■予告
■あらすじ
地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となってしまう。時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、尊敬する父が太陽系を滅ぼしかねない「リマ計画」にかかわっているという。危険な実験を抱えたまま姿を消した父を捜すため、ロイも宇宙へと旅立つが……。
■作品紹介
好きな惑星はケロン星
どうも、KOUTAです。
本日はこちら
様々な映画で父や母など家族を探す映画はたくさんあるが、今回の話しはあまりにも大規模なお父さん探し。宇宙の果てにいるたぶん生きてるかもしれないお父さんをブラッド・ピットが探しにいくよ
そんな話を仕事の先輩に話したら「いや、規模でかくね?」と言われた今日この頃。そんなブラピ泣きを今回も疲労してくれるのか?宇宙の中心で泣けちゃうのか?
そんな『アドアストラ』(原題:Ad Astra)を今回は紹介していきます
宇宙にある太陽系の惑星というのは『水金地火木土天海』で並べられてるわけでして、そんな映画ではお父さんを探すために惑星から惑星の旅に出るわけですね。ちなみにブラピの宇宙の旅はネタバレにならないから言っておくと、地球から海王星までの旅になるよ
劇中では未来の話になっているから海王星までの旅は最先端の船で十何日程度なんだけど、現在で分かるなら唯一海王星まで行ったボイジャー2号は約12年かかったらしいよ。往復で24年だから船内で
6回はオリンピック開けることになるね
監督はジェームズ・グレイ。『ロスト・シティZ』やホアキン・フェニックス主演の『エヴァの告白』などの代表作があるけど、たぶん日本での認知度は低めだよね。俺も実を言うと彼の作品を見るのは始めてだよ。
監督自身は『2001年宇宙の旅』を意識したと言ったり、撮影が『インターステラー』や『ダンケルク』を担当したホイテ・バン・ホイテマなど期待が高まる作品だよ。果たしてどんな作品だったのか?!早速レビューしていきましょう!
■ネタバレあり感想
数々のSF名作はこの世に存在するんだけど、個人的にはそれこそ『2001年宇宙の旅』はオールタイムベスト作品に入るくらい好きだし、『インターステラー』は皆が称賛するレベルではないけどかなり好きだよ。あと最近だと『メッセージ』も大好きなSF映画かな。
今名前を上げた作品たちは何となくなんだけど匂いというか雰囲気はかなり同じようであり近いような感覚はあるんだよね。とても静かで映像が綺麗で、宇宙のようにどこへ向かってストーリーが進むか分からない。けどその進み方が宇宙旅行のように楽しいっていうか
この『アド・アストラ』もその雰囲気や匂いに似た作品だったよ。だけど個人的には『アド・アストラ』はそうした匂いに似せてるってだけで終わっちゃった作品だったかな。ようは傑作のような雰囲気はあるんだけど他の傑作SF映画の真似とかして最終的に平凡に終わった作品かなとは思ったね
けどただただ真似をしたりとかパクリって訳じゃなくて監督自身がそうしたSF映画たちが大好きなんだなっていうのは伝わるし、それらの作品のオマージュだったり尊敬しながらも自分らしい映像美を作り出したから観てて嫌いにはなれなかったし、むしろひとつひとつの映像には釘つけになったよ
個人的にはあの月面カーレースはなかなか燃えたよ。映像云々の話ではないんだけどさ、誰かやりそうでやらなかったことではあるし、地味にそういうのを観てみたかったからそれを大画面で観れたのは嬉しかったな。
ただこの月面カーレースで銃が出てくるんだけどあれなんでレーザー銃にしたんだろう。たぶん宇宙の中では銃が普通に使えなかったり色々な科学的理論はあるんだろうけど、結構ロケットや一部の基地の中がまだ未来的とは言えなくてむしろ現代にあっても可笑しくないようなものばかりだったから、急にレーザー銃が出てきたのは何て言うか場違い感はあったよね。
ストーリーはお父さんを探しに行くっていうかなり王道なストーリーになってるよ。話の中には様々なメッセージ性が込められたのかもしれないんだけど、俺は頭が基本的に悪いから今回の映画は読み取れない部分は多かったし脚本に関してはツッコミところは何点かあったかな
ブラピが色々と父に関する悩みやらを心の声で話すんだけど、それでもなぜそこまで父を助けに行きたいのかって気持ちが伝わらなかったかな。だからラストでの父の再会という感動ポイントはいまいち感動できないんだよね。
海王星にいる父の通信をなぜわざわざ火星でやらなければいけないのか分からなかったし、宇宙船の外壁を盾にして海王星の輪っか内に侵入する際も下手したら腕もげそうだしで結構いろんな部分にツッコミ部分はあったかな
けど一概には駄作とは言えないんだよね。一応ストーリーは王道だから見やすいし、言いたいことも何となくだけど分かる気はするんですよ。他の惑星は表面上は綺麗だけど中身がないって台詞には感動して、映画館出たときの空の景色は一段と綺麗に見えたんだよね。やっぱり地球は最高だなって
あとはお父さんが宇宙の果てへ言っちゃったときも哀しさはあったんだよね。特にお父さんに関してキャラの掘り下げもなかったからあまり感情は沸きにくかったんだけど唯一このシーンは哀しいなと思えて。
結構お父さんはかなり有名な人とは聞かれるんだけど、だんだん歴史が積み重なると人の記憶から薄れていったり歴史の闇に沈んでいく哀しみはあったかな。海王星の先の冥王星の方へお父さんは消えていったようにも見えたから、冥王星も冥王星で人の記憶から薄れていった惑星だからなんか対照的な繋がりは感じられたんだよね。これは勝手な俺の考えだけどさ
とは言え個人的にはどちらかというとストーリーや出来の良い脚本目当てで見るよりかは映像の美しさやブラピの演技を堪能するには丁度良い作品なのかなと思いました。スケールのデカイプラネタリウムって思えばたぶんデート向きなのかもしれないけど
個人的にブラッド・ピットの演技は過去最高とは言えないかな。どちらかというと普通かもしれない。ラスト辺りの演技は良かったんだけど、どの場面の演技も見たことある演技だったから特に驚きはしないかな。タイトルにブラ泣きって書いてあるけど、別にブラ泣きはしないし。そもそもブラ泣きって言葉事態ダサいよね?誰考えたの?考えがダサい
個人的に今年は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットの演技が最高だと思うから最高なブラピの演技がみたいならこっちがいいかも。俺がブラッド・ピットの泣きを誘う演技よりもハッチャけてカッコつけた演技の方が好みってのもあるね
■評価
最終評価は・・・
😀😀😀😀😀|😀●●●●
6/10です。
映像は偽物感はなかったし監督のやりたいことは分かる作品です。映像も綺麗なんだけど、『インターステラー』とかそこら辺の映画が好きな人にはあまりハマらない作品かな。あくまで王道のストーリーだってことをお忘れなく見ることをオススメします。
はい、そんな感じで!
それでは!