どうも、KOUTAです。
まとめて映画レビューをしていきますよ。今回もDVDで観た作品4作品を軽くレビューをしていきますよ。ではいきましょう
『翔んで埼玉』【No.620】
■ネタバレあり感想
今年邦画の中では一番話題が上がった作品ですね。興行収入的にも成功を収めた80年代の漫画を実写映画化した作品ですね。
え?一番話題なのは実写版『かぐや様は告らせたい』だって?何それ?不味そうな料理は美味しいの?
ある意味どこへ向かうか分からない地図のないような迷路に放り投げられた気分を味わえる作品でしたね。そのいくつかの迷路の笑いと言う名の仕掛けがどれも面白くて、結構飽きずに観れます。
俺は埼玉県在住ではありませんが、たぶん埼玉や千葉に住んでればこうしたご当地ネタもほぼ分かって楽しめるのかなとは思いますが、それでも埼玉や千葉在住じゃない人でもその馬鹿馬鹿しさなどに笑えてしまう部分はあるのかなと思います。
そんな馬鹿馬鹿しいギャグがてんこ盛りなのに、さらにそこにカリスマ性溢れるGACKTや演技派女優の二階堂ふみ、同じく演技派俳優の伊勢谷友介が「なぜこの映画のためにそこまで本気で演技をしてくれるんだろう」と疑問をぶちまけたいくらい演技にも笑えてしまうから凄い作品ですよ
日本の実写映画としてはセットや服装などはかなり本気だと分かり、そのこだわりようも凄いです。しかし、やはり二階堂ふみなどのキャラクターたちはコスプレ感はあります。けどコスプレに見えると思ったことは観ててあまり感じなく、GACKTや二階堂ふみのキャラクターたちの世界はあくまで『都市伝説』という形に持ってきたのは上手すぎて涙が出てきます。だからコスプレ感のある服装もすぐ受け入れてしまいます。
その『都市伝説』としての形も忘れずに最後まで持ってったのは素晴らしいですね。埼玉がじわじわと全国をのっとり、ガリガリ君やファミリーマートで日本を埼玉化する計画があるというあくまでフィクションだとは思いますが、結構『都市伝説』のような怖さはしっかりあったし、形だけで終わらせなかったのは良かったですね
不満点を言うなら都市伝説パートと現代パートの二つがありますが、そのどちらのパートも面白いです。面白いんですがなんか二つのパートの行き来が少し多くて都市伝説パートでやっと熱が高まったら現代パートになると熱が冷めてしまうというのはありました。
あと「あくまでフィクション」という部分もいろんな人に怒られない為なのは分かるんだけど、なんか劇中であそこまでやったならそんな逃げを捨てろよと思ったりもしましたね。そこは『銀魂』を見習って良いと思います。
それからエンディングのはなわの曲の埼玉あるあるが結構面白いし、埼玉のあるあるで「へー!」って唸ったのがこのはなわのエンディングだけだったというのも少し勿体なかったですね。
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀😀●●●
7/10です。
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(原題:Bajrangi Bhaijaan)【No.621】
■ネタバレあり感想
2019年がまだまだ始まったばかりに公開されたインド映画。インドでは2か3年前に公開されてましたが、かなりの興行収入を得たとか。そして2019年日本でも映画ファンの間ではその面白さや感動で話題を呼び、今年のベストにしたがる人も結構見かけました。
俺は別に今年のベストまでとはいかないなとは思いつつも、内容はかなり面白くて2時間を軽く越えながらもその時間を忘れさせてくれるほど楽しめた映画でした。
受験生の自殺率問題などを描いた『きっとうまくいく』宗教の神様の存在を提示した『PK ピーケイ』(2016年個人的にベスト映画)、子供の貧困問題を見せてきた『ピザ!』などこれらのようにインドはその時代の問題や続いてる問題に対して提示しながらエンタメ的に楽しめる作品を作り上げることが上手いですが、今回もそうだったのかなと思います
子役の女の子はとても可愛らしくて演技は素晴らしかったし、ここ最近のインド映画の中では映像も綺麗で、主人公のババジュランギおじさんの初登場するミュージカルシーンは今年のミュージカル映画の中では好きなシーンでした。また結構ミュージカルとドラマ映画のバランスもよかったかなと思います。
ただツッコミところは多少あったし、俺はインドには行ったことないから分からないんだけど、たぶんインドとパキスタンって言葉が違うんじゃないかな?なんで言葉が通じちゃうんだろうなって疑問には思ってしまいます。
後は途中バジュランギおじさんの優しい態度が観ていてムカついてしまうシーンがあって、女性がよく言う「優しい男は好きだけど優しすぎる男は嫌い」という意味も分かりました。
それから後半からラストまでの展開がかなり読めちゃうくらい普通で、ラストに至っては喋れなかった女の子が喋れるようになるという展開も分かってはいたから別にそんなに感動は出来ません。
人によっては感動は出来るし、感動できなくてもミュージカルあり、アクションあり、冒険ありのエンタメ性に溢れた作品ながらメッセージ性もしっかりある作品だったなと思いました。
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀😀●●●
7/10です。
『愛がなんだ』【No.621】
■ネタバレあり感想
これも結構話題に上がった作品でしたね。一応公開当時近くの行きつけの映画館ではやってたんですが、観る時間がなくてDVDで鑑賞しました。正直あまり語れるほどそんなに好きではなかったし、鑑賞してから少し時間が空いたんですがなんかどんな映画だったか印象が薄い作品だったなと思いました。
「いつから純粋に好きな人に好きと言えなくなったんだろう」っていうテーマだとか、恋とも愛とも言えない関係性を画くのは別に良かったんだけど、俺がそういう経験をしてないからかもしれないんだけど、あまりこのキャラクターたちには一切共感できなくて、しかも皆行動だとか考えがバカにしか見えないんですよね
見方の問題かもしれないんだけど、好きな人からしたら共感はできるけど、俺みたいに共感できない人はヒロインがダメダメな男にハマり続ける姿を見せられてるだけだし、「今の人はこういう男性を好むんだなぁ」となんか上から目線なんだけど少し悲しくなりましたね。
台詞も半分くらいがポエムみたいで虫酸が走るし、やっぱりキャラクターには共感できないし、途中でヒロインになぜラップみたいなことをやらせたのかも分からなかったし、あのままヒロインがラップの世界に入って大会で好きになった人に対して本音をぶちまけたら最高だったなとか思ったりして。まぁ用は単純に自分には合いませんでした。
ただYouTubeで映画の批評や考察をしているKokkyさんの動画を観て、少し見方は変わりました。映画の中で自然と使われてた飲み物が以外や以外と実はキャラクターの心情を表してたとは思いませんでしたね。一応動画はこちらに載せて置きますね
【実は激ヤバホラー映画!?】『愛がなんだ』今泉力哉監督/岸井ゆきの/成田凌【解説レビュー】1分映画批評
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀●●●●
6/10です。
『さよならくちびる』【No.622】
■ネタバレあり感想
こちらも話題がかなり上がった作品で、近くの映画館ではやってましたが時間がなくて観れずにDVDでの鑑賞になります。一応このラインナップの中ではあまり好きではない作品ですね。
ライブの合間のトークで「この曲ができたエピソード」や「ライブ会場の思い出」とかを語りながらバンドの過去を話すという演出は上手かったんだけど、その前に一人一人のキャラクターがあまり深堀されてないし、あまりにも魅力的じゃないから同じような顔と髪型をしていた小松菜奈と門脇麦がどっちがどっちか分からなかったです。
俺はあいみょんの楽曲は聞いたことはないんだけど、劇中で大体3曲しかなかったわりにどれも曲事態が魅力的じゃなかったし、すぐに忘れてしまいそうな曲だらけでしたね。『さよならくちびる』を代表曲みたいにしてましたが、この曲も曲事態が魅力はないし、歌詞も胸に突き刺さるものはなかったです。
まぁ映画のアイデア事態は良かったんですが、なんか脚本だとかやりたいことが失敗した作品でしたね。アコースティックデュオの二人がライブの宣伝をSNSなどでしていないわりにはなぜかラストのライブを生配信してたりするし、ギター店で行きつけならまだしも店員に一言言わないで試し弾きしちゃうとかもなんかリアリティに欠けてましたね
キャラクターを深堀してないと同時に三角関係を描いてそうで微妙に描いてなかったりしてなんかやっぱり脚本の作りが弱いなとは感じましたね。
あと中盤に音楽番組的なやつで二人を紹介する際MCがなにも聞いていないのに自分の想いばかりをぶつけて相手から何も聞かない自己中野郎にはムカつきましたね。まぁ褒め称えられてないひとりがムシャムシャと飯を食うシーンはシュールで面白かったんですがね。
あとインタビューされてる女の子が泣きながら「さよならくちびる」を歌うシーンはもうリアリティがないという気持ちを通り越して気持ち悪くて逆に笑いましたね。同時に「あ。これ俺に合わないとも思いました。」
あの子は歌い方からしてアイドルか何かかな?そしたらなんか「ここで私の歌声と演技を見せて、より上に上り詰めるわ」とか野心が隠れた歌い方してたからそれこそ本当に気持ち悪いです
色々言いましたが、一応観れる作品ではあるから休みの日に何もしたくないとかってときに観るにはちょうど良いかもしれませんね
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|●●●●●
5/10です。
はい、そんな感じで!
それでは!