■映画情報
公開日/2018年5月26日
上映時間/85分(1時間25分)
監督/中島良
製作国/日本
■予告
■あらすじ
イケメンでありながら女性には超がつくほど奥手な西野壮太は、友人である七瀬雪紘の妹・七瀬まいと出会い、胸をときめかせる。壮太が雪紘に思わず言ってしまった「妹さん……かわいいな」の会話を隣の部屋で耳にしてしまったまいは、壮太を意識するようになる。恋愛にウブな2人はなんとか気持ちを伝え、ぎこちない交際がスタートするが、壮太のいとこの加賀樹もまいのことを好きになってしまい、まさかの三角関係へと突入してしまう。
■Review
『兄友』は、
赤瓦もどむ原作の人気少女子ミックスを実写映画化した作品。主演の横浜流星はこの作品で単独初出演作品になります。
また大人気声優の福山潤が9年ぶりに実写映画主演を果たし話題を呼んだように思えましたが、そんなに話題にはなりませんでした
実はこの映画を観ていた時に途中でつまらなくなってしまって、少し長い休憩を挟んだ後また続きを鑑賞したんですよ。別にクソ映画とまではいきませんが、映画というよりまだ良い言い方で深夜ドラマ、悪く言えば大学生の自主製作映画レベルの作品でした。
ただつまらないなと思ったのはその序盤だけでしたね。別にキュンとくるエピソードもなかったし、ストーリーはどこからどうみても普通なんですよ。ただそれが最近の私の価値観からすれば全然良い方です。
たしかに恥ずかしい台詞も少しはあったり、三角関係や好きな人が知らない女性と一緒にいて付き合ってると勘違いするネタなんでベタ中のベタなんですが、久々に純粋なキャラの恋愛映画が見れたなと思いました。
最近の恋愛映画ってこれもそうですが少女マンガが原作です。少女マンガ原作だから恥ずかしい台詞を言ったり、現実じゃあり得ない設置物や飾り付け、なかなかいないであろう女の子の明るくかわいい部屋、キャピキャピした演出、そして細かすぎて伝わり辛いキャラの過去があります。正直こういう設定飽きたし、皆同じだし、もうつまらないと感じ来ています。
ただこの作品はベッタベタのベトベターのようにベタベタまとわりついて気色悪いくらいベッタンベッタンベッタベタしたベタな展開だらけですが、途中からではありますが純粋なカップルの二人組がだんだん距離を縮めていく姿を撮していました。
特に驚いたのはラスト辺りのシーン。夕日の中で二人が気持ちを伝えるシーンもベタですが、横浜流星の演技も良かったし、なにより映像が撮影担当変わったのかと思うくらい綺麗な映像を撮ってたのは驚きでした。最初からそれでいけよ。
ただやはり最初の20分くらいは本当退屈です。いちいち深夜ドラマのテンションで映画が進んでいきます。映画とドラマって全然違いますからね。
いちいちいろんな動きに対して効果音つけるんですよ。「キラッ」とか「ズーン」とか「ヒョイ」とか。息をつく間もなくじゃんじゃん効果音つけるから、ドラマじゃなくてバラエティ番組を見てる気分です。別にバカじゃないんだからさぁ、効果音つけなくてもどんな気持ちで行動してるかくらい分かるんだよ
それから映像が思ったよりもくらいです。かわいい映像や綺麗な映像をつけるなら分かりますが、部屋も外も暗い映像だらけです。映画の雰囲気に全然会ってませんよね。まぁ業とらしく変にキャピキャピした演出入れるよりはマシですか
基本的に映画に出てきた俳優の演技は微妙でしたね。特に横浜流星はうまい方なんだけど、なんかやる気なかったです。「なんで俺こんな下らない映画に出てるんだろう」みたいな。ラストの演技は良かったんですがね。
以外と福山潤の演技とキャラが合ってました。ドックカフェの店長で主人公達に恋愛のアドバイスをするという奇抜な設定ですが、そんなアニメのような奇抜さと声優の演技はかなりマッチしてたし、彼が出ているシーンはなんか面白かったですね。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
見る人によっては4点以下の作品になるかもしれません。私はあまり強くはオススメはしませんが、純粋な恋愛映画が見たいという方にはオススメかもしれません。
はい、そんな感じで!
それでは!