■予告
■あらすじ
ブロックシティが襲われた恐ろしい事件から数年後、平和な日常が続いていた街に謎の宇宙人が現れたことをきっかけに、ブロックシティはすっかり荒廃し、誰もがすさんでしまう。そんな中で、エメットだけは相変わらず明るく、ごくフツーの日常を過ごしていた。しかし、ルーシーやバットマンといった仲間たちが宇宙人にさらわれてしまい、エメットは仲間たちとの日常を取り戻すため宇宙へと飛び出し、ミュージカル好きなクイーンが支配する惑星へとやってくる。
■作品紹介
この間レゴショップ行ったら、ホグワーツ城のあまりの値段の高さに驚いた!
どうも、KOUTです。
今回紹介するのはこちら。
レゴのレゴ好きによるレゴを売り飛ばすための作品と思ったら、その出来の良さと強いメッセージ性に感動を覚えた前作『レゴ(R) ムービー』の待っていましたと言わんばかりの続編映画。
本作は宇宙へ飛び出し、映画の面白さの幅を広げると同時に「レゴの遊び方も子供の創造力も宇宙のように無限大」と言わしめた本作。一息入れさせる間もなく笑いや感動を呼び起こした作品。
そんな『レゴ(R) ムービー2』(原題:The Lego Movie 2: The Second Part)を今回は紹介していきます。
前作のレゴのストップモーション映画に見えてしまうCGアニメとラストの衝撃には感動しましたね。勿論ストーリーも見やすいし、映画ファンも様々なキャラが登場しましたからかなりテンションの上がる一作でしょう。
そんな最高な一作を今作は続編というプレッシャーのなかより積み重ねて良い作品に出来上がるのか?はたまた簡単に壊してしまい不作になるのか?早速レビューしていきたいと思います。
まずは作品紹介!
まず話すなら前作を見ておいた方がいいかも。バリバリ前作からの続きになるからね。そんな前作から主人公たちが住む街に突如現れた侵略者。長年の戦争にて街はヒャッハーな荒廃した世界になってたよ。
ただそんなヒャッハーな世界で他のキャラたちも変わりに果てていたのにひとりだけ変わらなかったのは我らが主人公である「ザ・普通」のエメット。
そんなある日。自分達が住む世界で見たことない宇宙船を目撃。その正体はスウィート・メイヘム将軍。そいつの目的は自分の主人であるミュージカルが大好きなわがまま女王の結婚式に招待するやつを連れていくということ。じゃあなんで攻撃してきてんだよというツッコミはなしだよ。
明らかにワンピースのビック・マムの誕生日会に連れていかれるサンジのように、エメット以外の仲間たちはその結婚式に連れていかれるよ。勿論エメットは助けに行き道中出会ったエメットのファンというレックスの力を借りるよ。
果たしてエメットは仲間たちを無事に助け出すことができるのか?そして同時にわがまま女王の真の目的とはなにか?
というのが映画の大体の話の内容ですね。
前作ほどの衝撃的なラストの展開はなかったけど、その分誰もが共感できる結構深い人間ドラマが隠れていましたね。ヒット作の続編って大抵は失敗するんだけどこれは成功例の代表として名前をあげてもいいんじゃないかな?
こねや2から見ても特に問題はないけど、ストーリー上ではやはり前作を見ておいた方がいいかもしれませんね。そうした方がより楽しめるかなとは思います。
では、ここからはネタバレありでレビューをしていきます!
■ネタバレあり感想
今回も前回同様あまり語ることはないかな。というのも普通すぎる作品もそうだけど良い作品も語るのが難しいんだよね。いい作品だから自分のレビューよりさっさと映画館へ行って見に行けと言いたいくらいだよ。
あと語りにくい理由のもうひとつは良い部分が前作と大体同じなんだよね。アニメーションは素晴らしいし、ストップモーションに見えて実はCGで、笑える小ネタがたくさんあったり、そしたら驚きの展開が待ってたりって何からなにまで計算されてたことが凄く上手くいったような感じなんですよ。
ただ前作と同じ過ぎたらそれはそれでつまらないです。今回なんでつまらないと感じなかったのかと言うとまずそこまで映画のオマージュ的な小ネタは多くはなかったのかなと。前作は様々な映画キャラが沢山登場し映画ファンを魅了はしましたが、子供が喜ぶネタかと言われたら正直難しいです。
勿論今回もそうしたネタはあるにはありますが、まだ分かりやすい方です。それに映画キャラに頼らず今回はオリジナルのキャラたちがより魅力的に映し出されてたし、子供でも楽しめるような笑えるシーンや楽しめるシーンは沢山ありましたね。
ラストシーンに関しては今回も衝撃的でした。子供の遊びとストーリーがリンクしているところに関しては同じなんですが、メッセージ性が素晴らしいです。特に兄妹育ちの家庭なんかは一番共感するんじゃないのかな?
兄は兄で自分の作った遊びや世界を妹に壊されたくないし、妹は妹でレゴという遊びの可能性を教えてくれた兄と一緒にただ遊びたかっただけっていう子供らしい部分に共感を覚えます。兄に関しては前作の父と同じ末路を辿ってましたからね。
ただそれをハッキリとしっかり言わないのが兄妹というか。そこから喧嘩をしてどうするか、どう仲直りするかで兄妹の絆が強くなるというのも分からせてくれた作品ですね。ああいうのって変に親が「早く仲直りしなさい」とか間に入らなくてもいいんですよね。説教臭くない教育的映画ですよ。
それを踏まえてもう一度この映画を見直すと兄と妹の歴史が見えてくるというか、レゴキャラの心情も兄妹とリンクしていたのがよく分かります。レゴのハートをあげたり、妹がミュージカル好きだけど兄は嫌いだったり。たぶんあの年頃の男の子はキラキラしたミュージカルとか好きじゃないんでしょうね。現に私もあの年頃は嫌いでしたよw
一回目見ても面白いし、二回目見てもまた違った見方ができるかなり幅が広い作品だったと思います。
ひとつだけ不満点をあげるなら、この映画タイムスリップ要素を入れていました。別に良いっちゃ良いんですが、あの子供のストーリーとレゴのストーリーがリンクしていた映画にいきなりSF的な要素が現れたのは驚きでしたね。子供の空想と見ても良いんですが、あれに関してはなんかあまり納得しないんですよね。
洗濯機の下でレゴが戦う場面もあれが兄が手でやってたとは思えないし、急に自我を持ち始めたと考えたら少し不気味で違和感あります。『トイ・ストーリー』みたいに最初から自我を持ち自由に動いてたら話は分かりますがね。なんか見逃した部分ありそうですから、この点で誰か説明できる方は解説お願いします。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
誰もが楽しめる作品でした。前作を見てからこれを見た方がいいかもですから、是非前作も含めて鑑賞をオススメします。ちなみに4月は更新頻度が少な目になりますが、ご了承ください。
はい、そんな感じで!
それでは!