KOUTAの映画DASH!!

映画、劇、色んな作品を簡単に、出きるだけ短時間で気ままにレビューするブログ。

映画『春待つ僕ら』こいつらの頭が春だろ。評価&感想【No.523】

f:id:Ko-tachannel:20181218192158j:plain

■映画情報


公開日/2018年12月14日

上映時間/109分(1時間49分)

監督/平川雄一

製作国/日本

■予告


■あらすじ

ずっと周囲に溶け込めず寂しい思いをしてきた美月は、高校入学をきっかけに「脱ぼっち」を目指すが、なかなか上手くいかない。ある日、バスケ部のイケメン四天王こと永久、恭介、竜二、瑠衣とバイト先で知り合った美月は、彼らに気に入られ一緒に過ごすように。そんな彼女の前に、アメリカ帰りで有名高校バスケ選手の幼なじみ、亜哉が現われ……。

引用元:春待つ僕ら : 作品情報 - 映画.com

■Review

f:id:Ko-tachannel:20181218223334j:plain

春待つ僕らは、
あなしん原作の同名人気少女コミックスを『僕だけがいない街』の平川雄一朗監督により実写映画化した青春ラブロマンス作品。





そんなに期待して見に行った訳ではなく、暇だったし最近最新映画を観れてなかったなぁと思い最近公開されたこの映画を鑑賞しました。『ういらぶ。』とも迷ったんですが、とりあえず迷ったもう一方の『ういらぶ。』は観れたら観ます


そんなに期待しなかったというのもありますし、悪い言い方ですがダメそうな部分を予想しながら見たら大体その予想した事があてはまり逆に驚きました。良い部分をあげると少なすぎますが、もっとも良い部分をあげるなら美人なんだけどオタクのような女性キャラが面白かったです。


映画の宣伝でよく押してたのがバスケシーンです。メイキング映像を見たので彼らがどれだけこの映画の為にバスケをしてきたのかは分かります。ただ分かった上で見ても正直この映画のバスケシーンは見ていてつまらないです。


バスケのルールは別に説明しなくても大抵ほとんどは皆分かるはずです。だからルールを説明しなかったことに関してはそんなに気にはしません。ただ問題はそのバスケの見せ方ですよ。なんでひとつの試合をしっかり見せないでダイジェストでお送りしてるんですが。


ひとつのゲームとしての面白さやワクワクを見せてくれないで、名シーンを合わせただけのダイジェストならプロのバスケ選手のシュートシーンをYouTubeで見た方がいいし、彼らがあそこまでバスケの練習しなくてもシュートだけ練習した方が楽でしょ。


ダイジェストだとしても良いシュートが観れたり、素晴らしいカメラワークで撮ったシュートなら良いんですがそれもないです。なんかすごいと口に出したくなるようなシュートやバスケ名シーンはなく本当プロのバスケの試合を見た方が良いです。まぁ元々バスケが得意な友人を私が持ってるからそう言えるかもしれませんが。


映画のなかで主人公が通う学校のバスケ部にはイケメン四天王という世間が聞いたら鼻で笑ってしまう集団がいます。そんな彼らを脇役の女子が説明的に紹介はしちゃうんですが、まぁなんか映画の中で個性が現れるだろうとは思いました。


結果確かに人間としての個性はあるんですが、バスケはなんか普通です。彼らがいるからめちゃくちゃバスケが強い訳でもないし、特別それぞれのバスケの才能がある訳でもなく弱くもなければ強くもないです。


バスケの試合でそういうバスケの才能的な個性があれば良かったんですが、それもない上やってるバスケは普通なんで本当にイケメンという肩書きしかないお調子者四人組にしか思えませんでしたね。




f:id:Ko-tachannel:20181218223413j:plain




キャラとしての中身も微妙でした。正直言えばあんな個性的な外見でなければ中身すっからかんも当然でしたからね。土屋太鳳演じたキャラも作文コンクールに入賞はしますが、それくらいのレベルの頭の良さがあったのか疑います。コンクールでの発表も掴みが良かったから頭は良いと思うし、途中作文を見ないで発表をしたのもあれだけの量を暗記したとは思えず、しかも序盤の内容よりも話してる内容がレベル低くなったからそこでまた頭良くないのかなと思ったり。


四天王も四天王で特にこれと言ったキャラクター性はないです。北村匠海のキャラは優しいってだけだし、序盤「眠るとなかなか起きない」という設定もすぐにどこか行きます。もしかしてその設定事態が寝ちゃって最後まで起きなかったのかな?


メガネキャラも知的と思ったら知的ではないし女好きそうに思ったらそこらへんも微妙です。他ふたりも良い性格なんだけど、下手したらキャラかぶりしてましたね。


小関裕太演じたキャラもどれだけ強いのか分かりませんでしたね。そもそも北村匠海のキャラが強いかも微妙だっから比べるにも比べられません。てか正直あの髪型なんだよ、いつの時代だよ。あとかなり個人的に小関裕太があまりイケメンに感じられませんでした。あの髪型が似合わないというのもありますが、なんだろう…あのプラスチックと発泡スチロールを混ぜて引き伸ばしたビジュアルは。


監督自信が恋愛映画をやったことないのか、結構不用意な演出が多いです。正直あんなに恋愛映画あるあるの壁ドンや頭なでなではいらないです。電車の中そんなに人数いないのに、なんで最初から壁ドン状態なんだよ


特にあんなに頭を撫でる必要ありますか?あれイケメンだから許される特権ですよね。あんだけ撫でると逆に北村匠海がここぞとばかりに土屋太鳳の頭を撫でたいという下心が見えそうで怖いです。


物語は普通でした。なんかバスケを追加しなければかなり素朴でどうでもいい話でした。正直バスケもバスケで必要な内容かと言われたら微妙ですが、見てから数時間たってもう内容ほとんど忘れるくらいパッとしないので、本当バスケに救われた映画でしたね。


てかバスケや部活をしている人はどんな気持ちで見たんでしょう。部活帰りに喫茶店によれるほど元気はないだろうし、北村匠海が部活に遅れたり全国を目指す高校がコーチの意見を聞かなかったり。正直バスケ部に入ってたり元バスケ部の人からしたら「舐めんじゃね!」と言いたくなるでしょう


それから映画とはあまり関係ないですが、これを見た人の大数が「共感した」という意見を聞きます。正直これに何に共感したんでしょう。もし青春だったりに共感するなら話は分かりますが、ひとりの女性がイケメン四~五人に囲まれて学校生活をしたというのに共感したというのであれば有ったとしても確率は低すぎるし、もうかなりの妄想癖なんで精神科に行くのをオススメします。


■評価


f:id:Ko-tachannel:20181218223439j:plain


最終評価は・・・





☺☺⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

2/10です。



あまり大きな期待をして見に行かない方がいいです。特にバスケシーンに期待する人はバスケ映画として見ない方がいいですね。あくまで恋愛漫画の実写映画として見に行きましょう。





はい、そんな感じで!

それでは!