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映画『僕のワンダフル・ジャーニー』評価&感想【No.600】

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■映画情報


公開日/2019年9月13日

上映時間/109分(1時間49分)

監督/ゲイル・マンキューソ

制作国/アメリ

■予告


■あらすじ

イーサンと再会したベイリーは、イーサンと彼の妻ハンナらとともに農場で幸せな日々を送っていた。しかし、ある時、イーサンの孫娘CJが、母親のグロリアに連れられて農場を出て行ってしまう。悲しむイーサンとハンナの姿を見たベイリーは、次の生まれ変わりでCJを見つけ出し、どんな犠牲を払っても彼女を守ることを誓う。

引用元:僕のワンダフル・ジャーニー : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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転生したらまた犬だった件

どうも、KOUTAです


本日はこちら
前作『僕のワンダフル・ライフ』で大好きな主人と会うために何度も何度も犬限定で生まれ変わったワンちゃんが日本語吹替え版だとコナンの元太役で知られる高木渉の声で今度は主人の孫娘を守る指名を大塚明夫から言い渡される!

大好きな主人の大好きな孫の為例え火の中水の中(劇中ではその表現はありません)、孫娘の夢と人生のため犬として頑張って支えるそんな映画。
そんな『僕のワンダフル・ジャーニー』(原題:A Dog's Journey)を紹介していきます


前作の『僕のワンダフル・ライフ』は見ました。色々とレビューでは言った記憶はありますが、それほど嫌いではない作品でした。吹替えも最高でしたね。ただ続編が欲しいってレベルの作品ではなかったので続編が来たときは驚きました。


けどこの『僕のワンダフル・ライフ』はそんなにノレなかったんですよね。ていうのも当日は確か邦画も邦画で猫やら何やらでお涙頂戴作品が大量に出ていて、そうした作品に萎えてた時期だったんですよね。たぶん時期が良ければこの一作目も好きになれたのかな。


そんな『僕のワンダフル・ジャーニー』は『僕のワンダフル・ライフ』の続編に辺ります。作品をネタバレなしで少し話すなら前作を見ていないと多少分からない部分があったので、初見の方々は1作目をしっかり見てからこちらの作品を見るのが良いですね。


出演者は続投で、変わったと言えば監督と犬です。犬が変わらなければ話は成り立ちませんからね。前作の監督は製作総指揮として立場を変えて、新しい監督で続編が作られています。


そんな新しいワンダフルな世界観は果たしてどんな作品だったのか?!早速レビューをしていきましょう!!


■ネタバレあり感想

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とりあえず当ブログでは映画内で何度も転生する犬の名前につきまして、劇中ベイリーとかモリーとかつけられてますがそれでは分かりにくいので、日本語吹替え版を勤めた声優の高木渉さんから取り「高木さん」と統一させてもらいます。理由はそっちの方が書きやすいから。高木渉さん、ごめんなさい


個人的には前作より好きです。前作は「犬限定で転生しながら主人を探す」というくらいしか記憶にない映画でしたが、この映画に関しては結構前より中見がしっかりしていたし、ひとつの焦点に絞っていたからかなり見やすいです


前作は高木さんが何度も転生して様々な飼い主とふれあいながら小さなストーリーを見せていき元の飼い主を見つけるという形でした。
今回は孫娘のCJを守りながらCJの人生を映したそんな作品になっていました。ここの変更は成功でしたね。


だからCJ自信の人生がかなり興味深くないとこの映画は成り立たないしCJと高木さんを応援はできません。結果としてはもちろん興味深い内容にはなってはいたんですが、思ってたよりかなりエグいストーリーを描いたのは驚きでした。


観客で小、中学生や若いカップルがいたからこれからまたそういう層が見に来るかもしれませんが、たぶん普段映画を見ないそういう層の人たちには意外と思ったりはするでしょうね。映画をなん本も見てる人はたぶん大丈夫です


かなり優しい作品だから内容も優しいだろうと思ったら、CJの母親はアルコール中毒毒親だし、最初の彼氏はヤバイやつで分かれても付きまとわれて、死んだ父親がCJの為に残した保険金を母親が全部使ったり、CJの幼馴染みが癌になってその幼馴染みの彼女が耐えきれなくなり逃げたりとかなり人間ドラマのグレーな部分を見せてきます。


そこからCJがだんだんとどん底から這い上がってくるから最終的には素晴らしいハッピーエンドな映画にはなってますが、どちらかというと犬のファンタジー作品というよりヒューマンドラマに近いです。てか完璧にヒューマンドラマです。


CJの歴史をかなり濃く描いていたし、母親も母親で単純に酷い母親として描いておらずなぜそうなったのか納得の理由の元そうなったというのも語られているので、メインの人間キャラが誰もが個性的で好きになれます。
あとCJとトレントの関係性の撮し出し方も素晴らしいです。役者が演技が上手かったというのもありましたが、二人の関係性がしっかり深い絆で結ばれてるんだなと目に見えるので偽物ぽさはないです。


正直CJがなぜ音楽を人前でやらないのかって理由が安直すぎて薄かったのは物足りなかったです。あんだけ延ばしたから何かしら大きな理由があるのかなと期待した自分も自分ですが。
あとCJの歌は吹替え版では原語のままで良かったかもしれません。吹替えの早見あかりの演技は別に良いんだけど、詩がそこら辺の道で下手くそな鼻歌を歌ってる人のレベルだったから別に無理に歌も日本語吹替えにしなくて良かったです


そうなると何回も転生する高木さんの話はどうなるのか。劇中では高木さんの話も入れておかないと話が成り立たないなと思う部分はありましたが、なんか前回と設定は同じだから特に驚きはしないし、ヒューマンドラマの色が強すぎてたぶん犬の転生の設定をいれなくても話は成り立つのかなと思ったりします。


勿論癌を見つけるシーンとかは重要にはなりますけど、あまりそこまで高木さんの話が強く印象に残ったかといわれたらそうでもないです。
あとビッグ・ドッグになる時の話は正直いらなかったです。あれこそ劇中無くても話は進められるでしょう。


ただ一生懸命に大好きな人に忠誠を尽くす犬の頑張ってる姿や、CJとトレントの人生、そしてイーサンと高木さんの友情を見ればたぶん泣く人は少なくないでしょう。俺は心が汚れてるから泣きはしませんでしたが、全体的には良い作品かなと思います。


最後にひとつ不満点を言うなら結構笑えるシーンが子供向けだったなということ。CJの母親を高木さんがプールに落としたり、犬のフンで人を滑らせたり。子供なら笑えるかもしれませんが大人目線で見るとあまり笑えないし、正直この子供向けのギャグは今回の映画の雰囲気にはあまり合わなかったと思います。なんか折角美味しくて綺麗なスープにコショウを大量に入れられた気分です
たぶん前作ならこのギャグは合ってたかもしれませんね。


■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀|😀●●●●

6/10です。



誰もが見やすいファンタジー映画でありながらヒューマンドラマ映画でもあります。特に犬を飼ってたりする人や犬好きにはオススメできる作品です。日本語吹替えもオススメですよ。特に朴ロ美さんの演技は最高でした。





はい、そんな感じで!

それでは!