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映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』メカゴジラってなんだっけ…?評価&感想【No.506】

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■映画情報


公開日/2018年5月18日

上映時間/101分(1時間41分)

監督/静野孔文&瀬下寛之

製作国/日本

■予告


youtu.be

■あらすじ

ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり……。

引用元:GODZILLA 決戦機動増殖都市 : 作品情報 - 映画.com

■Review

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GODZILLA 決戦機動増殖都市は、
ゴジラ』シリーズの初のアニメーション作品として製作された三部作のうちの第二章。

第三章を映画館で見ようとして第二章をDVDで鑑賞しました。第一章が個人的に微妙だったので第二章は映画館では見ませんでした。時間の都合もありますが。





正直第一章を見てからこの映画を見るべきでした。今年の冬頃ネットフリックスで見たんですが、種族も地球の過去も愚かキャラクターの名前と顔の一致すら全然覚えてません。だって印象薄いんだもん!キャラの印象が薄すぎるアニメってなかなかないぜ?


前にも言いましたがまずアニメーションが不自然で不気味です。前より戦闘シーンのアニメーションには力をいれていた感じでしたが、やはりどうも人が喋ったら不自然なんですよ。棒立ちしてたキャラが喋りながら動いて、喋ったらまた棒立ちになる。三国無双かよ。しかも喋りの動作も大体同じだし。


前作でキャラがたくさんいるわりに個性がないです。外見や声優でとりあえず個性を出そうとしていますが、キャラクターの中身が薄っぺらいと記憶にも残らないし、応援もできません。いろんな種族がいるわりに、考え方や髪型が違うだけで他に面白い要素がありませんよね。


科学に愛を持つやつや、神を信じる奴もいるわりに考えが統一してるんですよ。例えば科学に浸った種族でも何人かは「それはやりすぎじゃないか」とか思う奴もいても可笑しくないのに、その種族はその種族の統一された考えを持つから全員同じに見えるんですよ。


これは人間側も同じです。「ゴジラを倒す=地球を取り返す」という皆が大きな目標を持つのは構いませんが、個々のそれぞれのゴジラに対する想いや信念がしっかり現れないから、全員スケールのでかい同じ夢を持つ奴等に見えてしまいます。「母を失った」「研究材料にしたい」「皆にバカにされたからここで英雄になりたい」とかでも良いのに、なんでそれを描かなかったんでしょうか?


なにかしらゴジラに対する想いがあるから倒すのに、それだとただひたすら訳も分からず作業しているブラック企業の社員と同じです。


新キャラのフツアの双子の少女も特にキャラクターの深堀がありませんでしたね。特に大きな活躍するわけでもなく、表情で双子を見分けるという何とも制作人の手抜きが感じられた部分でした。多少の性格の違いはあるんでしょうからもっとそれを見せてほしかったです。


仲間たちが一度マイナと戦った時、マイナが逃げた後全く違う方向からミアナが姿を現した際同じ人物と勘違いしてたのは可笑しかったですよね。急に反対の場所から出てきて同一人物だとは思わないだろうし、そもそも逃げた相手が数秒で現れて同一人物だとは思わないでしょう。


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キャラクターについて話し過ぎたので映画の内容部分にも触れたいと思います。まず前作同様会話劇が多いです。正直ここまでくるとなんでゴジラ映画にしたんだろうと思うほど、西尾維新もびっくりするくらい会話が多いです。アニメなのに会話が多く、しかもそこまで絵も動かないから絵的にもつまらないです。


ゴジラは映画があと20分くらいで終るだろうってくらいで登場します。長い会話劇の中でやっと登場しますがそこまでゴジラが登場したときの興奮はいまいちでしたね。


シン・ゴジラ』も会話が多いイメージのある映画でしたが、映画の中でのゴジラは登場の回数が少なくってもその脅威だったり恐怖を感じられました。ただこの映画に対しては正直脅威や恐怖を感じられません。前作はゴジラを倒したと思ったら、ゴジラ・アースが登場してそのデカさや破壊力に脅威だなと感じ取れました。


しかし今回はそのゴジラ・アースのでかさを実感できるような対象物もなかったし、前作以上の恐怖を埋め込む攻撃も見当たらなくって、結局前作倒したゴジラと見ているこちらとしては何も変わらないんですよ。


この映画ではメカゴジラも登場しますが都市になっていて正直期待外れです。地球にまだ人類がいたころのメカゴジラもそんなに活躍していなかったから今回で活躍を見れるかなと思ったのですが、都市になってるは増殖している理由にあまり納得がいってないはロボットや要塞を作るならもっと強いメカゴジラでも作っとけよ。


正直あのロボットもロボット(もうロボットの名前忘れた)でこのゴジラの世界に合わないし、もう別の作品を見ている気分です。ロボットで主人公の声優が宮野真守だからもうガンダムを見ている気分なんですよ。


それからフツアの生活や暮らしてる場所を主人公たちが見ている際、科学者キャラが色々説明をします。ここもなんでその暮らしをしている人が説明をしなかったのか。フツアの人が紹介してくれるなら説得力があります。けど初めて来たやつの考察交じりの説明をされてもそのフツアの暮らしに説得力が感じられません。


主人公たちも主人公たちでよくあの前回戦いで生き残りましたよね。生き残れた理由とかも明かされないし、何より思ったよりも生き残ったやつが多いってのも意外でした。別に沢山死んでほしいという訳ではないですが、キャラを絞り込んで少数にしたほうがもっとキャラを深堀出来るし、関係性もより明らかに出来るって話。もったいねーなぁ・・・。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

3/10です。




とりあえずここまで来たので最終章は鑑賞しようと思います。もう色々不評の意見を耳にしますが、人それぞれ違う意見を持ってるんですし、どんな感想を言うんだろうなくらいでレビューを楽しみにしててください。





はい、そんな感じで!

それでは!