ハッシーの映画DASH!!

映画、劇、色んな作品を簡単に、出きるだけ短時間で気ままにレビューするブログ。

映画『宮本から君へ』本当にやかましい!!評価&感想【No.604】

f:id:Ko-tachannel:20190929080459j:plain

■映画情報


公開日/2019年9月27日

上映時間/129分(2時間09分)

監督/真利子哲也

製作国/日本

■予告


■あらすじ

超不器用人間ながら誰よりも正義感の強い宮本浩は、文具メーカーで営業マンとして働いていた。会社の先輩である神保の仕事仲間、中野靖子と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅に招かれるが、そこに靖子の元彼である裕二がやってくる。靖子は裕二を拒むために宮本と寝たことを伝えるが、激怒した裕二は靖子に手を挙げてしまう。そんな裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と言い放ったことをきっかけに、宮本と靖子は心から結ばれるが……。

引用元:宮本から君へ : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

f:id:Ko-tachannel:20190930032201j:plain

「うおおおおおお 突然ですがこれは気合いの『雄叫び』ですッ!」

どうも、KOUTAです。


本日はこちら。
新井英樹原作の漫画を実写ドラマ化して、そのまま実写映画化した作品。不器用ながら熱血サラリーマンの宮本の恋と結婚の熱い人生ロードが幕を上げる!

本音をオブラートに包んだ台詞の邦画なんてもういらねー!と言わんばかりに、破るところか熱さで溶け出すレベルの雄叫びが鳴り響き、血渋きなんて上等な誰も見たことがない松岡修造もより熱くなれるそんな作品。
そんな『宮本から君へ』を今回は紹介します



原作は新井英樹原作の講談社の『モーニング』にて1990年から1994年まで連載されてた同名漫画『宮本から君へ』を実写ドラマにして、そのドラマの後日談という形で実写映画化された作品になります。とりあえず俺が生まれる前に漫画は終了してるみたいですね。


主演はドラマ版続投で宮本役に池松壮亮。ヒロインにここ最近南海キャンディーズの山ちゃんと結婚した蒼井優など豪華俳優人が勢揃いしました。
監督もドラマ版同様真利子哲也監督。真利子監督は2016年公開作品『ディストラクション・ベイビーズ』の監督をした人ですね。


たぶん2016年公開作品のベスト5に入るくらい『ディストラクション・ベイビーズ』は大好きです。この映画が気に入った人やリアルな喧嘩シーンを見たいという方には持って来いだし、かなりメッセージ力も強い作品になってます。柳楽優弥菅田将暉が色んな人をボコボコにします。たぶん菅田将暉の演技の中では個人的に『ディストラクション・ベイビーズ』が好きですね。


そんな好きな映画を製作した監督の最新作『宮本から君へ』は原作は勿論未読だし、ドラマは未視聴でもあります。さらにこのドラマが放送されてたということ事態認知してないレベルで今回この映画を鑑賞しました。


鑑賞した理由としては好きな映画の監督の最新作だからというのもありますが、結構映画好きの方々なら存じていると思いますがTwitterは勿論様々なレビューサイトでかなり高い評価得ている作品なんですよね。「正直見ても見なくてもどちらでもいいかな」という気分が「そこまで絶賛ならきっと面白いのかな」という気分に変わり映画館へ足を運びました。


果たして真利子監督最新作にして熱血男の映画はどんな仕上がりだったのか?!早速レビューをしていきたいと思います!!




■ネタバレあり感想

f:id:Ko-tachannel:20190930032228j:plain

様々なレビューサイトで高い評価を得ており、フィルマークスに至っては全体的な総合評価で4.2という高得点を出している本作。様々な人たちが今年ナンバーワンとあの「エンドゲームは今年ベスト!」と言っていた君たちは果たしてどこへ行ったのかと、その理由を探し求める旅人如く俺は鑑賞しました。


結論から言いましょう
「単純に俺の体質とかに合わないから、傑作とは言えない」


あるよねー、こういうの。人には好き嫌いがあってどうしても嫌いなものは嫌いで好きになりたくてもなかなか好きになれないようなこと。俺もたまにTwitterとかで見かけて「まぁ、そういうのあって当然さ」とは思うけど、まさかその逆の立場にとうとう躍り出るとは思わなかったよ。


だから皆が「今年ベスト!」とか「大傑作!」って言う中、俺は影で「え?どこが?」と思っちゃったりしてるのよ。まるで別の世界に一気に引き離されたような感覚。
これをTwitterで投稿したら沢山のリプライが来て同じ感覚の人たちがいると実感したから、とりあえず俺は負けずに書いていくよ。
だからこれからこのレビューはかなり俺の個人的主観の話になるし、見る人は「まぁ、そういうのもあるよね」ってさっき絶対人が座ったんだろうなって感じる電車の座席のような生暖かい目で見守ってね。


ストーリーを大まかに説明するなら宮本と靖子が恋に落ちた、取引先の社長と親密になりその息子とも知り合う、だけどその息子のせいで靖子に事件が起きる、守れなかった宮本は悔しくなり靖子も絶縁する羽目になる、宮本がその社長の息子に復讐を誓う。これが大まかな話です。


ただストーリー自体は見やすいものにはなってはいまるんだけど復讐劇として見るとなるともう他の作品でも見てきた内容だし、日本のヒューマンドラマとして見るなら「これってどうなの?」っていうナンセンスに思う部分もあったりはしました。


それを俳優人の熱演でカバーしてたって言えば聞こえは良いんだけど、熱演とか素晴らしい演技とはあまり言いがたいんですよね。これが俺個人があまり合わなかった部分のひとつで「とりあえず沢山叫べば熱演やら素晴らしい演技と称賛される演技」ってことです。


魂の叫びとか本音を叫ばせるっていう意味合いは込められてるんだとは思いますが、本当に本音は怒鳴らなきゃ伝わらないのかかなと疑問に感じたし、なにより魂の叫びとは言っても、その叫びにキャラクターの感情は伝わらなかったし純粋にやかましいだけでした。


例えば俺の大好きな俳優のひとりレオナルド・ディカプリオは叫ぶシーンも沢山ありますが、その時々の感情により叫ぶボリュームやテンションは違いますし、なによりディカプリオとしてではなくそのキャラクターとしての叫びや怒号に聞こえます。


ただこれに関してはとりあえず思いっきり叫ぶというだけにしか聞こえないし、常にハイテンションのマックス状態だから感情の波があったとしてもそれがいまいち伝わりません。
俺が演技を習ってたときにある人から言われたのは「怒りがただ単に叫ぶだけではないし、悲しみもただ単に涙を流すだけではない。その感情ひとつに様々な表情がある」と教わりました。この映画はそれがなかったなと思いました。


それでも前半部分は好きでした。宮本と靖子の関係はどうなっていくんだろうとか、この二人に一体何があったんだろうっていう興味はあったし少し大袈裟な部分はありましたが、皆演技が自然体で素晴らしかったです。


だからこそ後半からの俳優人の熱演という名の叫ぶだけの喉をからすけども簡単な演技は茶番にしか見えません。…たぶん笑わせようともしたのかもしれませんが、あまりの茶番ぶりに笑えませんでした。抱き締めながら叫んだり、飯食いながら叫んだり、店や町中で叫んだりととりあえずお構いなしですからね。


それからこれはかなり個人的なアレですが、聴覚過敏の自分にとっては結構この雄叫びの連発がしんどかったですね。普段ホラー映画くらいしか映画館では耳栓をしない私なんですが、今回のこの叫びの連発は耳栓必須でした。最初聞いたときボリュームの調整が下手なのかってくらい大ボリュームでかなり耳につんざくし、頭に無数のナイフが刺さるような感覚でしたよ。もしこれがIMAXで見てたら冗談抜きでやられてましたね。


f:id:Ko-tachannel:20190930032243j:plain


この映画はかなり暴力的なシーンもあり、ラストの宮本の復讐シーンもかなり荒い喧嘩が勃発します。この喧嘩のシーンも復讐を成し遂げたし、クズな社長息子をわんわん泣かせたという意味では復讐劇としては成り立つし爽快感はあります。


ただやはり原作が90年代だからというのもありますが、「男=暴力や喧嘩」というものさしで図っているように見えて果たしてそれは良いのかなと喧嘩は大嫌いな20代の俺は思ったりはしましたね。


喧嘩が嫌いで平和に生きたい俺から見ちゃうと、やはり社会人なのに喧嘩や拳で物事を解決するというのがなんとも小さいというか、それで自分のプライドを図ったり女を惚れさせるというのが今の令和時代で星野源のような人が持てる時代ではあまりにも古くさいというか。


確かに自分より圧倒的に強い相手に立ち向かうのはかっこいいです。ただこういう殴り合いとかはヒーロー映画なスポーツ映画で対等に戦うならまだ分かりますが、普通のサラリーマンがただ血まみれで喧嘩をしても……この言葉があってるか分かりませんが「常識を考えろ」って言いたくはなります。


俺実は映画見る前にネタバレなしでTwitterで感想見たんですよ。結構こうした部分で感動したとか、男気があるって感想をちらほら見てしまって、あまり人の感想にグチグチ言いたくありませんが、なんかこうした感想も怖く感じちゃいますね。


あと漫画の実写化ではよくありますが、漫画やアニメでは良くても実写になるとリアリティ的にあまりにも可笑しくなる演出や台詞がありますよね。この映画でもそれがありました。


台詞は特に後半からはあまり自然的ではなかったし、さっきも言った大声の出し会いもたぶんあれ近所やお店側からしたらスゴい迷惑ですよね。さらにあの大声合戦病院内でもしますから、もうモラルもクソもないです。しかもそれを他の人たちはなにもなかったかのようにスルースキルを持ち合わせてたりとかかなり可笑しい部分はありました。


宮本の熱血な部分も俺の熱血の捉え方が悪いのかは知りませんが、なんか熱血とか不器用と言うよりただそのまま大人になった子供が駄々をこねてるようにしか見えなくて、いきなり道端で逆立ち腕立てし始めて、これらを熱血として受け止めるには少し難しいです。


ただそれでも映画の好きな演出は何点かあって、例えば宮本と靖子が大雨の中会話をするシーンがありますが靖子の話があまりにも聞こえなくて宮本が聞き返したり会話が成り立ってない言葉を言うシーンがあります。あれはかなりリアルで、普通の邦画だとああいう大雨で絶対聞こえないだろっていう会話がなぜか成り立つんですよ。そこのリアリティさや映像面と演技は素晴らしかったです。


最後これはかなり個人的なシーンだし、たぶんこのシーンで映画の好き嫌いが別れる部分ではあるんだけど靖子がレイプにあうシーンね。俺は色んな作品でレイプシーンは見てきてはいるけど、俺が生きてきた中で映画のレイプシーンで吐きそうになったのはこの映画が初めてかもしれない。


これは本当に重要なシーンだとは知ってはいますがごめんなさい。ただこのシーンを無くせとまでは言いませんが、あのシーンでかなり映画に気乗りしなかったというのはありました。何度も言いますがこれはかなり個人的な感想ですので悪しからず


ただ色々と言いましたが、駄作だとは言いません。正直全体的にはテンポは良いし飽きずには見れました。ただ称賛されるほどの作品なのかと言われたら個人的にはそうは思えなかった作品だったという話です。たぶんカップルで見るのはやめたほうが良いかもしれませんね。色々とね。


■評価

f:id:Ko-tachannel:20190930032259j:plain

最終評価は・・・





😀😀😀●●|●●●●●

3/10です。



今回はかなり個人的な主観でのレビューで申し訳ございません。ただこういう人もいるよという意味でも知ってもらいたい記事でもありました。けど100%好きな人で埋もれた映画よりかは、好きな人も嫌いな人もごっちゃになった方が魅力的なんじゃないかな?なに言ってんだ俺は

あとどうでも良いけど目が痒い





はい、そんな感じで!

それでは!