■予告
■あらすじ
社交界の名門として名高い烏丸家第27代当主・烏丸花穎が留学先の英国から帰国した。しかし、彼を迎えたのは、花穎が絶大な信頼を寄せる老執事・鳳ではなく、まったく見ず知らずの仏頂面の青年・衣更月だった。突如行方をくらました花穎の父・真一郎が残した命令によって、花穎は不本意ながら衣更月と主従関係を結ぶ羽目になってしまう。新たに執事として仕える衣更月との微妙な空気が流れる中、花穎に上流階級の陰謀が降りかかる。
■作新紹介
色彩感知能力全然生かされてなくね?!
どうも、KOUTAです。
今回紹介するのはこちら。
ジャニーズアイドルのKing & Princeの永瀬廉が約2時間という短い間ではあるが、「金持ちわがままガキんちょお坊っちゃま(キング&プリンス)」として初主演を飾る本作。
同じ金持ちの当主として同じく「King & Prince」である神宮寺勇太も共演し、犯人の陰謀よりもまたしても押し付け主演によるジャニーズの陰謀が気になってしまう、そんな難事件(笑)を解き明かすミステリー映画(笑)。
そんな『うちの執事が言うことには』を今回は紹介していきます。
ところでジャニーズアイドルの年収って平均いくらなんだろう。
原作は高里椎奈の同名小説だね。私はこちらの作品は耳にもしたことないです。なので原作は未読です。知名度的にどうかは知りませんが、ウィキペディアで調べてもそれなりの情報が薄いのでたぶんそんなに世間にも知れ渡ってないのかなと思います。
そんな永瀬廉の初主演作品にして、モデルとしても活躍する清原翔が執事役をするという出てくる主演俳優の顔の偏差値だけで100万円の価値はあるそんなゴージャスミステリー作品をレビューしていくよ。
まずは作品紹介!
イギリス留学から帰ってきた主人公である烏丸家第27代当主・烏丸花穎が自分が何ものなのかなどの業とらしいナレーションと、業とらしいアニメ声と、業とらしい寝起きシーンで本編がスタート。てかあんな手で口を隠してあくびする業とらしい寝起きシーン現実でやる人いるのかな。いたら取り合えず腹パンしたい
そんな前と同じような暮らしから帰ってきたと思い執事を呼び出すと、前の執事ではなく新しい執事に変わっていた。彼こそが清原翔演じる衣更月だよ。彼が言うには前の執事は花穎の父親のところへ行き、父親は期限無しの旅行へ行ったというよ。そして家の当主を今日から花穎になるということが決定されるんだよね。
いきなり王家を継いだり、当主になるのは金持ちキャラのストーリーでは王道だよね
最初は戸惑うものの流れに身を任せ花穎は当主になるよ。そんなワガママな花穎と仏頂面の執事衣更月の関係を描いているのか描いてないのか分からないシーンを30分淡々とまずは見せられるよ。ここで耐えれるかどうかが肝だよね。
そんなある日若者の当主が集まり、ある人物の誕生日パーティーへ向かうことになるよ。自分もいきなり若くして当主になったから同じ境遇の人と話して勉強しようと向かうことにするよ。偉いね。
そんなYouTubeのユーチューバーグループでいつも端っこにいそうな、あまりにもこの映画では顔面偏差値が低すぎる当主の誕生日パーティーに参加。そこにユーチューバーの友人と言う神宮寺勇太演じる赤目と友達になるよ。烏丸家の新しい当主ということもあり、様々な人から声をかけらることになるよ。
そんなパーティーのトイレで休憩していると女性の下手くそな悲鳴を花穎は聞くよ。女性の悲鳴した場所へ行くと女子トイレで鼻血を出して倒れている女性を発見し女子トイレに堂々と入るよ。これはイケメンだけの特権だね。
しかし周りから花穎が女性を傷つけたとして犯人扱いされてしまうんだよね。犯人扱いから脱却するため、そして真犯人を見つけるために花穎と衣更月は謎を解いていくよ。
果たして犯人はいったい誰なのか?そしてここから始まる上流階級の陰謀とはなんなのか?!
大体が映画の大まかなストーリーですね。
取り合えずネタバレなしで話すなら別に劇場まで足を運んで見るような作品ではないです。大画面で好きな俳優の顔を拝めるという点では良いのかも知れませんが、ただ拝めるだけでも話してきには微妙だから結構長い間退屈かも知れませんね。
それにこれからネタバレありレビューでも話しますが、ミステリーがなんの捻りもなければ大した驚きもないです。もっと言うなら宣伝にある上流階級の陰謀とかそんなもの全くないです。犯人は陰謀ではなくただの逆恨みです。取り合えずネタバレなしで話せるのはこれくらいですかね。
それではここからはネタバレありでレビューしていきたいと思います!
■ネタバレあり感想
普通につまらん!
いや正直に一言でいうならこれが一番似合うんじゃないかな?別に見れるっちゃあ見れるし苦痛レベルではないんだけどさ、じゃあ逆に「何が面白かった?」って聞かれたら無言の返答しちゃうんだよね。それくらいいい部分があまりにも見つからない作品でした。
取り合えずミステリーらしきミステリーて言う要素がかなり皆無です。確かにヒューマンドラマ要素が大きいから逆にそれを楽しむというのは別に良いんですが、あくまで映画も上流階級のミステリーとして推してた訳じゃないですか。推してたわりにその要素がつまらなく、退屈ってどういうことなんでしょう。
都合が色々良すぎると言うか、まず犯行までの流れだったり、どうやって犯人まで見つけてこうした流れになったのかっていう説明がなされてないんですよ。「あれもしたし、これもした。だから貴方が犯人ですよね?」っていう説明だけで全てあくまで主人公の憶測なんです。
そんな憶測説明で犯人も簡単に自分だと言ってしまうのもどうかと思いますよ。だって証拠がないんだもん。映画のメインの犯人がドローンを使い、人を使って主人公の使用人をスリ扱いに仕向けたりとか、そこら辺の証拠もないんですよね。あくまでこの映画のミステリーは「なんでこんなことしたの?」系なんですよね。
まぁ犯人の動機もバカバカしいですけどね。犯人は赤目なんですが、その赤目は子供のころ自分が好きな絵を見つけそれがかなり世界的にも有名な絵画だから才能あると祖父に認められるわけ。で昔の花穎に偽物と見抜かれて、それのせいで祖父が口を聞かなくなったそうな。
正直どうでもいいよね。
単純にどうでもいいし、何よりダラダラ花穎とどうでもいい話をするなら、少しは自分の昔話でも語って観客に同情させた方がまだ良かったですよ。
それで「自分の好きなものを貶されました!お祖父ちゃんにも見放されました!だからお前の好きなものや大事なやつと離ればなれにさせます!ざまーみろ!」と言ってるようなもんですよ
過激な映画ファンかよ
いや映画ファンはそこまでしないけどさ。ただなんとも動機が幼稚だなと思いまして。それで花穎は花穎で自分の使用人が無罪なのにスリ扱いされて、執事と喧嘩されられ、最悪使用人が交通事故まで仕向けられたんですよ。それで全部許すとかお前頭沸いてんのかって話ですよ。人間じゃないですよ。優しすぎて気持ち悪いです。
中盤の誕生日パーティーの事件もそうですよね。ミステリーがなってないです。推理してるシーンはなんか安っぽいですがまだ笑えたシーンはあったし、執事と協力していて地味に楽しかったです。
ただ序盤でも言った色彩感知能力を別に生かさなくても大丈夫な話で、別に犯人が石鹸がついたネクタイと新しいネクタイを同じ色で取り替えてその色が違うからという理由で犯人を特定しますが、別にシミのついたネクタイと交換したとか言って証拠品を誰かたまたま見つければ良いんですよ。たぶんかなり焦ってたからそこら辺に隠してますよ。たぶん
これも結局証拠を見せつけずただの憶測でしかなかったし、最終的に被害にあった女性が目を覚まし犯人を指差して「この人がやった」と言いますからね。ダサすぎだし、結局今までの流れはなんだったのって話です。実はこれ赤目がわざと花穎に推理する時間を設けて被害にあった女性が目を覚まさないと嘘つきます。
で赤目は「花穎はこの家の当主なんだ。あの程度のやつらに負けたりしないだろ」と言います。
…お前本当に花穎を恨んでる?
なに加担してんだよ。なに応援してんだよ。なに目利きしてんだよ。なに「あいつらじゃなく、自分がこの手で復讐してやる」感だしてんだよ。なに試練与えてんだよ。なに赤目だからって赤髪にしてんだよ。全てがダサいんだよ!!
ミステリー以外でひとつ言うなら花穎と執事の描き方ですよね。序盤辺りは何だかんだ二人の関係を見てて面白かったんですが、彼らが赤目の企みにより喧嘩別れします。そのあと赤目を犯人と説明する際突如別れて解雇したはずの執事が屋敷に戻っていましたが、なぜこの間を描かない?
普通描くだろ。赤目の企みだとは言え喧嘩したのは事実だし二人それぞれお互いの反省点があって謝罪するシーンくらいいれろよ。結局これがないから最後までワガママな当主と仏頂面な執事のピリピリコンビの肩書きから脱却されないんですよ。
え?友情に言葉はいらない?知るか!!!!
■評価
最終評価は・・・
☺☺⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
2/10です。
太文字多くてすいません。色々言いましたが取り合えずこの点数にしました。別に駄作というほどの作品ではないんですが、予告に出てくるシャーロックとか金田一と一緒にしないでくださいお願いしますレベルではミステリーの要素が全然薄いです。
ファンの方にはご褒美映画だと思いますよ。そういえばファンのマナーの悪さのせいで同じジャニーズのHey!Say!JUMPのライブが中止になったそうですね。映画館でも是非マナーを守り鑑賞しましょう。
はい、そんな感じで!
それでは!