鳥の親子丼」!!
はい、そんな感じで!
それでは!