■予告
■あらすじ
定住する家を失った6歳の少女ムーニーと母親ヘイリーは、フロリダ・ディズニーワールドのすぐ側にあるモーテル「マジック・キャッスル」でその日暮らしの生活を送っている。周囲の大人たちは厳しい現実に苦しんでいたが、ムーニーは同じくモーテルで暮らす子どもたちとともに冒険に満ちた日々を過ごし、管理人ボビーはそんな子どもたちを厳しくも温かく見守っていた。そんなムーニーの日常が、ある出来事をきっかけに大きく変わりはじめる。
■Review
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(原題:The Florida Project)は、
『タンジェリン』で高く評価されたショーン・ベイカー監督による、フロリダ・ディズニーワールドの近くにあるモーテルを舞台にしたヒューマンドラマ映画です。
フロリダのディズニーワールド近くにあるモーテルに暮らす女の子と母親の姿を中心に貧困層の生活やドラマを映した映画になります。この監督の『タンジェリン』という作品はまだ見ていないので、監督の作品は初鑑賞になりますが結構好きなタイプで私に合う作品を見せてくれる監督だなと思いました。(別に監督自身が私の為に作った訳ではありませんが)
後半から少しずつ暗くなっていって内容とか取り扱ってる話も少し重いと思っちゃう部分もありますが、映像は綺麗だし、芸術的でカラフルなので見ている気持ち的にはどんよりすることもないです。
その映像のおかげもあるんですが、俳優の演技と脚本が本当に素晴らしいと思います。特に子役の演技は自然過ぎる演技を見せていて今年一番上手い子役の演技を見せてもらいました。本当にナチュラルで愛くるしくって、この子たちのおかげで映画が明るくなって面白い所も笑ってしまいました。
大人たちの演技も勿論素晴らしいしキャラクターも魅力的です。子役も含め彼らの演技を見るといい意味で映画を見ている気分にはならないです。本当に実在しそうな人たちの暮らしをドキュメントしたっていうくらい自然な作品だったなと思いました。
大きなストーリーっていうほどのストーリーは無い感じの作品でしたね。あるにはありますが、全編を通してみるとやはりそのモーテルに住んでる人の暮らしを映してるだけって感じで途中で離脱してもそこまで問題は無いんですが、けど何故か目を離せない夢中になれる作品になっているのはとても不思議ではあります。
全体的に見ても結局お母さんの自業自得話になってしまうんですよね。ホテルの前でお店で買った香水を売って回ったり、最終的に金が無いから体を売って男の所持品を勝手に盗み転売し、自分のせいにしないで勝手にキレていたりと本当に母親の自業自得な部分があらわになっていますが、そういう人て日本は分かりませんが海外だと本当にいるらしいので怖いですよね。
しかもこういうお金が無い人や貧困の人の何に共感するって、お金が欲しいために先のことを考えずとりあえず今どうにかしないとって焦った考えを持ってしまうという事なんですよ。後先考えないっていうか。
そういう考えを持ってるから、その後どうなるか想像してなかったり、言葉も悪いし人付き合いも悪いから人に嫌われたりするんですよね。けど逆に考えるとそういう焦りがあるからそういう冷静な考えをしっかりできなかったりもして・・・何とも言えませんよね
ラストのディズニーワールドへ行くシーンはここで人によって映画の好き嫌いが分かれそうですよね。夢の国の近くで厳しい現実の世界が普通にあって、子供たちはその現実から逃れるために夢の国に逃げたという演出だったんだと思います。
けどそれを分かっていたとしても何ともこの映画のラストは腑に落ちないですよね。あの映画のラストは深く考えてもこれくらいしかないとは思いますが、なんか映画のラストの雰囲気が一気に変わった感じはしました。いい意味でも悪い意味でも
ラストを抜いたといても、普通に大好きな作品だったし、この映画を好きになる人は沢山いると思います。人によっては退屈な作品かもしれませんが見て損はしないです。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
そういえばディズニーで思い出しましたが今度ディズニーランドの最寄り駅の舞浜駅に行くことになりましてね。・・・いやディズニーランドとかシーじゃなくって舞浜ですw
彼女が提案したことなので何をするか分かりませんが楽しみにしておこうと思います。最後の最後でのろけてすいません・・・w
はい、そんな感じで!
それでは!