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映画『海獣の子供』評価&感想【No.576】

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■映画情報


公開日/2019年6月7日

上映時間/111分(1時間51分)

監督/渡辺歩

製作国/日本

■予告


■あらすじ

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめる。

引用元:海獣の子供 : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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浅瀬のような薄いレビューになってるから覚悟しとけよ☆

どうも、KOUTAです。





本日はこちら。
スパイダーマン:スパイダーバース』以降の凄いアニメ映画なんてもう今年はないんじゃないかと思われた映画ファン。そこに突如荒波の如くやってきた正に日本のアニメ映画の宴がこれから始まることを思わせてくれた本作。


金持ちがおやつにキャビアを食べながら鑑賞しそうな絵画ひとつひとつを、特別に一般市民へ「都昆布でもむさぼりながら見てはいかが?」と1900円ぽっちで見せてくたようなそんな作品。
今回はそんな海獣の子供をご紹介します。


言うても日本のアニメーション映画が今年で改めて凄いなと思ったのは『プロメア』なんだけど、一応話の繋がりで取り合えずこうした紹介にさせて貰うよ。どうでもいいね。


さてそんなアニメ好きは興奮して、映画好きは感動をして、米津目当てで来た若者は飽きて椅子に足をのっけるそんな映画は果たしてどんな作品だったのか?早速レビューをしていくよ。





まずは作品紹介!

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主人公の琉花は高く飛べるからという理由で夏休みが大好きな女の子。彼女はハンドボール部に所属していて、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な女の子でもあるよ。


そんな夏休み初日に同じ部活の子に足を引っかけらことによりその仕返しとしてその子にエルボーを咬ますよ。もっとやんわりした表現だったと思うけどエルボーだよ。誰がなんと言おうとエルボーだよ。エルボーを咬まして本当のことを言えなかったから部活には二度と来るなと言われるよ。現実なら「なんで帰るんだ!」って言われてるよね。


ちなみにどうでもいいんだけどさ。ここ瑠花と先生が職員室で話してるシーンなんだけど、なんか同人誌的シチュエーションになりそうだなってなんか変な期待はしてたよね。その期待は裏切られたけど。


……………………………………。


そんな部活出禁になった彼女はふと父親が働いてる某江ノ島水族館に立ち寄るよ。父親を探していると、彼女の前に自分と同じくらいの男の子と遭遇するよ。すると彼は水槽のなかに飛び込んでしまうんだよ。


あとで遭遇した父親の話によると彼の名前は「海(かい)」と言い、後のアクアマン……にはならないけど、彼は人の姿をしているけどジュゴンに育てられて子供らしいよ。たまに聞く森で狼に育てられた的な話の海バージョンだね。


そして海の兄で美しくも少し不気味さがある青年・陸(りく)とも出会うよ。彼も勿論アクアマンにはならないよ。そんな海、陸、瑠花の三人はより関わりを持つようになり、それと同時に地球では謎の現象が多発するようになるよ。


多くの海の生き物の移動、夜空に光る彗星、そして日本にザトウクジラまで現れると「祭りの本番が近い」と口に出すよ。果たして祭りの本番とはなんなのか?そして海と陸の正体とはなんなのか?





というのが映画の大まかなストーリーですね。


たぶん…というよりかなりなんだけど好き嫌いは別れるよね。先に言った米津目当てで主題歌を聞きに軽い気持ちで見に行くとヤバイ体験を経験するか退屈な経験を送るかもね。Twitterでもある人が隣の大学生が退屈そうに足を椅子の上に乗っけてたと話していたよ。


だから私的には多くの人には勿論見てほしい作品なんだけどさ、一応どんな作品か予告を見たりレビューを見たりして事前の心構えをした上で鑑賞することをオススメするよ。ネタバレなしでレビューするならこれくらいかな。


それではここからはネタバレありでレビューをしていくよ!


■ネタバレあり感想

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さて今回はかなり短いし、考察もしない表面上のレビューをしていくよ。考察は苦手なんだよ。ごめんよ。


Twitterやこのレビューの序盤でも話したけど、全てのアニメーションが芸術的なんだよね。どの場面でストップしてもそれが一枚の絵画になりそうなそんな感じなんだよ。もっと言うなら1000万くらいの高級な絵本をそのまま動かした感じ。


キャラクターもデフォルメされてる時もあれば、リアルな顔つきになるときもあってそこら辺でアニメーションの好き嫌いは別れそうだけど、私はアニメーションを見ているのに本当に現実に起きそうな緊張感もあって私はこれはこれで好きだよ。


ただストーリーに関しては難しいところだよね。私のように頭がバカで出来ている人間にはなかなか謎が解けないくらい謎めいたストーリーなんだよね。考察する人からしたら考察しがいがあると言っても良いけど。だから考察レビューだったり、解説記事や動画を見ておかないとこの映画を理解するのは少し難しいのかな。


勿論言いたいことはわかるよ。「命の誕生」だったり「進化のその先」だったりとか確かに言いたいことは分かるけど、深海のようにその先にまだまだ答えがあるんじゃないかって気がするんだよね。「答えは人それぞれ」って言ったら聞こえは良いけど、なんかこの作品はひとつの答えを提示してるような気がするんだよなぁ。


それから考察云々の前にストーリー自体の問題としてやっぱり発売されたコミックスを全巻まとめたような出来上がりにはなってたかな。原作は読んだことないけど、なんとなくキャラクターの心情だったりを見ると多少カットしてまとめた感はあったよ。


例えばジュゴンに育てられた子供たちをいきなり「こいつらジュゴンに育てられたんだぜ~」と言われても特にそこから沸き上がる感情はあまりないんだよね。


あとはアングラードが何者で二人とどういう関係かあまり深く理解できなかったし(途中からいきなり出てきたから着いていくのに必死だった)、瑠花の父と母の関係、瑠花が自分の思いを口に出せない設定も絵的には説明は出来たけどそれが伝わるかと言われたら難しいんだよね。


だから私的にはこれが良い見方なのか分からないけど、アニメーションは本当に素晴らしいからまずは素晴らしいアニメーションを見に行くって気持ちで見た方が良いかもね。特に考察やら苦手な人は。本当にこの見方が正しいとかではないけどさ、どの部分も1秒でも見逃しちゃダメなくらい素晴らしいんだよ。だからストーリー云々よりまずは素晴らしいアニメーションを見てほしい。そこからゆっくり考えようぜ。


あ。相変わらず芦田愛菜の声優演技は良かったよ。ただ個人的には洋画吹き替えの方が好みかな。


■評価

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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫

6/10です。



ストーリーも好きな人には好きだと思います。私はあくまで絵的な勝負をした作品だと思い見ましたがアニメーションに満足ではありました。こんな点数だけど。

好き嫌いは別れますが、一度見てみてください。





はい、そんな感じで!

それでは!