■あらすじ
人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。
■作品紹介
「デデンデンデデン」なのか「ダダンダンダダン」かたまに分からなくなる
どうも、KOUTAです。
本日はこちら。
あのターミネーターの生みの親であるジェームズ・キャメロンが帰ってきた!だけど制作を指揮してるだけで今回の監督ではないけどね!もーお帰りなさい、なにしてたのよ?!今日は『T-800』にする?『T-1000』にする?それとも『T-3000』?
そんなジェームズ・キャメロンや製作陣があたかも自分達が作り上げた『ターミネーター3』以降はもう忘れてくれ!これが『ターミネーター2』の正統な続編だと言い放ちやがった!(正確には言ってない。)そんな胸を張る続編ならじゃあ観てやろうじゃねえか!お前らのターミネーター愛が本当にアイルビーバックしたか観てやるぜ!
そんな『ターミネーター ニュー・フェイト』(原題:)を紹介していきます。
まぁこんなに熱く語りましたがなんやかんや実はターミネーターシリーズなんて最近全然観てないんですよ。去年辺りに無印版は観ましたが、なぜか『ターミネーター2』をしっかり予習復習してないっていうね。あ、受験生の諸君予習復習は大事だぜ!
理由は二つありまして、ひとつは仕事が忙しくてあまり観れなかったこと。もうひとつが『ターミネーター2』だけでDVDの種類がバカみたいに多くない?なんか色んなバージョンあってどれから手を出したら良いか分からないのよ。なんか知らん間に増えててビビったよね。
ちなみに俺が最後にみた『ターミネーター2』は金曜ロードショーで観たやつかな。たぶん金ロー。土曜のやつだったらごめんな。ジョンコナーの吹き替えが浪川大輔で個人的に浸透してきちゃったから別のバージョンになかなか手を出せないのよ。ジョンコナーの吹き替えも沢山いるんだな。
だから今回は別にターミネーターオタクが語るようなレビューじゃないし、続編が云々の話もしない、そんなひとつの作品で観た個人的な感想としてレビューするから要注意だよ。ここの文章を見てる人がどれくらいいるか分からないけど、注意喚起したからな!
それでは早速レビューしていきましょう!
■ネタバレあり感想
ストーリーはざっとシンプル。サラ・コナーが未来を変えたから別の未来から来たグレースが、自分の未来で起きる人間の全滅をターミネーターたちから守るため、ジョン・コナー的立ち位置のダニーを守る。でそこに重火器沢山持ち歩いてるいい感じに歳をとったサラ・コナーと、少し腹は出たけど威圧感は満載でなんか多少ジョークが言えるようになったT-800が助っ人に参加して、ダニーを殺そうとする敵を倒すって話。
別に大きな展開としては『ターミネーター』や『ターミネーター2』とは変わらなかったかな。だからこそターミネーター好きとか特に『ターミネーター2』が好きな人には安心して観れるし、逆に何かしら『ターミネーター2』を越えられるものを求めて観たのであればガッカリするかな。
思ってたよりは俳優の演技が素晴らしかったです。アクションが良ければ演技は別にどうでもいいかなとは思ってたんですが、かなり良かったです。グレース演じたマッケンジー・デイヴィスはカリスマ性があったし、アクションの身のこなしも最高でした。
そのグレースとダニーの関係性も素晴らしかったです。その関係の描き方が脚本的に良かったからっていうのもあるんだけど、逆に脚本が悪くても本当にこの二人ならどこへでも行けるような強い絆で結ばれた関係に見えたんですよ。要は関係が偽物ぽくはなかった。たぶんジョン・コナーとT-800の次に好きなコンビかも
リンダ・ハミルトンの演技も素晴らしかったですね。やっぱりサラ・コナーは彼女じゃないとダメですね。ジョンの死を思い出すシーンなんかは本当にジョンの母親のような顔に見えたし、なにより歳をとったらかなり貫禄が出たように感じました。
今回のシュワちゃんはそんなに多くは出てませんでしたね。『スパイダーマン ホーム・カミング』のアイアンマンみたいに主役を支える立場にいましたが、それでも存在感は圧倒的でしたね。開始して1時間くらいでやっと出てきたのに、良くも悪くも主役の座を奪ってましたね。
ちなみにアクションも興奮するポイントやファンにとっては痺れる部分はあったかな。個人的にはカーアクションなんかは素晴らしいと思ったし、ダムでの戦いで高い場所から落ちて着地したシュワちゃんには痺れましたね。
アクションではないんですが、ダニーに銃の使い方を3人が教える場面も面白かったです。シュワちゃんやグレースは技術的に教える反面、サラは「家族がターミネーターに殺された。どうする?」と気持ちをいれていました。結局は頭じゃなくて心で撃てってことですね。
ただ色々褒めちぎりましたが、結局ひとつの作品として見たら面白いっちゃあ面白いんですが、なんかこれが正統な続編と構えているわりには「別に続編扱いしなくてもいいんじゃね?」とは思っちゃいます。
未来が変わったのは別に分かるんですが、2のその後の話で序盤ジョンが殺された辺りはなんか無理矢理感はあったし、まだ今回のメインヴィランがジョンを殺して復讐心でサラが動いて、シュワちゃんもまた未来から現れるって展開の方がまだ良かったかな。なんかあの冒頭だとまたリセットされた感じがしちゃうんですよ。
あとは映画の波が全部同じだったから飽きが来ちゃうんですよ。それをカバーしたのがアクションなんですが、敵が現れてやっつけてやっつけたと思ったら復活して逃げてそれの繰り返しでしたね。途中から「どうせまた完璧に復活するんでしょ?」って考えたりしちゃって
後はなんか最後の最後にシュワちゃんが持ってっちゃったのは映画的に勿体なかったなぁ。最後の力を振り絞ってダニーの手助けするのはいいんですが、ラスト敵と一緒に奈落の底へ落ちるのはいらなかったなと感じました。別に今回シュワちゃんが奈落へ落ちる理由はそんなになかったし、あの状態なら敵を落として自分が助かるって道は普通にあり得ましたよ。
だったらダニーが最後一撃食らわして、最後の力を振り絞ったシュワちゃんが皆に見守られながら電源が落ちちゃうみたいな展開の方が個人的には燃えました。まぁここは人それぞれだから仕方ないかな。
けど結局はひとつの映画作品としてはアクションや演技、キャラクターも魅力的ではありましたが『ターミネーター2』の正統な続編として語れるかと言われたら難しい作品でした。とりあえずもう『ターミネーター』シリーズもお腹いっぱいだからあと20年くらいはアイルビーバックしなくていいですよ
■評価
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀●●●●
6/10です。
とりあえずアクションの見せ場としては今年のなかではベスト3には入りますね。アクションだけ楽しむ娯楽作品として楽しめばいいような作品でした。
はい、そんな感じで!
それでは!