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映画『九月の恋と出会うまで』奇跡も魔法もあるらしいよ?評価&感想【No.547】

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■映画情報


公開日/2019年3月1日

上映時間/105分(1時間45分)

監督/山本透

製作国/日本

■予告


■あらすじ

あるマンションに引っ越してきた志織は、新しい部屋で「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」という不思議な声を耳にする。その声は強盗殺人に遭うところだった志織を助けるため、未来から届いた誰かの声だった。志織からこの不思議な出来事の相談を受けた小説家志望の隣人・平野は、志織が本来遭うはずだった強盗から助かったことにより、タイムパラドックスが生じてしまうことに気がつく。それは過去の出来事を変えたことで、1年後に志織の存在が消えてしまうことを意味していた。

引用元:九月の恋と出会うまで : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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どうも、KOUTAです。


え?いつもとなんか違うって?
少しやりたかったような部分を追加してみてやってみたよ。新学期や新生活シーズンだから自分もブログ内で普段やらないようなところをやってみようかと思って。


まぁ、実験的に少しやってみて自分に合いそうにないなとかブログの雰囲気に会いそうにないなと思ったらやめますよ。それになんかしら追加されても、このブログのコンセプトである「手短に正直に感想を話す」というところは変わらないので安心してください。


今回は松尾由美原作のファンタジー小説を原作にした恋愛映画『九月の恋と出会うまで』をレビューするよ。


まずは作品紹介!


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川口春菜演じる志織は東京のどっかに引っ越してきた芸術たちが集まるマンションに引っ越すよ。残念ながら着替えもできない全裸の金髪美少女の天才画家はこの映画には出ないよ。
その住人のなかにサラリーマンで小説家を夢見る高橋一生演じる平野も混ざってるよ。


そんなある日いつも通りな日常を送るとエアコンの換気口から「一年後の平野」と名乗る人物から声がかかり、「自分を尾行してほしい」と報酬はなしで理由も明かさず軽いブラック企業のノリに乗せられ渋々平野を尾行する志織。ちなみに一回志織は聞き間違えて平野をシラノと間違えるから、未来の彼はシラノと名付けられるよ。


そんな鬱憤が溜まる中最後一日だけ平野を尾行した志織は、その最後の尾行の日に強盗が入りしかも強盗殺人犯だったらしく奇跡的に殺されずに済むという過去改変が起きたらしい。
そしてなんやかんや現在の平野と話す機会があり志織は今回あった出来事を話すよ。どうやら平野はタイムトラベル系の話が好きみたいであっさりその話を受け入れてしまう。私も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』好きよ


そこから過去改変されたからタイムパラドックスが起きるだとか、歴史上に志織がいなくなるかもだからとどうするか二人で奮闘しながら二人の絆が近くなる描写を交えて問題を解決しシライは誰か突き止めるというのが本作の大まかなストーリー。


……自分で言うのもあれだけど、なかなか上出来な作品紹介できたんじゃない?
まぁユーモアとかないから普通な作品紹介かもしれないし、こういうの初めてだから慣れてないかもだけど、温かい目で見守ってくれたらありがたいです。


ここらかはネタバレありでいつも通りレビュー!




■感想


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さっきの作品の内容を話すと予告の中で言われていたり、あらすじに書いてある「1年後の未来で、あなたに危機が迫ってる」という台詞は内容になく、あえてそれを言わずにいかに志織が危機から助かるかとか、なぜ尾行しなければいけないのなど、それが分かりやすい上に逆にちょっとした緊張感もあったからそれは良かったです。


平野がこうした謎を解いて「わざわざ尾行させたのは助けたかったから」という推理をして、志織は「じゃあ最初から何日に強盗が入るって言えばいいのに」って話したとき平野は「未来からのメッセージで何日に強盗が入るよと言われたらすぐに信じる?」という回答にはなんか予告の宣伝を斬ったように感じて、そこはクスッと笑えた。


あとこの映画っていちいちオシャレなんだよね。綺麗って言う単語を使った方が言いかもしれないけど、一部の映像や音楽なんかが繊細だったのは正直驚いた。特に平野と志織が志織の大学へ行ってちょっとデートぽいシーンあるんだけど、なんかそのシーンはかなりニヤニヤしましたね。


その大学にいくシーン台詞のやりとりもそうだし、二人の演技も自然的で性格は真逆なんだけどそのシーンひとつでも良いカップルだなと思えたり、現実でもたまに見る幸せになってほしいカップルに見えたりして目がかなり幸せものよ。
前半かなりオーバーな演技をしていた川口春菜があそこまで自然な演技をしたのも驚いたけどね。


正直タイムトラベルとかタイムトラベル要素を無しでも普通に純粋な映画として見たかったし、それを忘れるくらい良いラブロマンス映画になってました。逆に良い言い方をすれば、そのタイムトラベル要素が全然邪魔をしてなかったということにもなると思います。


タイムトラベル系は得意という訳じゃないし、そうした話が好きなひとがこの映画を見て納得するかはわからないです。ただひとつ言えるのはその点で多くの不満点はないものの、やはり納得のいかない部分はあったりします。


この映画は「奇跡」や「運命」をテーマにした作品でそれはそれでいいさ。けどね、結局シラノの正体は平野で、過去に連絡する手段がどうするかと言われたら、突然光が射して奇跡的に連絡するんだってさ。


突然光が射して奇跡的に連絡できたんだよ





GReeeeNもびっくりするだろうね!!


デロリアンみたいな時間を行き来するアイテムやキーアイテム的なものだったり、それがなくても平野がそうした能力持ち、はたまたマンションがそうした力を持ってたなら話は分かるよ。ただこうした非現実的な力を「奇跡」で片付けられるともうなんでもありになっちゃう訳じゃん。ある意味では宗教映画に近いよね。


他にも不満点を話すとなるとさっきいった両極端。映像の美しさや音楽の良さが引き立つのは中盤辺りからで、始まりはよく見るなんも珍しさもない映画なんだよね。さらに言うと中盤かなり自然な演技をしてた川口春菜は初盤はかなり業とらしくクサイ演技をするんですよね。未来の声が聞こえる換気口に話してないような、話し方の方向がそっちに向いてなかったり色々きになりました。


さらに言うと志織の少女漫画のような部屋より平野の部屋の方が生活感あって、そうした目で見る部分でも非現実にしたいのか少し現実的にしたいのか、世界観の統一感も感じられなかった。
終盤であんだけ音楽良かったのに泣かせに来るような壮大な音楽を流したのはかなり残念だしね


登場人物も3人くらいで十分なくらいマンション住人が個性的なわりにかなり出番もないしね。女好きそうなチェロ奏者や舞台女優とか結構話盛り上がりそうなキャラがたくさんいたのに使わないのはもったいなかったです。


総評的にはタイムトラベル系の映画で見ると少し難はあるかもしれない。けど大人のオシャレでかなり美しいラブロマンス映画を見たいならこれはかなりおすすめだし、あまり世間的に認知が低いからこそ私はこの映画は推すよ。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫

6/10です。



こんな点数だけど普通に私的には好きな作品でした。あまり世間で知られてないからこの記事をきっかけに見てくれたら幸いです。





はい、そんな感じで!

それでは!