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映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PLEY』鳥は自由に羽ばたけるか?評価&感想【No.657】

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■作品紹介


公開日/2020年3月20日

上映時間/109分(1時間49分)

監督/キャシー・ヤン

製作国/アメリ

■予告


■あらすじ

悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から解放されて覚醒したハーレイ・クイン。モラルのない天真爛漫な暴れっぷりで街中の悪党たちの恨みを買う彼女は、謎のダイヤを盗んだ少女カサンドラをめぐって、残忍でサイコな敵ブラックマスクと対立。その容赦のない戦いに向け、ハーレイはクセ者だらけの新たな最凶チームを結成する。

引用元:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY : 作品情報 - 映画.com

■ネタバレあり感想

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PLEY』(原題:Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)


いきなりですがこの邦題結構個人的に気に入ってるんですよ。なんか日本語の良さを改めて感じるというか。けれども中には気にくわないという人もいまして。たぶんこの邦題を褒めてるのも俺くらいかもしれないですね


「BIRDS OF PLEY」を日本語訳したら「猛鳥類」とかって意味らしくじゃあ「猛鳥」とかってタイトルにしたらアレだし、じゃあ英語をカタカナにしようとすればまた文句言われるしで、なんともまぁ映画ファンというのは自分でいうのもアレですがメンドクセーな別に気にしなくてもいいのにと思うわけです。


タイトルよりかは中身が肝心で映画が面白いか面白くないかが俺の中では大事だから、確かにタイトルは大事な役割だけどそんなグチグチ言わんでもいいのではと。洋画の邦題はアダ名みたいなものだと考えれば多少は気が楽になるのではないでしょうか。
というなんか分からない提案をしたところでやっとクソな雑談を終えて本題。


ワンダーウーマン』『キャプテン・マーベル』などの女性ヒーロー映画や『ゴーストバスターズ』『オーシャンズ8』など女性版にしたリメイク作品などハリウッドでは女性を主人公にした映画がかなりあって、正直それらと同じ部類になるんじゃないかなとは思ってました


「男がいなくても女性は強い」「可愛らしさや美しさがあっても女には男にはない強さを持っている」とか言いたいことは分かるけど、それが少しテンプレ化してきたというか大体そうしたテーマばかりになってきてるというか


本作も確かにそれに近い部分はありますが、さっきあげた映画たちと比べると正直に言うなら俺はこの作品をオススメしたいです。かなり大好きな作品でした。


とりあえず『スーサイドスクワッド』で初登場したハーレイですが、その『スーサイドスクワッド』を観なくても大抵の話が分かるのが良かったポイント。DCユニバースが時系列の強さではなく個々の作品を強くする形にシフトチェンジしたから、今回もその強さを生かしたのでしょう


さらに『スーサイドスクワッド』の悪い部分を改善してたのも良かったです。特にコメディ部分。『スーサイドスクワッド』はハーレイがジョーク言ったり、笑えるポイントがあっても結構周りのキャラクターが真面目だったり、映像や雰囲気が暗いからそうした笑いが合わなかったのとが『スーサイドスクワッド』の欠点の特徴ではあります。


それを反省したのか今作はハーレイのジョークだったりアクションでの笑いの取り方なども映画事態が明るくカラフルだったからかなり合ってて観ていて楽しかったです。


そのアクションも素晴らしかったです。『スーサイドスクワッド』で足りなかったもうひとつの要因がアクションでこのアクションも見ごたえありました。絵的にもカラフルで芸術的に仕上がっているんですが、ハーレイがあそこまで動いてアクションするのは驚きましたね。


ジョーカーの裏で動いているとだけあって文句無しの身のこなしだし、あのレベルまで行かないと確かにジョーカーの無茶な要求も叶うんだろうなと納得はしますよ。それに『スーサイドスクワッド』で銃を撃ってバットを振ってただけの彼女が本作はキレキレのアクションを見せるとなるとマーゴット・ロビーも相当な筋トレと練習をしたんでしょう


あの梯子にぶら下がってから上っていくシーンがありますが、あれ軽くやってそうに見えて相当筋トレしないとできませんからね。腕というよりあそこは背中の力が必要になるし背中は鍛えるのが難しい箇所でもありますからあのシーンだけでも相当なトレーニングをしてたのが分かります。さあいつからこのブログは筋トレブログになったのかな?




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映画事態がハーレイがジョーカーと別れてしまい覚醒するという話しではありますが、ハーレイ以外の女性キャラクターも何かしらから脱出をして覚醒を望むキャラクターとして描かれてましたね。


この映画が結構「小鳥」とか「檻」などの言葉が出まくってて、映像の中にも鳥が飛び立つ描写は何度かあります。たぶんたまたまそこにいた可能性もありますが。
少し解釈するなら女性たちが何かしらの檻に縛られていて、彼女たちが檻から出たとき自由に羽ばたけることができるのかという映画にも見れます。そういう意味では『リズと青い鳥』に似てます


ハーレイはジョーカーという恋人、ハントレスは復讐、ブラックキャナリーはブラックマスク、レニー・モントーヤは仕事やクソ仕事仲間など何かしらの束縛がありそこから解放したいと思っています。


ブラックマスクはブラックキャナリーに「俺がいないとダメだ」とかハーレイには「ジョーカーがいないとなにもできない」と束縛などをするクソな男性像を表していましたね。
ようは「女性なんて何かに縛られていないと何もできない」「女性はずっと檻の中で鳴いてればいい」と女性を軽視したクソな男達をぶっ飛ばすストレス発散作品なんじゃないかと思います。


だから驚いたのはスーサイドでは描ききれなかったキャラクターの成長がしっかり描かれていて、特にやはりハーレイに関してはその成長というのが正直分かりにくい部分はありますが描かれてたんじゃないのかなと思います。


ハーレイ自信がなにを目的にして生きていたいのか、ひとりになった彼女が自分自身の存在を再確認するとか、檻の中で安心していたひとりの女性が世界に羽ばたいた時の悩みや葛藤なんかも描かれてたんじゃないのかなと思います。


そう考えると今作での極端な「男対女」という描写は俺的にはこれくらい極端でいいのかなとは思います。男性の描かれ方についての意見は分からなくもないけど、あくまで今回は女性を束縛するクソな男達をぶっ飛す作品になっているし、基本的にアクション多めでコメディではあるから変に複雑化しなくて良かったかもしれません。


色々いいましたがそんなにストーリーも複雑ではないし、誰でも楽しめるアクション映画になっています。ストレスが溜まってたりクソな彼氏がいる女性は必見だし、男性も勿論楽しめる作品なんじゃないでしょうか。


なんかチラホラと「ハーレイはジョーカーと一緒にいてこそ輝くのに単独は勿体ない」と言ってる人がいますが、人の感想に愚痴ってもアレですけどブラックマスクみたいにそういう人は女性を束縛する人なのかなと思ったり、
ハーレイの髪型に関しての意見もなんか自分の理想の女性じゃないと気にくわない人なんじゃないかとかそんなどうでもいいことを考えたりしますよ


■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀😀😀😀

10/10です。



以外だなとたぶん皆さん思うかもしれない評価ですが俺的にはDCユニバースの中ではかなり好きな映画になりました。今後のDCユニバース作品がどうなるかまた楽しみになってきた作品でしたね。ぜひ観ることをオススメします





はい、そんな感じで!

それでは!