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映画『初恋』恋が走り出したら 君が止まらない!評価&感想【No.650】

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■映画情報


公開日/2020年2月28日

上映時間/115分(1時間55分)

監督/三池崇史

制作国/日本

■あらすじ

天涯孤独の身で類まれな才能を持つ天才ボクサーの葛城レオは、試合でまさかのKO負けを喫し病院へとかつぎこまれた。医師から自分の余命がわずかであるという事実を突きつけられ、自暴自棄になりながら歌舞伎町の街を歩くレオの目に男に追われる少女モニカの姿が飛び込んでくる。ただごとではない様子からレオが反射的にパンチを食らわせた男は、ヤクザと裏で手を組む悪徳刑事・大伴だった。モニカは親の虐待から逃れるため歌舞伎町に流れ着き、ヤクザにとらわれていたという。レオは彼女を救うことを決意するが、その選択はレオがヤクザと大伴から追われる身となることを意味していた。

引用元:初恋 : 作品情報 - 映画.com

■ネタバレあり感想

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『初恋』


正直言うなら俺は三池崇史作品はあまり好きではない。というか愛称が悪いと言いますか。
三池崇史監督作品は沢山あるから全部は見たことはないけど、世間からしたらヤクザ映画を作ったりアニメの実写化をしたりすると認知する人もいたりするわけで


最近だと『ジョジョの奇妙な冒険』『無限の住人』『テラフォーマーズ』を製作するも失敗したり、『オーディション』『藁の楯』で当たり作品を製作したり、またある時は『風に立つライオン』と感動系の作品を作った次の作品で『極道大戦争』という映画を作ったり。とりあえず個人的に三池崇史は色々と挑戦するチャレンジャーであるのかなと思ったりしてます。


そんな『ラプラスの魔女』という駄作を製作してから早2年。(『その瞬間、僕は泣きたくなった』という作品もありますがあれは複数の監督が製作したオムニバス映画なので今回は割愛)
良くも悪くも待望の新作が発表。さらに久々の三池崇史オリジナル製作映画になっています。そして先行上映された海外の反応もかなり良いらしい


じゃあ、あまり三池崇史の映画が好きではない俺はどうだったか?


めちゃくちゃ良かった


誰もが理解できる分かりやすいストーリーの中で繰り広げられる論争と逃走劇を描いた作品。逃げている最中にヤクザとか、中国マフィアとか悪徳刑事の絡みも入り結構ごちゃごちゃするのかなと思ったが意外とバランスが取れている。いやごちゃごちゃはするにはするけど、このごちゃごちゃ感が最高なんですよ


あまり語るような作品ではないし、解説やら考察をするような作品ではないかな。ただここ最近の素晴らしい邦画によくある「何か考えさせられる映画」「メッセージを受けとる作品」に少し疲れたら観るような作品だし、逆にこういう何も考えずに観れちゃう日本映画というのはもう珍しいからかなり観てたとき新鮮でしたね。


勿論メッセージがあるにはあるんですけどね。「仁」とは何かとか、「愛」とはなんなのかとか。ただ俺的にはこの映画で一番伝わったのは「生きること」なんです。


今の若者…という表現はアレな気がしますがとりあえず語りやすくする為に言うなら今の若者は自分が何かなりたいもの、なれなくても仕事やスポーツでの取り組みもどこかダラダラしたりやる気がなかったり、ただただ流れに身を任せるような生き方をしていて、それが今回の主人公であるレオの人物像になっていました。


ただそれは大切な人がいるかいないかで取り組み方も変わるし、生きることにたいしてのやる気も変わっていくのかなと。レオはずっとひとりで生きてきて、何のためにボクシングをしてるか分からない状態。しかしモニカと出会いモニカと生きると決めた彼はより「生きる」ことに対しての見方が変わりましたね。最初とラストの練習風景から彼がどれだけ変わった観て分かります。


「人の為に生きる」「大切な人がいるから頑張れる」どこでも聞くようなメッセージであり、ありきたりで聞き飽きた言葉ではありますが、見終わった後今の時代この言葉が消えていってる感覚はあるし、これを胸に生きてる人は果たしてどれくらいいるんだろうと感じました。
それを思い出させてくれたというか、また生きることに対しての灯火がまた点いたようなそんな作品になってましたね。




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俳優の演技も素晴らしかったですね。今年あまり邦画で良い演技が観れたような感覚はなかったので、良い演技が見れて良かったです。


それぞれの俳優の個性が現れるように俳優に合ったキャラクターをしっかりキャスティングしているのが分かります。最初このキャスティングが少し地味だなとは思いましたが、最後まで見るとこのキャスティングじゃないとこの映画は成り立たないし、このキャストでないとあのキャラクターは演じきれないでしょう。


てかアレは演じてたのかな?演じてるというよりもう俳優人が今までのストレスをこれでもかと解消したような演技の仕方をしてましたね。だから大声上げたりする演技も不快に思わなかったし、むしろ見ていて笑えるというか本当清々しい気分になれます。


キャラクターで言えば好きなキャラクターは沢山いますが、強いて素晴らしいなと思った俳優は多くの人が言うようにベッキーでしたね。あれは彼女でなければ勤まらない役ですよ。なんかベッキーが叫んだりするシーンを見かけた一般人が「あれが映画の撮影ならいいな」と心配するくらいの発狂ぶりだったらしいね。どんだけだよ。生で見たかったわ

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演出も素晴らしくカッコつける部分もカッコ良く撮せたり、お洒落な部分もお洒落に撮すなど、脚本もそうですが何もかもが三池崇史の思い通りに行き、すべてのことが上手く的を得たような作品でもありますね。


特に終盤は高い場所から車を走らせ警察から逃げるという演出は下手な邦画なら高い場所から車が飛び立つという演出は下手なCGで済ませることを、この映画ではアニメーションという力でそれを上手くカッコ良く疲労しましたね。正直あのシーンは痺れました


唯一不満点を言うなら序盤がかなりだらけてしまってたことでしょう。キャラクター紹介もあり、エンジンのようにだんだんと熱くなる作品ではありますが、後半からの笑える部分や怒涛な展開を見せつけられるとあの序盤はかなりスローテンポで勿体ないなとは感じましたね


結局のところ恋愛映画ではありますが、恋愛映画というには少し異色です。けれども娯楽性は非常に高く年齢指定はありますが老若男女だれもが楽しめる作品にはなってましたね。ヤクザ映画初心者の方でも必見な作品です!



■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀😀😀●

9/10です。



序盤のスローな展開を抜けば完璧に近い娯楽作品だったかなとは思いますが、9点と点けましたが10点に近い9 だと思って良いです。
誰にでもオススメできる作品になってますので是非鑑賞してみてください





はい、そんな感じで!

それでは!