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映画『マチネの終わりに』これは『恋』ではなく『愛』の物語。評価&感想【No.614】

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■作品紹介


公開日/2019年11月1日

上映時間/124分(2時間04分)

監督/西谷弘

制作国/日本

■あらすじ

パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。2人は出会った瞬間から惹かれ合い、心を通わせていくが、洋子には婚約者である新藤の存在があった。そのことを知りながらも、自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。

引用元:マチネの終わりに : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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あんちゃぁ~ん(福山雅治のモノマネをする大泉洋の真似をする福山雅治の真似)

どうも、KOUTAです。



本日はこちら。
ファンからしたらどんだけ楽器を使いこなすねんとツッコみたくなり、だけどファンからしたらそれこそ福山雅治の挑戦心が現れて良いところ褒め称えたくなる彼が今回はクラシックギター片手に久々の映画出演。


今作は主演の福山雅治とは初共演の石田ゆり子。実に面白い共演に、福山雅治は物理学でサンとアシタカの恋を解けるのかという話ではないが、そんな福山と石田ゆり子の大人の恋愛映画。ちなみに大泉洋は出てきません。
そんな『マチネの終わりに』をレビューしていきます。





原作は平野啓一郎の同名長編小説。結構タイトルを聞いたことある人も多いイメージはありますし、『アメトーク』でピース又吉やオードリー若林もオススメしていた小説でもありましたね。


主演の福山雅治(以下:ましゃ)は説明不要のシンガーソングライターでありながら俳優業やカメラマンなどにも携わっていますね。様々な楽器を使いこなしており、様々な楽器や音楽道具に挑戦し、それらをライブなどにも生かしております。結構この楽器解説などをライブで聞くのは面白かったりします。


そんなましゃが今回手にしたのはクラシックギター。『零 -ZERO-』ではガットギターを使ってますが、なんか調べたらそれもクラシックギターで出てきて違いが分からない。まぁ、どうやらクラシックギターって普通のギターとは違って扱いが難しいらしいですね。俺は音楽知識皆無だから分からないですが。


そんなましゃとクラシックギター石田ゆり子が奏でる繊細な大人の恋愛映画は果たしてどんな作品だったのか?早速レビューしていきましょう!


■ネタバレあり感想

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今までましゃ主演作品は一応全部観てます。その中で比べたらベストスリーを争うくらいましゃの作品の中では傑作と言ってもいいです。2019年のベスト10に入るかと言われたらまだ確実ではないですが、ただ最近観た邦画の中ではかなり出来上がりは素晴らしいです。


難解っていうわけではないんですが、恐らく人によっては意味不明な作品だし、逆に素晴らしい作品だなと感じる作品なのかもしれません。個人的には30代後半から50代くらいの年齢層には受ける作品だとは思ってます。


ただ20代の俺でも「良かったな」と思えたので、共通点としては自分でいうのもあれだけど「恋や愛を言葉ではなく感覚で理解することができる」人であればこの映画は好きになれます。少女漫画原作のティーン向け恋愛映画が好きな人はこの作品はあまり好きになれなさそうだし、恋や愛の違いを形でしっかり知りたい人もあまり好きにはなれなさそうですね。


というのも映画全体がまず映像でキャラクターの心情を撮すことが多く、最低限の台詞でしか映画には登場しません。ある程度の会話やストーリーを動かすための会話くらいしかなく、キャラクターがどんな気持ちなのかは他の恋愛映画のようなポエムの台詞が連続するということもないです。


まぁ言っちゃえばこの映画も現実味がないポエムのような台詞があったりはしましたが、ましゃや石田ゆり子などのカリスマ性がある人たちによって嫌さはあまりなかったですね。
からしっかり観て聞いておかないとこの映画のストーリーについていけなくなるかもしれないくらい、繊細に作られた作品なのかなと思います。


個人的にそうした部分で良かったと思ったのは2人の距離感ですね。最初は2人の間に人一人分いて、そのあとは向き合い、隣同士になり、けど終盤は距離が遠くなりお互いの隣には別の人がいたりして、こうした2人の距離を説明的にではなく映像でわざとらしくなく伝えていたのは良かったですね。


後水が結構この映画で出てきたんだけど、これはなにを暗示してたんだろう。たぶん聖水みたいに「穢れを払う」とかって意味なのかな。それかただ単にクラシックギターリストが水以外飲むと調子悪くなるとか?ラストの水のない噴水で二人が会うシーンもなんか意味深だし。すいません、これ誰か教えてください


ただ俺的にはたぶんあのラストから2人の恋愛がスタートするのか、もしくは友人のまま2人が健闘を願うっていう『ラ・ラ・ランド』みたいな二つの予想はつきましたね。どちらにしても彼ら2人のラストまでは恋愛かって言われたら恋愛ではなく、ただ愛しい人を見守ってたみたいな感じなんですよね。


愛の形は人それぞれだけど、たぶん愛が作り上げられるものが現実的な好きになり結婚して子を育てるというのがそうなのかと言われたらそうでもないのかなと。愛した人を見守りその人のために尽くしてその人がいるから生きようって気持ちがたぶんそうした形なのかなと思います。『容疑者Xの献身』の石神もこれに近いです。


マネージャーの子も人としてはかなりいけないことをしてましたが、ただ彼女も「牧野が主役なら、自分はそれを支える名脇役でありたい」というくらい彼を支える気持ちもあるから、彼女なりの愛の表現があってあまりイライラはしませんでしたね。
だからどちらかというとラブロマンスというより、人の愛を美しく描いたヒューマンドラマに近いのかな。


映画で惜しかったのは演技面で皆演技は素晴らしかったんですが、悪い部分が写るとそれが余計に目立ちましたね。
ましゃは演技も1、2位を争うくらい良い演技で人に面白い話をする際はかなり自然だったし、後半からの演技は大好きです。ただ前半の演技が若いころの牧野を演じる為か少しわざとらしかったですね。


ただ後半からは福山雅治というより牧野として彼を観れたし、実際にいるんじゃないかって錯覚はしましたね。いや、福山雅治本人はいるんだけどさ。
クラシックギターの演奏は素人の俺が言って良いのか分かりませんが良かったと思います。というのもましゃのギター演奏は意外とクセがあってそこ心配はしてしまったんですが、その心配してたクセはなかったですね。


石田ゆり子も良かった部分はあったんだけど、ましゃと話すときはなんかアニメみたいな演技をしてた気がする。たぶん声質でそう思ったのかな?けどどちらにしても良し悪しはあった演技でしたね。ただマネージャーと喫茶店で会話するシーンは大好きでした。


残念だったのは伊勢谷友介ですね。伊勢谷友介が悪い訳じゃないし、演技も悪いわけではないんだけど、常に英語を喋ってる日本人風のアメリカ人(?)ってくらいしか特徴がないキャラなら別に彼じゃなくても良かった気がする。


ただ全体的には美しく繊細で音楽も素晴らしく、映像は今年の邦画のなかでトップクラスだと思います。好き嫌いは分かれますが、見る価値はあるそんな作品でしたね。


■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀😀●●

8/10です。



個人的に映画側が教える作品より、「今この人はなにを考えてるんだろう」って考える作品が好きだからハマったのかもしれません。それらが好きな人にはオススメですね。是非デートなどで鑑賞するにはオススメです。

あと、考察できそうな作品なのに考察できなくてごめんね。俺苦手なんだよ。許してね





はい、そんな感じで!

それでは!