■予告
■あらすじ
雪と氷に覆われたアレンデール王国に陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナ。氷や雪を操る魔法の力を持つ“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、仲間たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、エルサにしか聞こえない不思議な歌声により、姉妹は未知の世界へと導かれる。それは、エルサの魔法の力の秘密を解き明かす冒険の始まりだった。姉妹は仲間のオラフやクリストフとともに、数々の試練に立ち向かっていく。
■作品紹介
ディズニーアニメーション映画で続編が劇場公開されるの地味にこれが初じゃね?と思ったら、『シュガー・ラッシュ』があったわ
どうも、KOUTAです。
今回はこちら。
世界で大ヒットして特に日本ではあまりの熱狂ぶりにエルサの氷の魔法が溶けるんじゃないかってくらい当時の日本の興行収入に躍り出たディズニー映画『アナと雪の女王』の続編作品。
レリゴーレリゴーと皆に歌われ、数々の短編を作りながらも『アナと雪の女王 家族の思い出』は長すぎると軽く批判され、そもそも短編作りすぎなんじゃないかと思われ、テレビで放送されたときの「皆でうたおう!」企画も批判され、ついにランドのアナ雪のイベントもミニーに変わり、そしてオラフの声優であったピエール瀧が捕まり日がたつとジョークとして使われ色々とあったがついにその続編が完成!
そんな『アナと雪の女王2』(原題:Frozen 2)を紹介していきます。
一応前作は見てます。内容はとりあえず覚えてますが、そんなに熱狂するほどいい作品ではないなという印象でしたね。一応レビューはしてますが点数は10点中4点くらいだったような気がする。間違えてたらすいません。前作以外の短編は『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』以外は見てます。あのエルサがくしゃみするやつね。可愛いよね
ほかの今年のディズニー映画でも何度か言っとるけど、別に続編は求めてなかったというのが正直な反応で、やっぱり売れたからやっとこうかってノリに見えちゃうし、そんなノリだから内容も内容でなんかありきたりなんですよね。まぁ見る前にそんなことをいうのはあれだけどさ。(ネタバレありレビュー前のこの文はほとんど鑑賞前に書いてます)
見る前にグチグチいうのもあれだけど、魔法の秘密とかは別にそんなに興味はないし今までの「たまたまだよね」っていう感じで流してたやん。じゃあ白雪姫やオーロラ姫がなんでキスで目覚めるの?とか、なんてポカホンタスは常に風が吹いて髪がなびくの?とか、なんで『ズートピア』の世界は動物だけなの?とかも秘密を明かしてくださいよって言いたくなりますよ。
まぁ、そんな見る前からディズニーの映画制作のやり方にグチグチ言ったりするのもあれだし、続編作っちまったならじゃあちゃんと見ないとねって話しに収まりますから、とりあえずレッツら鑑賞していきましょう!
ここからはネタバレありのレビューになります!
■ネタバレあり感想
なんか結構有名なブロガーさん中心にこの映画をどう評価していいかわからないという感想がちらほら目立つけど、俺は逆に語りたいことがありすぎて見終わって早く書きたい欲がうずうずしてたまんねぇーんだぞ!(悟空風)
もちろん、悪い意味でな!!
とりあえず良い部分から話すなら予告でも思いましたが映像はかなり綺麗になってます。前作よりも確実に進化してるし、映像としての表現も見ていて楽しいし映像だけで鳥肌たつ部分もありましたね。
あと今回キャラクターデザインをした人は良い仕事したなと思います。エルサとアナの服装や髪型は可愛らしいし、同時に少し成長して大人になった雰囲気を産み出してましたね。やっぱり見た目の印象って変わるものだし、アニメでもそういうのが出きるんですね。あとカラフルな風景を邪魔しないように黒や白をメインにした服装も個人的には良かったと思います。
あと俺はあの姉妹ならアナ推しなんですけど、今回はよりエルサの魅力が出ていましたね。戦闘シーンはかっこいいし、序盤のクッションを抱きながら皆で遊んでたり、少し毒を吐くようになったりして前作ではあまり見られなかった素のエルサを見れた気がします。最終的な白いドレスのエルサも素晴らしかったですね。たぶん来年のディズニーハロウィンあれを仮装にする人は増えるでしょう。
良い部分は以上です。今から悪い部分を話すと前作より低下していたのはミュージカル曲です。まだ前作はミュージカル曲が多くても、多少は耳に残る曲はありました。
今作は前作とは違い映像ありきであったり、映像がないと盛り上がらない曲は少なめでひとつの曲として勝負してました。それは良いです
それは良いんだけど1曲を除いてすべての曲が耳に残らないし、もう一度聞きたいなって言える曲はなにもなかったです。映画を見終わって30分くらい経ってこの記事を書いてますが、もうどんな曲があったか忘れました。それくらいどうでもよくてクオリティの低い曲が多かったです。
まだ『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』がクオリティは高かったし、曲としても素晴らしくて松たか子の歌も良かったです。
どうでも良いけど最近のディズニー楽曲のタイトル「○○○○ 心の××」みたいなタイトル多いですよね。どんだけハート大好きなんだよ。
ストーリーにしてもなんか内容薄いのもありますが、メッセージ性がありきたりなんですよね。メッセージ性が薄い原因としてはふたつあって、ひとつは伝えたいことが多すぎて細々してしまったことでしょう。
「自然を大切にしないとダメ」「自然と人は共存できるのか」「自然も生きている」という幼稚園の先生が子供たちに教えてくれるようなメッセージから、「家族の絆」「愛する人を信じること」さらには「ありのままの自分でいないさい」とかもう前作でやったようなものをまたぶり返していました。なにより「ありのまま」っていうのもアナ雪辺りからよくディズニー映画で取り入れてますよね。
ディズニー様、もうこのメッセージ飽きました
さらに「自然を大切に」というメッセージも今も地球温暖化問題は続いてますが、今それが重大なニュースになってるかと言われたらそうでもないし、なにより自然云々の話題はもう過去のディズニー作品で取り上げているんですよ。俺は同じようなメッセージ性でストーリーもミュージカルもクオリティが高いものならこれよりも『ポカホンタス』『ターザン』『バンビ』などをオススメします。こっちの方がよっぽど面白いです。
それから「過去の過ちを正さないと未来はない」というメッセージ事態も良いんだけど、どうも弱いんですよね。もう「自然を大切に」という部分もダムの話しの件から分かるし、過去の過ち云々の話しも結局誰かしらバカなことやったんだろ、どうせディズニーのことだからと見てしまったからそのメッセージもなんか弱くなってしまって。
全体を通して見るとミュージカル曲やストーリーにはがっかりしたし、ツッコみたい部分もあってなんか勿体ない作品でしたね。とりあえず大ヒットしたから続編作ったけどどんなのにするか決めてなかったから色々と後付けしたようなそんな作品でしたね。俺は前作に強い気持ちはありませんが、『アナ雪』が好きな人はがっかりするでしょう。
ちなみにさ、クリストフのメイン曲が一曲あるんだけど、あれは笑わせに来てるの?曲としても映画の雰囲気にあってないし、なんか売れてるのか売れてないのか分からないミュージシャンのミュージックビデオみたいだし、クリストフの顔がめちゃくちゃどアップするしで、俺笑いこらえるの必死だったわw
あとエルサはモアナとかラプンツェルとか集めて、ユニバース化しろ!いや、してください!!
■評価
最終評価は・・・
😀😀😀😀●|●●●●●
4/10です。
劇場を出た女性の方々はエルサを見て元気を貰えたと言ってたし、子供たちも満足そうにしてたからとりあえずは皆で楽しめるにはちょうどいい作品なのかなとは思いました。けど前作ほど大ヒットはしないだろうね。
はい、そんな感じで!
それでは!