■予告
■あらすじ
1995年、ロサンゼルスのビデオショップに空からひとりの女性が落ちてくる。彼女は驚異的な力を持っていたが、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。やがて、その記憶に隠された秘密を狙って正体不明の敵が姿を現し……。
■映画情報
予告でフォトンブラストを初めて見て、ロックバスターみたいと思ったのは私くらいだろう
どうも、KOUTAです。
今回紹介する作品はこちら!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』に繋がるアベンジャーズシリーズのフルコースならメインには達しはしないが、メインを引き立たせる為の前菜やスープ的なMCU初の女性主人公ヒーロー。
空を飛ぶのは勿論、宇宙や水中でも戦闘可能。拳からは破壊光線レベルのロックバスターを打ち出すことができる吹き替えをした水樹奈々でさえ「今まで演じてきたキャラクターの中で一番強い」と言わしめた。
そんな最強にしてMCU界の救世主が主演『キャプテン・マーベル』(原題:Captain Marvel)をレビューしていくよ。
少し映画の感想を言うなら見る前は実はあまり期待してなかった作品なんですよ。で、見終わった後何点か良い部分や悪い部分は見つかったんだけど、その悪い部分が期待してなかった理由と少し的中していたというか。これに関してはネタバレありの感想で話します。
なのでもしかするとMCUファンやこの映画に大きな期待をしてい人たちにとっては、不満点を多くかたるかもだから少しこのレビューを見ると嫌な気分になるかも。別に悪口を言いたくって書いてる訳じゃないけど、それが嫌だと言う方は今回のレビューを見ないで好きな気持ちのままでいてくれたら良いです。
それでもオーケーと言う方はこのまま私のレビューに付き合ってもらうぜ?
もう後戻りはできないからな?大丈夫だって言ったのは君たちだからな??
それでは作品紹介!
映画では語られてなかったけど時は1995年。まだアベンジャーズところかアベンジャーズ計画もされてなかったMCUの世界では、遠い宇宙のある星で暮らしていたひとりの女性キャプテン・マーベルことキャロルがいました。彼女は地球人ながらクリー人の血を輸血されてるんだよね。そして毎日見に覚えのない夢にうなされながら、クリー人の特殊部隊スター・フォースに所属していたよ。
そんな特殊部隊スター・フォースの仲間と共に任務を遂行している途中ある出来事が原因で敵対するスクラル人に捕まり、宙吊りにされ、脱出をし、地球へと落ちるよ。
…ここら辺かなりざっくりではあるけど、ネタバレ含まれそうだから敢えてこうしてるのよ。
そして地球でキャロルはニック・フューリと出会い、彼の協力のもと自分の過去と自分の力の秘密に迫り、それと同時にクリー人の襲撃をかわしていくよ。そして明かされるこの映画とキャプテン・マーベルの秘密とは?!
果たして彼女の秘められた過去とは何か。アベンジャーズとどう関わるのか。そしてE缶無しで宇宙を救えるのか?!
というのが映画の大体のストーリーですね。
ちなみにこの作品無駄に映画オリジナルの用語がたくさん出るんだよね。そう無駄に。なんでこんないきなり映画オリジナルの用語がたくさん出たか分からないけど、とりあえず二つほど私なりに解説させて。他もしようとしたけど、ありすぎて忘れた。
- 『フォトンブラスト』/腕からビーム出る。正確には拳。ビームじゃなくても手は熱いから調整次第では水の入ったヤカンをすぐ沸騰させる。私は勝手にこれを「ロックバスター」「破壊光線」「手から勝手に波動砲」「太陽の手」と言ってる。
- 『スター・フォース』/キャプテン・マーベルが所属する特殊部隊。個性豊かな面々が揃ったり揃わなかったり。最初普通に「スター・フォックス」と間違えた。スターはスターでも私は「スター・プラチナ」派。
解説しなくていいくらい中身がねえ!!
ちょっと他の人がやってるような用語解説やってみたいなと思ったらこれだよ!やっぱりあーいうのってパンフ買わないといけないのかね?慣れないことはしない方がいいのか。
それではここからはネタバレありでレビューします。
■ネタバレあり感想
個人的にはなんか「ひとつのマーベル映画」というより「アベンジャーズに繋げる為の作品」として見たかな。エンドゲームのフリでしかないと言ったら言い方は悪いけど、逆に言えばMCUを今まで見てきた人たちにとっては今までのパズルのピースを埋められる作品だと思うんですよね。
この作品の良い部分を少しあげると、特にMCUファンじゃない人や初心者の方にはかなり見やすい作品だと思うんです。おっとここで「ファンでもないのに『キャプテン・マーベル』から見るんじゃねぇ!」と言う古参ファンは少しお口をチャックしようか。
ちょっとした細かい部分の伏線を回収するって感じで別にMCU全体に大きな影響を及ぼすレベルではない感じなんですよ。こうした雰囲気は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に似ているから、そこまで構える必要のない作品になっていると思います。
サミュエル・L・ジャクソンの演技は相変わらず最高で、フューリの威厳や雰囲気は保ちつつ若かりし頃の少しやんちゃな部分も出ていたりして、それがうまい具合に演技に現れていましたね。
あとは個人的にはキャロルとマリアの友情は見ていてかなり絆を感じましたね。正直彼女たちの関係性を撮しても良いくらいだし、それメインにしても良かったかもしれませんよ。
さてここからが不満点。正直に言うなら私個人としては今までの良い部分を含めてもMCU作品としてはあまり好きじゃなかったです。アベンジャーズに繋がる話で見るとなるとまだファンとしては嬉しい映画なのですが、ひとつの映画作品として見た場合かなり微妙なんですよね。
フォトンブラストの場合はこれがかなり序盤から使えます。制限はされていましたが、十分には使えました。ラスト辺りで力が覚醒してこのフォトンブラストが使えたなら興奮はしていただろうけど、序盤から使えてしかもラストまでそれ以上の力が現れないというはかなり勿体ないです。
ハンマーが使えなかったソー然り、弱い体から筋肉ムキムキになったキャップ然りで、その力を得るためにはなにかしらの越えなきゃいけないものがあります。この映画にはそれがないから、最近流行りの転生したら序盤からチート能力を持った主人公みたいで見ていて楽しくはないです。
人間的な成長は確かにありました。けどあるにはありましたが、主人公の記憶を辿り自分は何者なのか何があったかなどミステリー要素を強めたばかりに主人公のキャラクターの奥深さはあまり味わえず、正直見てて人として成長したかも微妙なんです。
ミステリーもミステリーで黒幕が誰か大体予想ついたし、その黒幕である今回の映画のボスキャラも今までのMCU映画と比べたらかなりインパクトが弱いです。キャロルの力を奪ったわりにそれをいかしきれてないし、キャロル自信もラスト敵と戦うにしても無双は別に良いんですがあまりにも能力任せの力技なので戦闘シーンになにかしら興奮する要素はなかったです。
あとこれはかなり個人的な話なんですが、やはり女性ヒーローとして比べてしまうのはDCのワンダーウーマンでキャラクターやら映画作品やらで圧倒的にワンダーウーマンの方がインパクト強すぎたから、結構見る前も見た後もキャプテン・マーベルが弱く感じてしまいました。ヒーローとしてのかっこよさもあるかと言われたらそこも微妙なんですよね。
ワンダーウーマンとキャプテン・マーベルに関してはあくまで個人的な意見です。キャプテン・マーベルが好きな人もいるかもしれませんし、もう一方派の人もいるので人それぞれですよね。ここらへんは。
私的にはストーリーがたまにごちゃついたり、CGが偽物に感じたり、90年代の曲を流したりしてもそれが全然マッチしなかったりと結構気になるポイントは多い作品でしたが、「アベンジャーズの今後に繋がる映画」として見れば楽しめる作品かもしれません。
あとスクラル人とキャロルたちが普通の民家で対談するのはなかなかシュールで笑えた。他の笑えるシーンは笑えなかったのに。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』が楽しみになる作品かもしれません。レビューでも話しましたがマーベル映画を見たことない人には丁度良い作品かもしれませんので、是非友達と見に行ってみてください。
はい、そんな感じで!
それでは!