■予告
■あらすじ
サーカス団に飼われ、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子ども「ダンボ」が、引き離された母親を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す姿を描いた。
■作品紹介
ダンボダンダンボダンボ!(フゥーフゥー)
どうも、KOUTAです。
今回紹介するのはこちら。
それは1930年代という時代に作られたディズニーアニメ映画の古き名作『ダンボ』をダークファンタジーな世界観で世間を魅了するティム・バートン監督の実写映画化した作品。
象が飛んだって良いじゃないか。マイナスをプラスに変えても良いじゃないか。ランドの「空飛ぶダンボ」が毎回混んでるけどファーストパス無くても良いじゃないか。そんなアニメでのメッセージ性をディズニーが実写映画にしたいからと長い眠りから叩き起こした最新実写映画!
そんな『ダンボ』(原題:Dumbo)を今回は紹介していきます。
ちなみに私は耳は耳でも耳たぶがデカイ!
もうかなり公開直後から賛否が別れた作品になっていましたね。正直ここまで賛否が別れるとは思わなかったんだよね。私がいつも読ませてる映画レビューをするブロガーさんは基本はこの映画には否定的ではありましたね。
そんな愛と勇気で飛びだった皆の為に怖れなかった彼の勇姿は現代でも通用したのか?賛否のあるなか私の正直な気持ちを書いていきたいと思います!
それいけ!ダンボ(マン)!
まずは作品紹介!
舞台は第一次世界大戦の時代。サーカス団の乗馬ショーを得意としていた本作の人型の主人公ホルトは、戦争中に当時も今も大人気流行しているインフルエンザで妻を亡くし、さらに戦争時には片腕を無くし、さらには自分が入ってたサーカス団に帰ると経営は最悪な状態。自分の子供たちも世話をしないといけないと心身ともにズタボロボンボンだったよ。
そんなある日サーカス団長であるマックスは一斉一代の賭けとして新たに雌のアジア象である「ジャンボ」を購入。さらにその雌象は妊娠していると言うこともあり、サーカス団の未来を切り開くとして皆期待を高めるよ。これが後のダンボであるということはまだ誰も知らない………と言いたいけど上映開始15分くらいで分かるんだよね。
そして無事にジャンボは自分の子象ジャンボJr.として誕生するけど、その耳のでかさから団長には化け物扱いされて、お客さんにも「ダンボ」とからかわれるよ。さらにあることがきっかけで母親象と離ればなれになるから、ダンボもズタボロボンボンになるよ。
そんなある日主人公ホルトの子供たちはダンボのところへ心配して行くと、あることがきっかけで大きな耳で羽ばたけることをしるよ。ただこれを子供たちが言っても大人には信じてもらえないから実際にサーカス本番時に空を飛んでもらおうと計画。飛行に成功しお金が儲かれば母親を取り戻せると。そしてズタボロボンボンだったダンボは無事に飛行に成功。
そんな飛行をするダンボの噂を聞いた明らかに悪役の雰囲気があり、こいつも何度か羽ばたいたことがあるマイケル・キートン演じるヴァンデヴァーはダンボを自分のサーカスに出させ、さらにはかなりエロ美しいエヴァ・グリーン演じる看板スターのコレットを乗せて飛ばせようとする。
果たしてダンボは無事に日本のバラエティ番組のような無茶ぶりを成功できるのか?!そしてダンボは無事にお母さんと再開できるのか?!
どうでも良いけど、テイルズのコレットも可愛いよね。
ここまでが映画の大体の内容ですね。
ネタバレなしで映画で感じたことを言うならまぁ普通かなって感じ。だからネタバレありでも特に映画の内容に良し悪しを言ったりすることはそんなに多くは言わないかな。だから気軽に見れる作品だとは思うよ。
ではここからはネタバレありでレビューをしていきます!
■ネタバレあり感想
先も言ったけどそこまで良し悪しを言うほど多くは語れない作品かな。ただいろんな人が批判的な声をあげる理由も何となく分かるんだよね。もしかすると他の人と私の不満点は違うとは思うけど。
私的にはまず最近のディズニー映画ではお馴染みのメッセージ性が含まれてて特に心には響かないし、もう知っているから新鮮味はないんだよね。
ダンボそのものである「デメリットをメリットに変える」っていう部分は含まれてはいるけどさ、この映画にある「多様性」とか「親子の絆」だとかはもう実写版の『美女と野獣』や『メリー・ポピンズ リターンズ』で語り継がれてるんだよね。ある意味ディズニーが安全圏にいる気がする。
これがダンボ自信なら話は別なんだけど、いきなり現れて主人公の座を獲得したホルトやそのサーカス団たちが伝えてもまずキャラクターにインパクトがないから特に伝わらないんだよね。私はちなみにホルトが主人公だってことをこの記事を書き始めたくらいに初めて知るよ。
キャラクターで言えば一番良かったのはエヴァ・グリーン演じたコレットかな。一番魅力的だしダンボの絆が子供たちの次に強いと感じたよ。てか主人公は子供たちかコレットでも良かったかも。ホルト象を世話して馬乗っただけやん!しかもラストはコレットと乗りやがって!そのあとの夜はコルトを乗せて騎じょっ……大変失礼しました…。
ディズニー様!この記事とブログを消さないで!!
話を戻すと、ダンボとしての存在が生かされるときもあれば生かされないこともあったり、キャラクターのバランスやら何やらが微妙でもあるんですよね。
一番期待をしていたのはティム・バートンだからかなりダークでありながら面白い作品にしてくれるのかなと思いましたが、正直キャラクターも含めて風景や演出がティム・バートンらしさが全然見当たらないんですよ。
敵キャラなんてかなり個性的にできたはずなのにただ杖をついた白髪のおじさんってだけだし、キャラとしても普通なんですよ。ティム・バートンならやりそうなことをなんかセーブされてるようにも見えてしまったんですよね。
ティム・バートンでダンボならかなり期待してたのは「ピンクの象」。トラウマ級のアレをどうするか期待はしたんですが、正直ガッカリですよ。あれダンボが酒を飲んで幻覚を見てしまうイカれた演出なのにこれもセーブされた気がします。
「酒を与えよう」というシーンもありましたがやはり時代が時代であげてませんでした。まぁ、仕方ないです。ただピンクの象の登場がまさかサーカスのシャボン玉演出だとは思いませんでした。「科学が~…」とか言ってた癖にいきなり魔法みたいなことをしだすからビックリですよ。だからこのシーンでなんでシャボン玉で作り出した象が動くんだよってツッコんでしまいますよね。魔法の世界なら話は別です。
ピンクの象なら母親と離れたダンボが夢でピンクの象を見る怖い夢を見てしまう演出であればまだ納得はいきました。まだね?
子供ならたぶん見てて楽しめる映画ですが、ディズニー映画を多く見てる人やアニメ版「ダンボ」を見てて好きだという人はこの映画は納得しないかなと思います。ただ良い部分もあって、やはりだんだんダンボが可愛く見えたり応援したくなるという部分はこの映画一番の強みなのかなと思います。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫
5/10です。
私のなかではストーリーもメッセージ性も普通だったから映画全体も普通って感じでした。見ても見なくてもどっちでもいいですが、春休みもそろそろ終わりますし、そんな日に友達と見に行くには最適な作品かなと思いました。
はい、そんな感じで!
それでは!