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映画『STAND BY ME ドラえもん2』ドラ泣きはしないが楽しめる!評価&感想【No.695】

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■作品紹介


公開日/2020年11月20日

上映時間/96分(1時間36分)

監督/八木竜一

製作国/日本

■予告


■あらすじ

ある日、優しかったおばあちゃんとの思い出のつまった古いクマのぬいぐるみを見つけたのび太は、おばあちゃんに会いたいと思い立ち、ドラえもんの反対を押し切りタイムマシンで過去へ向かう。未来から突然やってきたのび太を信じて受け入れてくれたおばあちゃんの「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」という一言で、のび太はおばあちゃんに未来の結婚式を見せようと決意する。しかし、未来の結婚式当日、新郎のび太はしずかの前から逃げ出してしまい……。

引用元:STAND BY ME ドラえもん2 : 作品情報 - 映画.com

■ネタバレあり感想

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『STAND BY ME ドラえもん2』


「ドラ泣き」「ドラ泣きマックス IMAX」などを名言を残し映画ファンたちを少しイラつかせた本作。前作も前作で感動の幕の内弁当とか言われたりして話題にはなったけど、賛否が別れる話題のされ方になりましたね。話し方が他人事のように聞こえるのは当然で実は俺は恥ずかしながら前作は未鑑賞なんです。前作を観ずに本作を鑑賞しての感想ですので悪しからず


監督は八木竜一。今回は共同監督と脚本を担当した山崎貴とはよくダッグを組んでる方。八木竜一はともかく山崎貴は前作の映画やドラゴンクエストルパン三世など話題の作品をCGアニメーションにしたがりながらも『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』などの名作も作る人ですね。今回は果たしてどうなのか


皆が結構予告の時点で酷評していたり、自分も予告が長いから映画館で流れる度にムカついてはいたからそんなに期待はしていませんでした。


ただ正直な感想を言うなら「思っていたよりは良かった」とは言っておきます。
ただたぶん俺みたいに好きな人は好きだろうし、嫌いな人は嫌いと賛否は別れる作品かなとは思いますが、結構全体的には観やすいし王道です


一応「おばあちゃんのおもいで」をベースに「のび太結婚前夜」の翌日を描いたりしたオリジナルストーリーを加えた感じにはなっていて、ただただドラえもんの人気エピソードを繋げただけという感じではなかったし、全体的にはかなり良い流れで進行していたなと思いました


このオリジナルストーリー、タイムマシンを使って過去や未来を行ききしたりタイムトラベル要素の面白い部分もあったりします。このタイムトラベル部分は基本的には分かりやすいから、時間系の映画の中では子どもにも分かりやすいし、時間系映画の入門編みたいな感じの作品として観るのもいいのかなと思います。


それからアニメーションにはびびりましたね。ドラゴンクエストとかはあまり感じなかったんですが、この作品はかなり力を入れてるなっていうのが分かります。キャラクターが近くに撮されると分かりますが髪の毛がかなりリアルだったり、喧嘩した後もしくは過去喧嘩した古傷とか薄い傷もちゃんと描かれてたり、比べるのもアレですがディズニー並みたまにディズニー以上のアニメーションを見せてくれましたね


そこからのアニメーションデザインも素晴らしかったです。タイムマシンとかの秘密道具のデザインも良かったし、タイムマシンに乗ったときの(名前がわからん)あの世界観もかっこよかったし、未来の世界のデザインもかなり素晴らしかったです。


未来の世界の町並みとか車とかも正直少年心を擽られるものだし、未来のジャイアンが持ってた携帯電話もあえてスマホじゃない全く違うデザインで正直あれ欲しいと思いましたもん。


だから個人的には監督とか製作陣がただドラえもんCGアニメーションで映画化すれば儲かるとかそんなことは考えてないとは感じたし、逆にドラえもんが好きだからこそ製作陣の好きとか子供の頃に感じた未来の理想像を描いていて、だけどドラえもんの世界観を崩さないドラえもん愛と子供のような遊び心を持った作品だと思いました。




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逆に不満点と思った部分は中盤がかなり失速したかなという点ですかね。のび太と未来ののび太が入れ替わる辺り…まぁもう終盤ちゃあ終盤なんだけどあそこら辺は失速してたなと感じました


未来ののび太の魂が入ったのび太がヤンキーに絡まれるシーンなんて、スクーターに乗るまでのやり取りが地味に長かったし、この絡まれるシーンがたまにリズム悪くなるときがありました。


妻夫木聡の演技も悪くはないし、その時の妻夫木聡の演技ものび太らしいムカつくような部分が現れてて良かったんだけど、それがかなり長すぎると流石に「上手いな」というより「ムカつくな」に変わってしまって観ててイライラしてしまうんですよね


そこからの入れ替わる秘密道具が注意喚起くらいのボイスだったのに都合よくドラえもんと会話出来てたり、急に「僕たちとの思い出を忘れちゃうの」と特に今回の映画のテーマとはあまり関係ないような感動の押し付けがあったりしてそこら辺の15分間くらいはアニメーションは良かったんだけど気持ちが冷めましたね


ただそこから終盤にかけてはかなり良くて特に未来ののび太が結婚式で挨拶するシーンで「父さん母さん、お義父さんお義母さん。あなたたちがライバルです」っていう台詞かなり名言だなと思いましたね


どうしようこれ。将来結婚式やるならこの台詞使っちゃおうかな。あーけど気取ってる感じがするからやめよ


とにもかくにも予告で思ったよりはかなり良い作品だったし、ストーリーも王道でかなり観やすいです。ただ正直ドラ泣きはしません。別にしません。
あとSF関連のツッコミ部分はあるとは思いますが、俺は頭悪いからそこら辺いまいちわからなかったのでもし気になるのであれば頭の良い映画レビューしてる方の感想を観てみてください

■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀●●●

7/10です。



個人的には知っているストーリーだから面白かったというのもあるでしょうね。そこら辺人それぞれだし賛否は別れるから様々な人の意見を楽しむのもいいかもしれませんね



はい、そんな感じで!

それでは!