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映画『魔女見習いをさがして』大人になっても奇跡も魔法もあるんだよ!大評価&感想【No.694】

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■作品紹介


公開日/2020年11月13日

上映時間/91分(1時間31分)

監督/佐藤順一 鎌谷悠

製作国/日本

■予告


■あらすじ

教員志望の大学生ソラ、帰国子女の会社員ミレ、フリーターのレイカ。年齢も住む場所も悩みも全てが違う3人だったが、不思議な巡り合わせで一緒に旅に出ることに。3人は「どれみ」にゆかりのある様々な土地を巡る旅を通し、大人になって忘れてしまっていたそれぞれの大切なものを見いだしていく。

引用元:魔女見習いをさがして : 作品情報 - 映画.com

■ネタバレあり感想

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『魔女見習いをさがして』


俺がこの世に生誕して物心ついた時にやってた『おジャ魔女どれみ
それっきり幼稚園や小学生の日曜朝の流れって戦隊ヒーロー、仮面ライダー、おじゃ魔女どれみ、デジモンとそのセトリが当たり前でした。(その後年が重なりマイメロディ金色のガッシュベルメルヘヴンハヤテのごとくなんかも観てたのは今では懐かしい話)


そんなおジャ魔女どれみの映画作品。どちらかというとどれみ達が主役ではないスピンオフ的な作品として観た方が良いのかもしれない。


ストーリーはおジャ魔女どれみを観ていた女性3人がたまたまある場所で出会い知り合ってからおジャ魔女どれみの整地などを巡る旅に出て彼女たちの友情を描きながら大人になったからこそ気づくもの、魔法とはなんだったのかを見つけるストーリー。
つまりおジャ魔女どれみのファンならかなり楽しめる映画になっていました。


今では珍しくない大好きなアニメの聖地巡礼を公式自らアニメでやったというのはかなり興味深かったし、この時代だからこそ、おジャ魔女どれみ世代が20年の時が経ったからこそ伝わるメッセージ性はかなり素晴らしかったと思います


子供の頃はとにかく何もかも猛進していて、あり得ないような夢を描いて、魔法も信じていたけれど大人になったらその気持ちが忘れてしまっていたり、前に進む怖さもあったりします。


ただ大人になっても自分の個性や性格という素晴らしい魔法がありそれが生かせることは出来るし、夢をひとつに納めがちな大人だけれど大人になってもまだまだ夢の可能性って無限なんだよと前向きにさせてくれる映画なんですよね。


それにやはり友達というのも大切で人生を楽しくさせてくれるし、自分が気づかなかったことも気づかせてくれたりする存在なんですよね。夢とか魔法も大人になったら忘れがちなんだけど、友達の大切さっていうのも大人になったら忘れてしまうような気がしてそれを改めて教えてもらった感じはしました。


それを「大人になったどれみ達」ではなくて「どれみ達に憧れた大人たち」という視点で描いたのがより素晴らしかったです。子供の頃に楽しんで観て学んだはずなのにそれが大人になったらふと忘れる。そしてまた振り替えったらまた学ぶというのは「大人が正解」という固定観念をぶっ壊して大人もまだ学ぶことが出来るというのを伝えてたように感じました


もしこれが大人になったどれみ達であれば面白いっちゃあ面白いけどメッセージ性は伝わりにくかったですし、あくまで主人公をどれみのアニメファンという客観的立場にして、どれみたちは憧れの存在にしたことで『おジャ魔女どれみ』という作品の説得力が増したのかなと思いました。だから俺はこの設定はかなり大正解だと思います




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主演3人の声優演技に関しては良かったと思います。良かったというより中盤からやっと慣れてきて馴染んできた感じはしますが。
特に百田夏菜子は素晴らしかったです。広島弁の良し悪しは置いといて、演技としては全然違和感なかったし、特に別れた父親と再開した際にあることがきっかけで泣きながら部屋を出るシーンがありますがそこの細かい演技がリアリティーあるしかなり素晴らしかったです。この演技に関しては文句はありません


けれど逆にどれみ達以外の一部の本家の声優の演技がかなり違和感あったんですよね。違和感というかかなり極端な演技が強かったんですよ。


確かに平成初期辺りの子供向けアニメって極端な演技の人は多かったし、『おジャ魔女どれみ』だからこそそれに近いものにしようとしたのでしょうが、やっぱりこの極端な演技って聞いてて恥ずかしくなるんですよねw


わざとらしくゴマすりする上司の演技とか、今でもオペラを歌いそうな大学の教員とかね。特に石田彰とかのベテラン声優の演技を聞いてても分かるんだけど変に言葉ひとつひとつ立てた喋り方してたり、やっぱり違和感あるのか序盤の石田彰の演技がなんか聞いてる限りキツそうだったんですよね。
後半からモブキャラが自然な演技が多くなったから尚更序盤のモブキャラの演技に違和感があったんですよ


あと個人的に中盤辺りの要素の大体が『おジャ魔女どれみ』であるべきなのか疑問に感じる部分があって。
普通の女子旅で話が進んだら忘れたころに魔法玉とかおジャ魔女どれみ要素が出てきたりしてさ


それから主人公3人がそれぞれ違った社会の悩みがあってそれを旅しながら解決するのは面白かった。ただ3人それぞれ違った悩みだから面白いんだけど、わざわざ3人に恋愛の悩みを抱かせる意味あったのかなと感じたりして


百田夏菜子演じるキャラがクズ彼氏と付き合ってるけどなかなか別れが切り出せないってだけでも良かったのに、それを別の二人の恋愛物語を後半に見てるんです。観てて確かに面白かったちゃあ面白かったんだけど、ちょっと同じような悩みを見せられるとお腹いっぱいなんですよね


全体的にはクスッと笑える要素はあるし、アニメーションも素晴らしいし、ラストもじわっと来たりして良かった作品ではあります。
ただ個人的には不満点は怒りが現れるレベルではないけど、いつも同じ場所に置いてあるリモコンが別の場所にあって気になるなくらいのレベルの不満が何点かあったから傑作とは言いにくい作品かなと感じました。


ただファンは楽しめるし、ファンじゃなくても背中を優しく押してくれた気持ちになる応援ムービーになっているのかなと思いました。


ちなみに俺は『おジャ魔女どれみ』だとおんぷ推しです

■評価

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最終評価は・・・





😄😄😄😄😄|😄😄😄●●

8/10です。



〆の言葉思い付かないな。あ、そうだ。
おジャ魔女どれみ』のOP「おジャ魔女カーニバル!!」の歌ってみたで俺が好きな歌ってみた動画載せとこ


…なんだこのラインナップ





はい、そんな感じで!

それでは!