■予告
■あらすじ
ある日、謎の魔術師からスーパーパワーを与えられた少年ビリーは、「S=ソロモンの知力」「H=ヘラクラスの強さ」「A=アトラスのスタミナ」「Z=ゼウスのパワー」「A=アキレスの勇気」「M=マーキューリーの飛行力」という6つの力をあわせもつヒーロー「シャザム(SHAZAM)」に変身できるようになる。筋骨隆々で稲妻を発することができるが、外見は中年のシャザムに変身したビリーは、悪友のフレディと一緒にスーパーマン顔負けの力をあちこちで試してまわり、稲妻パワーをスマホの充電に使ってみるなど悪ノリ全開で遊んでいた。しかし、そんなビリーの前に、魔法の力を狙う科学者Dr.シヴァナが現れ、フレディがさらわれてしまう。遊んでいる場合ではないと気付いたビリーは、ヒーローらしく戦うことを決意するが……。
■作品紹介
K(傘邪魔だから雨の日も使わない)O(オムライス大好き)U(歌下手)T(タイタニックはパニック映画だと思う)A(秋生まれ)と5つの力をあわせたのが私だ!!
どうも、KOUTAです。
今回紹介するのはこちら。
それはダークな雰囲気を醸し出し賛否を毎度沸かせるDCEUがここに来て明るめの雰囲気とヒーローを出した、DCEUからしてみたら子供から大人のヒーローになるという異色のヒーロー映画。
日本のアニメやラノベがチート能力を持つキャラに転生にできるなら、こちとら最初からチート能力を持たせてやるよと、DCEUの関係者が本当に雷に打たれておかしくなったんじゃないかと心配はしたがロッテントマトで高評価を貰うなど、昔の酷評の嵐から正に「シャザム!」したDCEUが送る新時代ヒーロー映画。
そんな『シャザム!』(原題:Shazam!)を今回は紹介していきます。
様々な部分で話題を読んでいる作品なんですよね。先も言いましたが海外ではもう公開済みでその満足度が90パーセントを越えたり、また吹き替え版では福田雄一監督が吹き替え担当になりさらには監督の発言に問題があったり、菅田将暉がシャザム役に抜擢され炎上したりと様々な面で話題になりました。
そんな話題になりすぎて日本で注目されるかと思いきや、コナンは勿論ユーフォニアムやキングダムそしてしんちゃんに押されて上映回数は少なめ。私の家の近くの映画館でさえも一番小さいスクリーンで一日4回くらいしかやりませんからね。まさに宣伝は大きいのに効果は小さめとシャザムらしい結果になりました。
そんな『シャザム!』今回は字幕で観ました。吹き替えで観るつもりもあるんですが、それがいつになるか分かりませんのでご了承を。今回は字幕で本来(?)の『シャザム!』がどうだったかをレビューしていきます。
それではまずは作品紹介!
………公式もアレ風に宣伝はしてたしアレ風に紹介する?
テーレテッテッテー
テーレテッテッテー
テーレテッテッテー テーンテン!(コナンのいつものテーマ曲)
「俺は孤児院で育ったビリー・バットソン。
新たな里親が運営するグループホームで出会ったフレディをいじめっ子から守り…
電車で逃げていたらある不気味な宮殿にたどり着いてしまった!!
そこの宮殿に住む謎の魔法使いと自称するおっさんに出くわし…
なんやかんやその男に「シャザム」と唱えろと五月蝿く言われるから仕方なく杖を持ち呪文を唱えると…
ムキムキマッチョマンのコスプレ野郎になってた!!!
コスプレ野郎として生きていると生活に支障が出る…
トイレの仕方もわからないから自分の体と心に被害が及ぶ…
ヒーローオタクのフレディの助言でこれからの生活ではなく飛行や頑丈な体、人間を越えたパワーや電撃攻撃をもっていると知れた
ヒーロー名を聞かされた俺はとっさに思い付かないで様々な名前を作ったが今も考え中。シャザムだと自分が口にすると元にも戻ってしまうんだ
自分の力をより分かるためにヒーローの能力を色んな面で使ったり、人を助けたり、ネットに動画を出したりした
そして今回のヴィランであるDr.サデウスは、『キングスマン:ゴールデンサークル』でマーリンが転生した姿…という訳ではない。彼は封印されてた七つの大罪の力を呼び覚ました人物だ。一体何が目的なんだ…。
デカくなっても頭脳は同じ!迷宮あらまくりな新人ヒーロー!!
真実はいつも2つや3つもあるときはあるよ!!!」
というのが大まかなストーリーですね。
レビューを始める前に言うと今回も前回の『キングダム』みたいにレビューは短めになると思います。てかこの作品紹介読みにくくない?私もブログの書き方まだまだですね。
私が今年一番期待していたヒーロー映画でありますが、果たしてどんな作品だったのか?!早速レビューをしていきます。ちなみに宣伝も作品紹介もコナンを推してましたが、別にコナン要素ないです。
それではここからネタバレありでレビューしていきます。
■ネタバレあり感想
正直言うと期待値が高すぎたのかあまりハマらなかったのが正直な感想なんですよね。確かに面白かったは面白かったし、楽しい部分は楽しいんですよ。ただめちゃくちゃ笑えたり笑顔になれる映画かと言われたらそうでもないです。終始能面のような顔で見れます。
というのも『アクアマン』の衝撃があったからなのかもしれません。『アクアマン』が凄すぎたからきっと『シャザム!』も凄いんだろうなと思った私がバカなのかなというのもあります。予告見た感じだと一番DCEUのなかでは予算少な目だと思うんですよ。だからかなりシンプルなものになるのかなと思ったりしたんですよね。
それで中身を見たら家族の話や、ビリーとサデウスが同じ境遇でありながらも方向を間違えればヴィランにもなるし、変身したビリーと足が不自由なフレディを対照的に表してたり撮したり描きたいものは分かるんです。分かるんですが描きすぎて本来ある面白さを離しながらこの話題を語ってるような気がするんですよね。私的には。
だからストーリーのテンポがかなりダラダラするときがあったり、たまに出る暗い話題がDCならではであるんですがこの映画のトーンにはあっていなかったのかなと思います。もっとシンプルで良いんですよ。あの予告くらいふざけて、友達と喧嘩して、成長するくらいの1時間半くらいの作品で良いと思います。
アクションもアクションで特に目立ったものはなかったし、印象に残るものもなかったですね。今までのDCEUで見てきたようなアクションではあったからそこからの新鮮味はあまりないです。
新鮮味と予告というワードで思い出しましたが、あのおふざけパートやヒーロー能力を撮影してるシーン予告で見たやつしか映画で流れませんでしたね。だから能面のような顔で見れたんだと思います。予告以上のそうした映像や演出がないから。DCEUの悪いところは予告で見せすぎることをそろそろ学んだ方が良いかもしれません。
私がこの映画で唯一許せなかったのは魔術師シャザムがビリー・バットソンを選んだ理由がかなり曖昧ということなんですよ。確かに危機的状況だったからとか、ビリーの成長のためとは言えあれだけ沢山の候補者を連れ出しといて最終的に当てずっぽうで選ぶと、もう正義のヒーローは誰でもなれるとかの話ではなく誰でも良いんだなという話になっちゃうんですよ。
シャザムに変身したあとかなり子供ぽくなりますが、ビリー自信は大人びているからそのギャップで笑えたり14歳らしさが滲み出ているから面白いことには面白いですが、同時に同じビリーとしてはどうしても見れなくて別々のキャラとして見てしまうんですよね。
今回のヴィランも父親と兄を殺したあと、特にこれと言った目的もないまま行動してましたよね。シャザムを殺さないといけないと理由としてはヒーローとヴィランが戦わないといけない辻褄であるわけで、シャザム自信が止めに入るようなヴィランとしての悪さはそこまで無かったのかな。
だったらそこらの幸せそうな家族や、クリスマスで陽気に振る舞ってる家族を殺したりしてくれた方が大分彼の悪役ぶりや家族に対する嫉妬心をより視覚で味わえるんですよね。たぶんこの意見は私くらいしか思わないと思うから気にしないでください。
色々言いましたが良い部分は勿論あって今までのヒーローとは全く違う路線に行ったヒーロー映画という点ではアイデア勝ちだし、クスッと笑えるような作品なんですよ。能力の無駄使いでATMから金を出したり、敵を倒したから無料でお菓子貰えたり、大人の体だから酒を飲んでみたりとか、そうした面では笑えます。
ただ『アントマン』や『デッド・プール』のようにゲラゲラ笑える作品ではなくあくまで少し笑える作品ではあるし、たぶん合わない人には合わないギャグが連発する作品なのかな。たぶん子供は十分に楽しめる作品だと思います。ストーリーの流れは王道だからヒーロー映画を始めてみるお子さんも見やすいかもしれませんね。
全体としては確かに面白く楽しめる作品だけどDCEUの映画のなかならまだそんなに好きにはなれない作品だったなと思いました。私のような汚れた心を持った人より子供のように純粋な心を持った人がより楽しめる作品なんじゃないかなと思います。つまり私はシャザムにはなれないです。