■予告
■あらすじ
「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く。
■ネタバレあり感想
『TNENT テネット』(原題:TNENT)
本日もネタバレありで感想を話します。まだ未見の方は鑑賞してからの閲覧をオススメします。ちなみにこれと言った考察や解説はしません
『ダンケルク』からの新作ですね。
そういえば『インセプション』の映像からの『ドクター・ストレンジ』がその進化版を見せて、『ドクター・ストレンジ』の時間の巻き戻した世界の戦いからその進化版が本作『テネット』の繋がりが見えてしまい、是非『ドクター・ストレンジ3』があるならばクリストファー・ノーラン監督に声かけてほしいなと思うばかり
そんな少し上手を行く発想で映画を作り上げるノーラン監督の本作は時間の巻き戻しをテーマにしています。そのテーマを舞台に元FBIの主人公が第三次世界大戦を防ぐ為に極秘のスパイ活動を行う作品になっています。
まず最初に言うならこの映画はかなり人によっては難解です。難解だからたぶんかなり好き嫌いが別れる作品になっているのかなと思います。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな時間系で誰もが楽しめる作品という作品ではあまり無いのかなと思います。かなり難しいワードや説明はされるし、映像もしっかり観ておかないと何が起きてるのか今何があったのかということが起きてしまいます。しかも今までの時間系で言えばありそうでなかったことをやってしまった作品でもあります。
たぶん序盤から置いてけぼりにされる人もいるかもしれません。予告終わったあといきなり始まって、いきなりとある場所で主人公がミッションをこなしているんですからね。
だから人によっては本当に映像からでも会話からでも意味が分からない状態は続くのかな
だけれど分からないからつまらないという訳ではないんですよ。分からないからこそこの映画が夢中になれるというか、夢中になるから「2回目観たらまた何か気づくかもしれない」「じゃあ今度は考察記事を読んでまた再視聴しよう!」「あそこのシーンはこういうことだったんだ。じゃあまた見直そう」とリピートはしたくなる気持ちにはなります。
そういう意味では本当にこの記事がただの個人的な感想記事ですまないと思ってる。ごめんね!
そういう意味ではこの映画は人によりけりだけど分からないし意味は分からないかもしれない。けれどまたリピートしたい気持ちにはなれるし、かなり脳みそには刺激が良い作品にはなる作品なんですよね。
個人的に実はノーラン作品のアクションってあまり好きじゃなくて、大好きな『ダークナイト』もアクションが微妙にダサいと不満に漏らすくらいなんですが、個人的に本作のアクションは素晴らしかったと思います。
なんか監督が007好きらしいですね。本作もスパイ映画だから自分の映画に得意な物と自分の好きなものを取り入れたという意味では製作陣の映画に対する愛は感じられるし、力が入ってるのも分かります。
やはり時間の逆行を取り入れたアクションが観ていて面白かったというのもありますが、普通にアクションとして楽しむ分にも面白いんですよね。キッチンの戦いとかさ。個人的にはカーチェイスシーンとラストの戦場での戦いもかなり興奮はしましたよ
本作もかなり映像に力を取り入れてたのが分かります。空港の爆破シーンもCGを使わなかった話しは公開前から聞きましたが、映画全部見終わるとあれ前半部分の1回だけで撮ってるわけじゃないよね。いやその日に撮影してるんだろうけどさ、そこから後半部分のシーンも撮影するから大変だよね。それとも一変に撮ってるのかな?
だから常にどうやって撮影してるんだろうってシーンが多くあったし、逆行しているシーンは流石に編集はしてるだろうし一部はCGは使ってはいるんだろうけど、それでも一回も偽物ぽいなと思うことはなかったですね。
個人的にはあまり物語事態序盤とかはノれなくて少し退屈だなと思うことはありました。まぁかなり眠かったというのもありますが。ただ後半から映画の方向性とかやりたいことを分かってからかなり楽しめたし、「流石ノーランだな」としか思えませんでしたね。
結構この序盤から物語がどの方向へ向かうのかとか、この映画の世界観や設定を暗示するシーンが現れててたぶん見返したらまた見方が違ってくる部分もあるのかなと。例えば主人公が線路内で拷問されてる時も両側に通る電車なんて世界観を暗示させてたりしてましたからね
話を戻すとこの後半からの流れがかなり観ていて気持ち良くて、もう伏線回収なんかも素晴らしいんですよ。映画の世界観を知れた気持ち良さと合間ってさ!
自称伏線回収邦画!これが伏線回収だよ!
ただ出きる限り良い部分をあげても分かりにくい人には分かりにくいでしょうw
まぁ俺もセリフ回しとか分かりにくかったのは確かなんですよね。
けど時間云々とか物理学云々の用語だらけの会話で、字幕って映像と文字を一緒に見せる為に本来の言葉を略して会話を成立させなきゃいけないわけだから、字幕を担当した人は大変な仕事だったと思うよ
俺的には映画全体として分かりにくい箇所はあるけどのめり込めたし、また観たいと思える作品で「感じろ」という言葉に似合うようにまさに娯楽作品としては2020年公開作品の中ではかなり楽しめたよ。
とりあえず「難解だった」という人は映画レビューしてる人の考察だったり、パンフレット観るのをオススメするよ。パンフレットは関係図や用語解説、逆行のシステムとか解説があるから買うにはオススメだし、これを観てから観るのもいいかもね。
とりあえず次観るときは湯川学も連れて見に行くよ
■評価
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀😀😀😀😀
10/10です。
とりあえず2020のベスト候補は確実の作品です。一回観るにはかなり価値のある作品ですし、余裕があればIMAXで観るのをオススメします。
はい、そんな感じで!
それでは!