■予告
■あらすじ
ヘムズワースが演じるイケメンでチャラ男風な先輩エージェントのHと、トンプソンが扮するエリート新人女性エージェントのMという、性格のまったく異なる男女のエージェントがコンビを組み、MIB内部のスパイ摘発ミッションに挑む。
■映画情報
どうも、KOUTAです。
今回はこちら。
ウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズ演じる二人のタッグでお送りする日本でも有名なSF映画『メン・イン・ブラック』を誰が望んだか分からないけど、4作目として映画化した作品。
今作は主人公を変えて『マイティソー:バトルロイヤル』でも共演を組んだクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンと映画ファンを盛り上がらせ、日本語吹き替え版に吉本坂46という訳のわからないアイドルを全員吹き替え参加、さらに誰だか分からない女優今田美桜をテッサ・トンプソンの吹き替えに参加させ宇宙規模の大炎上させたまさにある意味注目な作品。
そんな『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(原題:Men in Black International)を今回は紹介します。
『メン・イン・ブラック』シリーズは一応3部作全部見てるよ。かなりの頻度で金曜ロードショーでやっていたから特に見直さなくても大体は覚えていたし、昔から見ている作品だから思い入れはあるよ。
そんな4作目だけど期待してたかと言われたら期待はしてたけど、私の中ではあの3作目で終わった感はあったから無理に4作目を作らなくても良かったんじゃないのかなっていうのはあったかな。そんは4作目鑑賞した感想を早速レビューしていきますよ。
まずは作品紹介!
フランスのパリにてクリス・ヘムズワース演じるエージェントHと上官のハイTがある宇宙人の侵略の阻止を食い止めるべく場面から物語はスタート。お決まりのニューラライザーのシーンを使ったり、コンビの掛け合いをしながら宇宙人の侵略を阻止するよ。
時は替わってテッサ・トンプソン演じるエージェントMの子供時代の場面になるよ。彼女はなんかソニックとビーストを合わせてかなり小さくしたようなエイリアンと遭遇。両親はMIBにニューラライザーの光を浴びせられるも、エージェントMは奇跡的に光を見ずにいたよ。
そんな未知との遭遇をした彼女は、宇宙のこと、宇宙人のことに興味を抱き始めMIBの仕事場を探し出すよ。それから大人になったエージェントMはなんやかんやあり無事にMIBに入ることになるよ。上司のエージェントOの命令でまずは研修的な形でロンドンへ向かうよ。
彼女はニューラライザーを手にいれて一人前になりたいとエージェントHに接触し、共にミッションを行うことになるよ。余談だけど彼らが出会う場所はごみ置き場でもないし、エージェントMは酒飲みでもないし、接触と言っても暴力的ではないし、エージェントMの声優は沢城みゆきじゃないからそこだけは注意ね。
エージェントHにとってもかなり簡単なミッションのはずだったが、護衛していたエイリアンを狙う…例えるなら『アントマン&ワスプ』のゴーストと『キャプテン・マーベル』のタロスを合わせて二で割ったようなエイリアンが現れるよ。
タロスゴーストを退散させた二人だが護衛したエイリアンは死亡。しかし死ぬ前にそのエイリアンからエージェントMはあるアイテムを受けとることになるよ。そして秘密裏の護衛だったはずが何故バレたのかという疑問に差し掛かり、エージェントMはMIBの中に情報を漏らしたスパイがいるのではないかと推測するよ。
果たしてそのスパイとはいったい誰なのか?何にでも変身するエイリアンの目的とは。そしてエージェントHは雷を身に纏って覚醒した姿を表すことがあるのか?!
というのが映画の大まかなストーリーですね。
映画のネタバレなしで感想を語るならあまりオススメはしない作品かな。前作3部作が好きな人は特にそうだし、初めて見る人にもたぶん微妙な作品かな。仮に私がこれをシリーズで初めて見たら前作を進んで見てみたいなとはあまり思わないかな。
Twitterでそれっぽく言ってはいるけど、まさに見終わったあとニューラライザーの光に浴びせられたくらいストーリーの記憶が曖昧だよ。もし曖昧な人は2に出てきた記憶を呼び覚ますあの椅子に座ろうね。
それではここからはネタバレありでレビューしていきますよ!
■ネタバレあり感想
さっきから言ってますが印象深くないくらい別にストーリーが薄すぎるんですよね。「あー確かに楽しいね。クリヘムイケメンだし、テッサ・トンプソン可愛いし。へー最新の兵器もカッコいいし、エイリアンも今作も面白いやつらばかりだなぁ。で?」って感じ。まとめるなら。
キャラクター映画ならキャラクター映画で別に構いませんがそんなにキャラクターが重要視されてるかと言われたら別にそうじゃないです。エージェントHがなぜ過去の戦いから変わってしまったのかとか、ハイTと何があったのかその経緯を見せてくれません。
テッサ・トンプソンの演技は上手いんだけどあまり新鮮さとかはなかったし、キャラクターとしても引き込まれる要素はなかったですね。深いこと言ってるようだけどなんかどうでもいいっていうか。
ストーリーも疑問に残るんですよね。エージェントMにあるアイテムを託したエイリアンがどれだけ偉いのか。変身できるエイリアンは結局何をしたかったのか。黒幕のエイリアンも何がしたかったのか。逃げたエージェントMたちをなぜ最先端の技術があるのに追わなかったのか。結局エージェントHとハイTに何があったのか。
特に今回のラスボスに関しては今までのシリーズのなかで一番薄いですね。今までも薄いラスボスだし動機も薄い奴等ばかりなんですが、今回はより一層薄いしなによりラスボス戦があっという間だから面白味もありません。
昔のMIBシリーズが好きな人への配慮が個人的にあまりなかったのは残念です。リメイクじゃなく正当な続編というわりには今までのMIBの良さを受け継いでませんでした。それこそクールな内に秘められたコミカルさだったり、ニューラライザーだけじゃなくてダミー人形が車を運転したり、今までのシリーズに出たアイテムを散りばめても良かったです。
あとこれも個人的なんですがエイリアンのCGがかなりCGぽさが現れてて逆に不気味さがありました。歩兵のエイリアンなんかは別に可愛くもないし、そこまで面白くもないし、CGぽさが丸出しです。
人形を使ってる場面はありますが、エイリアンのアイデアとしては個人的に前作が上かなと。あの自転車を二人乗りしてる体が光ってるエイリアンとか好きなんですよね。今回のエイリアンに関しては他のSF映画で見れるようなエイリアンが多く見られて、MIBだからこそっていうエイリアンはあまりいなかったかな。
日本語吹き替えに関しては吉本坂46の全員吹き替え参加は流石に遊びすぎだと感じました。なんか飲み会で酔った勢いで思い付いたみたいでなんか嫌でしたね。まぁ酔った勢いのわりには大半は上手かったし、気にはなりませんでした。
誰が誰だかは分かりませんが上手いやつはいたし、奇声あげとけば面白いだろうと安直な考えの演技をしたやつもいたりしてある意味面白かったです。トレンディな斎藤に関してはきっとこのキャラだろうなってやつを演じたし、きっとこうした演技をするんだろうなって演技をしてくれたから、そこからの予想斜めを行く演技はなかったから面白味はなかったです。
一番の問題はテッサ・トンプソンの声を演じた今田美桜です。とりあえず彼女はテッサ・トンプソンに出会う機会があれば謝った方がいいです。「下手な吹き替えをしてすいませんでした。」と。
彼女はずっと同じような声の出し方だし、感情の波もないからずっと棒読み状態で、慣れるかなと淡い期待をしましたが結局最後まで不自然なまま終わりました。叫ぶシーンは特に下手くそで空から落ちるシーンは特にトレンディ斎藤もですがかなり下手です。声優の杉田智和の演技と聴き比べたら断然違うなと素人でもわかります。
あるニュース記事で「徐々に慣れていった」「収録したやつを再収録した」と書かれてて、再収録したわりには下手くそだなと思いましたね。逆に最初に収録したボイスがどんなだったのか聴きたいです。あと演技って慣れちゃダメだからな?常に緊張感持てよ。部活じゃねーんだぞ。
今田美桜:“福岡一”から全国区へ…注目女優が語る大活躍の実感 日本語吹き替え初挑戦では録り直し直訴も - MANTANWEB(まんたんウェブ)
はい。色々言いましたがとりあえず……休みの日には見ても良いくらいかな。暇さえあれば見に行く程度でいいかもしれません。ただすぐに次に公開される多くの話題の名作映画に飲み込まれて忘れ去られそうですが。なんか今もガルパンがMIB越えそうなんだって?スゲーなぁ。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
さっきも言いましたが休みの日に見るには十分な作品です。個人的には過去の3部作を見てほしい気持ちですが、とりあえずシリーズを知らない人はここから見ても大丈夫でしょう。
はい、そんな感じで!
それでは!