■予告
■あらすじ
父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる少女チャーリーは、18歳の誕生日に小さな廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。すると突然、その車が人型の生命体へと変形。驚くチャーリーを前に逃げ惑う生命体は、記憶と声を失って何かに怯えていた。チャーリーは生命体を「バンブルビー(黄色い蜂)」と名づけ、匿うことにするが……。
■作品紹介
たぶん宣伝もこうしたかったと思うけど、ラブライブに怒られるからやめたと私は思ってる!
どうも、KOUTAです。
今回紹介するのはこちら。
日本でもアニメ放送されるなど根強いファンがいるSF作品『トランス・フォーマー』シリーズ。今までのマイケル・ベイ監督の作品からトランスフォームし一新した本作は、なんということでしょう!ごちゃごちゃせず誰もが楽しめる明るめの作品に。
時代設定もトランスフォーム!トランス・フォーマーのデザインもトランスフォーム!ロッテントマトの評価もトランスフォームとすべてがトランスフォームされたシリーズの大人気キャラバンブルビーが主役の作品。
そんな『バンブルビー』(原題:Bumblebee)を今回は紹介していきます。
トランス・フォーマーの映画事態久々なんだよね。シリーズとしては2までしか見てないにわか当然の私なんだけど、一応トランス・フォーマーシリーズについて話すならテレビで放送されてたアニメはよく見てたよ。ビーストもかなり小さい頃の記憶だけど見てた記憶はあるし。
実写に関しては1は普通に楽しめたけど、2をとりあえず見たらとにかくキャラクターにムカつきを感じた記憶はあるんだよね。特に主人公の親たちにムカつきは覚えてた。それっきりトランス・フォーマーは見なくなったかな。ちなみに1を見ていた親父は「ごちゃごちゃしていて何をやってるか分からねーけど楽しい映画」とは言ってたよ。
そんな全てのシリーズの記憶を失ったかのような今作は果たしてどんな作品だったのか?!はなまるな作品か、それとも「ぶっぶーですわ!」な作品だったのか?!
それでは作品紹介!
舞台は1980年代。地球より遠い場所惑星サイバトロンでは毎度の如くオートボットとディセプティコンの戦いから幕は上がるよ。ディセプティコンの攻撃に圧倒されたサイバトロンは一旦戦場から退くと同時に、サイバトロンのオードボットのリーダーであるオプティマスはバンブルビーに地球へ向かい拠点を造り地球を守るようにと指令を下すよ。
バンブルビーが地球へ降りるとたまたまそこで模擬訓練をしていた米軍と遭遇し、攻撃はされるはディセプティコンの追っ手が一体来るわで彼は声帯を失うよ。ちなみに声帯を失う理由はここでは伏せるけど、敵側もよくよく考えたらバカだなとしか言えないんだよね。
それとは別の日に父を失って落ち込んでいる少女チャーリーは誕生日に車を欲しがっていたけど、母親にはバイクのダサいヘルメットで再婚した義父には笑顔を作るための謎の本をもらうよ。
ちなみに再婚の父は普通に優しい人だし、再婚してから家族が歪んでるという訳ではないし特に問題はないんだよね。だけどそんな安定はしている中で18歳の少女らしい苦悩がちゃんと描かれてるのは素晴らしかったですね。
そんなある日に普段は中古パーツを探してるボート修理場に置いてあった黄色のフォルクスワーゲンのビートルを誕生日プレゼントとして無料で手に入れるよ。やったね!
しかしそのビートルは先程の戦いで負傷していたバンブルビーであり、最初は突然変身しロボットになる姿には戸惑ったが段々と心を通わせ、さらには同じ遊園地でアルバイトをしていてチャーリーになかなか話を踏み込めないメモと共にバンブルビーとすこしの時間ながらも共にいる時間を楽しむよ。
そんな中バンブルビーを追うディセプティコンから、幼女戦記のターニャとヴァイスという戦闘経験ありまくりの声をした2体が地球に降り立つよ。その一体がバンブルビー大好きな悠木碧でバンブルビーに対し愛の鞭を入れるから、なんか羨ましいんだよね。
果たしてバンブルビーはディセプティコンから地球とそして大切な友達であるチャーリーを守れるのか?!
というのが映画の大まかなストーリーだよ。
見ていない人のために言うなら、まずマイケル・ベイ監督のトランス・フォーマーは全て無かったことにしろ!…いや、別に無かったことにするほど記憶を無くせという訳ではないよ?
ただかなりマイケル・ベイ監督のトランス・フォーマーシリーズとはうってかわりかなり落ち着いた感じにはなってるんだよね。だからバトルメインや映像のごちゃごちゃ感を毎度楽しみにしてる人はそれらを期待しないで新たな綺麗な心で映画を見た方が良いかもしれません。
それではここからはネタバレありでレビューをしていきます。
■ネタバレあり感想
個人的にはマイケル・ベイ監督のトランス・フォーマーより新しく作り上げたこのトランス・フォーマーはかなり好きだよ。勿論マイケル・ベイの方も好きな部分はあるにはあるんだけど、正直マイケル・ベイの方はトランス・フォーマーを見てるというよりトランス・フォーマーとは別の機械の塊が戦ってるようにしか見えないんだよね。
自分はトランス・フォーマーはアニメから入ったからトランス・フォーマーの変身と言えば簡易的で大雑把なイメージなんだよ。マイケル・ベイ版は確かに凄いけど細かい金属がカチャカチャ積み重なってる感じはして好きな人は好きだけど、個人的にはなんか違う感じはしてたのよね。
その点今回のバンブルビーに関してはそうした細かい変身じゃなくて、出来るだけ大雑把に簡易的な変身をしたから重量感はより増したし、そうした変身を好む人からしたら嬉しい点なんだよ。一部だけ変身させるというのも、なんか子ども心がありましたね。
バンブルビーのデザインもそうだけど、オプティマスや他のトランス・フォーマーのデザインも今回最高。やっとなんか個人的に見たかったオプティマスを見れて興奮したし、心のなかで「オプティマスがオプティマスだー!!」って叫んだからね。あと敵側のショックウェーブとサウンドウェーブがアニメよりのデザインにしてくれたのも嬉しかった。
物語は至ってシンプルでバンブルビーとチャーリーの絆を描きながら、チャーリーの成長も描いていた作品でしたね。特に今回の話は子どもには見やすいし、学生ならかなり共感できる部分もみられるんじゃないのかな?
ただ問題なのはこの映画はそれ以上でもそれ以下でもないって所なんだよね。確かにマイケル・ベイ版より私は結構見やすくって楽しめたのはいいんだけど、心に残るかと言われたら微妙なんですよ。だからどちらかというと娯楽向け作品なのかもしれませんね。
人間と宇宙から来た未確認のやつとの友情となると『E.T.』みたいなのを想像してましたが、確かに友情は感じられますが深く心に刻まれるというようなことはありませんでしたね。
それから今回も主人公の母親はかなりムカつきましたね。なんだろうねあの余計なお世話感だったり、変なタイミングで来たり、信じるとか言っといて大事な部分で信じなかったり。結構自分の都合の良いように娘を廻します。そういう意味ではある意味私もまだまだ子どもなんでしょうがムカつくものはムカつきます。
ちなみに私が納得しなかったのは、そもそもの父親が亡くなりチャーリーが暗くなるのは分かるんですが、弟や母親が新しい父親にすぐ馴染んでるのがかなり不気味なんですよ。新しい父親も母親も頑張ってるのは分かりますが、弟に関してはもっと悲しみにくれるはずでしょう。
別に前の父が嫌な存在という訳ではなかったですし、どれくらいいるかわかりませんがなんで弟があそこまで元気で新しい父親と馴染んでるのか逆に怖いです。
それ以外は特に可もなく不可もないそんな作品で、トランス・フォーマーシリーズを知らない人でも全然楽に見れる作品なのかなと思いました。マイケル・ベイ版が好きな人はアクション少な目ですから物足りないとは思いますが。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
春休みシーズンにはちょうどいい作品かもしれませんね。是非この時期に見に行くことをオススメします。
はい、そんな感じで!
それでは!