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映画『アメリカン・アニマルズ』青春窃盗フレンズ。評価&感想【No.571】

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■映画情報


公開日/2019年5月17日

上映時間/116分(1時間56分)

監督/バート・レイトン

製作国/アメリ

■予告

■あらすじ

ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、くだらない日常に風穴を開け、特別な人間になりたいと焦がれていた。ある日、2人は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつく。2人の友人で、FBIを目指す秀才エリック、すでに実業家として成功を収めていたチャズに声をかけ、4人は「レザボア・ドッグス」などの犯罪映画を参考に作戦を練る。作戦決行日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れ……。

引用元:アメリカン・アニマルズ : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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本って地味に重いからビックリするよね


どうも、KOUTAです。





今回紹介するのはこちら。
青春の中で何か新しいことをやり始める時期。日本のアニメなら「一緒にバンドやらね?」最近の邦画なら「一緒にチアやらね?」サザエさんなら「磯野野球しようぜ」だがこの映画は「一緒に強盗やらね?」


青春という名の人生を警察に盗られるまでの話をおった四人の学生による笑いと涙の事実のお話。いや、マジで事実なんだよなぁ。
そんなアメリカン・アニマルズ』(原題:American Animals)を今回は紹介していきます。


すごーい!きみは盗みを考え出すことが出来るフレンズなんだね!


00年代のアメリカのケンタッキー州で起きた実際にあった事件らしいです。それを本人のインタビューと共に再現VTRのような流れで映画が進むという、面白い進行になります。日本の演技が下手くそな奴等がやる再現VTRより何千倍クオリティは高いです。


そんな実在した4人のフレンズたちは果たしてどのように出会いどのようにヴィンテージ本を盗み出すのか?早速レビューをしていきたいと思います。





まずは作品紹介!

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ケンタッキー州の大学生である『聖なる鹿殺し』をしてしまった美術が得意なフレンズのバリー・コーガン演じるスペンサーと、脚が速すぎるフレンズでグループのリーダー的存在エヴァン・ピーターズ演じるウォーレンは廃棄物行きとなる食品を盗むというバカッターにしたら炎上は確実にする小さなリスクで済むような窃盗ばかりしていたよ。


そんな二人はいつもと変わらない「普通」の暮らしに嫌気をさして、なにか特別な存在になりたいとくだらない日常から脱却したいと、涼宮ハルヒのような考え方をするよ。


そんなある日スペンサーの大学の図書館で保管されてるヴィンテージ本がかなり高価でレアなものだということを思い付く。それを手に入れて売れさえすれば大体1200万ドルになることを知るよ。「これを待ってました!」と言わんばかりに強盗計画を立てようと乗り気なウォーレンと、やや乗り気ではないが何か特別なことをしたいとシーソーゲームしているスペンサーは、まず新たなフレンズを集めることにするよ。


FBIを目指す頭の良いフレンズのジャレット・アブラハムソン演じるエリックと起業家としても成功した筋肉ムキムキマッチョマンフレンズのブレイク・ジェナー演じるチャズが窃盗グループに入園することになるよ。


彼らはそれぞれの窃盗する理由を胸に、意見を出し会い、あるときは作戦を練り、道具を揃え、売却する場所の手配をして、イメトレなのかはたまた形から入ろうとしたのか『オーシャンズ11』などの強盗映画を参考資料にしたりと準備を万全にするよ。


そこから始まるドッタンバッタン大騒ぎな強盗劇の始まり始まり!!
果たして彼らは高らかに笑い会いヴィンテージ本を盗み出すことができたのか?それとも刑務所という名のジャパリパークへ連れていかれるのか?!





大体がこの映画の大まかなストーリーですね。


中盤辺りまではかなり淡々とはしていましたが、そこからはすこしの笑いと犯罪をする上での恐怖が描かれた社会的なスリラーコメディになってたように感じます。なんだか「若いからやっぱりそうなるよね」という可笑しさと、「知識がないと本当に怖いんだな」という勉強になる怖さが現れてたなと思いましたね。


それではここからはネタバレありでレビューをしていきたいと思います!




■ネタバレあり感想

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今回は監督がドキュメンタリー作品を手掛けたことがある人というのもあってか、映画のストーリーと同時に実際の強盗グループ4人と親や当時の教師など本人たちがその時の心境をインタビューするという方式でした。


こういう形式ってテレビでしか見たことありませんでしたから、なんか映画で見るのは新鮮でしたし、ある意味映画でやるのはなかなか挑戦的なんじゃないですかね?『ザ世界仰天ニュース』『世界まる見え!テレビ特捜部』の再現VTRのクオリティをかなりあげたような作品になってました。


特にこうした演出で面白かったのは皆が必ず同じ正しい記憶を持っているとは限らないから、ちょっとしたことでも変えるそこの映像演出に凝ったことでしょう。例えば一方は外で話している記憶なんだけど、もう一方は同じ話だが話してる場所は車の中だったと言うので、その両方の映像をわざわざ撮ったりしてましたね。


なんかこうした本人のインタビューつきの映画は正直に言うなら、よくある映画ラストに本人の写真や映像が出てきて「実は実話なんですよー。実話だけに!」とかいうやつよりも説得力があります。勿論作品の出来によりけりではあるんですが、開始1秒からほとんどのことが嘘ではないんだなっていう何とも言えない緊張感のなかで映画を鑑賞してる訳ですからね。


だからすべてのことが真実味はあるし、本当にやってたんだなと思うと面白くてなんかやることがバカバカしいなと思ったりもするわけなんですよ。


特に窃盗する前の下調べでインターネットで「強盗の仕方」と検索して調べるのってなんか可笑しいのに、「あー、確かに特殊なものを調べるときやっちゃうよね」って共感しちゃうんですよね。
それから強盗を映画で調べたりしたりね。なんか若い子なりの発想で可愛いし、これもなんだかんだ共感しちゃうんですよ。


ただやはり映画というのは脚本があり、一通りの順番があったり、俳優の鍛えた筋力とアクションと演技があるからあそこまでやれる訳で、実際現実ではそう簡単に上手く行くわけないんですよ。事実スタンガンで秒で気絶できると思ってたら、簡単に気絶することも出来ず相手に痛みを与えただけっていうね。そこら辺で彼らは「虚構と現実は違うもの」と学んだんでしょう


それに彼らのように「特別になりたい」と考えは私もなったことあるし、誰しもが考えたことはあるでしょう。現に私が中二病になったのも「自分から打破して特別な人とは違うなにかになりたい」っていう現れだと思いますし、特別になりたいと思わなければ声優を目指したり映画レビューのブログなんてやってませんからね。


失敗して学ぶとは言いますが、確かに行動して失敗して色々と学んできたことはありましたね。映画の彼らも失敗することなんて考えないで「俺たちならやれるぜ」とかっていう考えでやってましたからね。いざやると「なぜあのときあんなことをしたのか」って反省はしてましたから。インタビュー時の4人のうつ向いた顔がまさしくそれを表していました。


けどこの映画も同じこといってましたが、私からしたら結局は「オンリーワンになれるとか言ってるけど、結局特別なやつが特別になる」んじゃないのかなと。だから普通の人は特別に憧れるんですよ。
あれ?けど特別な人からしたら我々普通の人もなにか特別に感じる部分はあるのかな?たまに映画とか漫画とかでそういうのあるよね。だとするなら…うん。


やっぱり皆が皆オンリーワンだよ!


てか、今回そんなに映画の感想してねーじゃん。


■評価

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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫

8/10です。



すこし映画としての面白さに欠ける部分はありましたが、それでも何か共感得る部分はあったし見ているこちらも改めて犯罪というのはなかなか上手くいかないものだし結局人を傷つけるたげなんだなと教訓を得る作品にもなってましたので、是非一度お近くの劇場で鑑賞することをオススメします。





はい、そんな感じで!

それでは!