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映画『アリー/スター誕生』ガガ泣きはしない。評価&感想【No.526】

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■映画情報


公開日/2018年12月21日

上映時間/136分(2時間16分)

監督/ブラッドリー・クーパー

製作国/アメリ

■予告


■あらすじ

音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。

引用元:アリー スター誕生 : 作品情報 - 映画.com

■Review

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『アリー/スター誕生』(原題:A Star Is Born)は、
1937年の『スタア誕生』を皮切りにいくつかのリメイクがなされてきた作品を、新たにリメイクしてブラッドリー・クーパー初監督、レディー・ガガ主演で描いた音楽ラブロマンス映画





私が鑑賞した劇場では以外にも学生が多かったです。レディー・ガガの影響なのでしょうか?そんな学生が多い中映画が終わったあと私の隣にいた女子高生グループは大号泣してましたね。それほど若い人の心にも感動を与えてくる映画なのでしょう。


公式でも「ガガ泣き」という訳の分からん宣伝をしてますが、結構感動ポイントは何個か見受けられます。ただ正直に言うと私個人としてはその感動ポイントがわかっていながらも、そんなに泣けるような作品ではないなと思いました。もっと言うならあの隣にいた女子高生グループはなんであんなワンワン泣いていたのか分かりません。きっと恋をして色々あったんでしょう。先生に相談しなね?


なんで感動できなかったか。その理由は明確で、監督がブラッドリー・クーパーで主演もその人だからです。
確かに初監督で、しかもかなり昔の作品でこれを外せば3回目のリメイクを行っている作品でプレッシャーはあったはずだろうに、よくあの大規模な映画をまとめ上げたなと監督業としては素晴らしい部分は見られました。


ただブラッドリー・クーパー演じたキャラクターがいちいちセリフがギザ過ぎたし、あれを本人が書いて本人が演出して本人が演じたと考えるともう感動どころではなく、ブラッドリー・クーパーの精神力に関心してしまいます。だってモテそうなセリフを考えて家族の前でそれを演じてやってくれと言われたら無理でしょ?ブラッドリー・クーパーはもしかするとできちまうんだよなぁ。


そもそもブラッドリー・クーパーの演技を評価している人もいて、私も確かに『アメリカン・スナイパー』の時の彼の演技は素晴らしいなとは思いましたが、基本あまり良い演技をする俳優だとは思ったことなく、今回の映画の演技もボソボソ喋った大根演技だったなとは感じました。


逆に以外と素晴らしいのはレディー・ガガでしたね。歌も勿論素晴らしかったんですが、思ったよりも演技が出来ていたのには驚きだったし、レディー・ガガというカリスマ性溢れる雰囲気をしっかり消して役をこなしていましたね。彼女の今後の女優活動には期待できます。




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ストーリーはというと正直普通でしたね。なんか先が読みやすい展開になってきました。音楽で人生が変わったというのも、アリーが芸能の道へ進むが段々路線が変わり昔のアリーの良さが失われてたり、それで喧嘩をしてしまったり結構どこにでもあるような話でしたね。


ラブロマンスが7割、音楽2割、ちょっとした事件が1割みたいな構成で作られてて、映画の大半がイチャイチャしたラブシーンを見せられます。やはりそこでもブラッドリー・クーパーが考え演じたというだけでなんか笑えます。


ライブシーンで二人が歌い演奏するシーンなんてバンドメンバーやお客さんおいてけぼりでイチャイチャしてハグやキスしまくりですよ。ライブ会場はお前らのデート場所かよ。


そもそも1日だけ会って歌に聞き惚れたからアリーを自分のステージに上げて歌わせるって、観客の人たちはどんな気分なんでしょ?アメリカだからあのノリになりますが、日本だとブーイングだし終わったらネットで大炎上でしょうね。例えばアイドルの嵐がステージで突然知らない女性を舞台に上げて歌たわせたりしたらどうなるでしょう。まぁ結果はわかりますよね


あとはちょっとした部分でもツッコミ所はありましたね。例えばアリーが人を殴ってしまって、手の腫れを抑えるためにブラッドリー・クーパーはスーパーで冷凍豆を買い手を冷やしてあげます。なんで冷凍豆なんでしょう?冷やし終わったら豆も食えて一石二鳥とか考えたのかな?あの規模のスーパーなら氷くらいあるし、あんな咄嗟の判断で冷凍豆に行き着きますかね。


非常に残念だったのは、歌があまりにも印象深くないということ。一番良かったし印象深いなと思ったのは予告でレディー・ガガが歌ってた曲くらいです。すぐに忘れてしまう曲ばかりだったし、映画終わったらサントラを買いたい気分にはさせてくれないくらい音楽に魅力はないです。


序盤のブラッドリー・クーパーがライブで歌った曲があるんですが、エンドクレジットでも流れます。もうすっかり忘れてたころにエンドクレジットでその曲が流れたから「あ、そういえばこんな曲もあったな」と思いましたね。そう思ってるときにラストレディー・ガガが歌った曲を忘れるという。


普通の人なら泣けるだろうし、今年の映画納めには良いとは思うんですが、期待値をあげてる割にはなんとも普通な映画で泣きはしない作品だったなと思いました。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫

5/10です。



そんなに期待はしてなかったからガッカリするほどではありませんでした。たださっきも言った通り映画納めにはピッタリだろうし、クリスマスシーズンだからカップルで見るにはちょうどいいのかなと思います。





はい、そんな感じで!

それでは!