■予告
■あらすじ
自らの命と引き換えに人類を救った英雄スタッカーを父に持つジェイクは、父とは別の道を歩んでいたが、KAIJUに復讐心を燃やす少女アマーラと出会ったことをきっかけに、義姉である森マコと再会。マコの説得により、一度は辞めたイェーガーのパイロットに復帰することになるが……。
■Review
『パシフィック・リム アップライジング』(原題:Pacific Rim: Uprising)は、
前作『シェイプ・オブ・ウォーター』を製作しているギレルモ・デル・トロが監督した『パシフィック・リム』の続編映画。監督はドラマ版『デアデビル』を手掛けるスティーブン・S・デナイトの長編映画初監督作品になります。
前作はとても大好きなSF映画でした。男心を擽られるようなロボットのアクション映画にはとても痺れた記憶があります。監督は変わりましたが、その続編ということもあり結構期待していた作品のひとつでもあります。
簡潔的に言えば映画全体的に言えば微妙な部分と普通の部分のラインに立っているような映画だったと言っておきます。あまり皆が言うようなすごい映画とか、傑作映画とは全く言えない作品でした。
正直好きな部分を言おうとすると、言えるには言えるんですが無難な部分しか言えなくてこの映画独特の良さというのはあまり感じられないし、発見するのも難しいです。ストーリーもアクションもキャラも普通すぎですから、特別大好きと言えるような所はありません。
ただ前作同様日本の特撮とかアニメに影響受けてる部分はあるのかなと思いました。日本が舞台だったり、その日本でガンダムの石像があったり、敵のロボットがヱヴァンゲリヲンみたいだったりそこら辺は前作をしっかり受け継いでるのかなと思いました。
けど一般人がこの映画を見たらいい作品とは思うのかもしれませんが、映画を多く見ている人にとってはすべてにおいて物足りなさがあると思います。
例えば一番それが出ているなの思うのがアクション。この映画のアクションはロボットのイエーガーと怪獣のアクションが売りなんですが、すべてがCGだったとしても、見ているものが普通のCGアクション映画なんですよ。
前作は巨大ロボットの動きの重さや重量感が見ていても体で感じられたんですが、この映画はすべてにおいて軽々しくやっていたしデカいロボットの独特の重さが全く感じられなかったんですよね。
なにより失敗だったのは前作は目で見ても「ロボットでか!」とか「怪獣でか!」とか子供心を思い出させるような感動を貰ってたんですが、この映画にはその感動が全く感じられませんでした。
日本の特撮を近づかせた前作の監督ギレルモ・デル・トロの拘りようが改めて感じられた作品だったと言えば良い聞こえだとは思いますが、ただその拘りと前作の強さにボロボロに負けてたなと思いました。
他にも微妙だったり普通だなと思た部分はあります。キャラクターに関しては主人公や新人も含めどのキャラも微妙だったり、深堀してなかったりと見ていてもそこまで好きになれるキャラがいませんでした。前作に出ていたキャラもそこまで映りが悪いなと思ったのは私だけでしょうか
主人公に関しては親や姉のプレッシャーとかのエピソードを含んでも良かったのにそれは含まれてなかったし、ヒロインもヒロインでそこまでヒロインらしさも無いし主人公の関りとかも少なく絆の深さをあまり感じられませんでした。
あとこの映画には不要な演出が多かったなと思う部分もありました。最初30分いらないシーンが多く含まれてて、そのあと正体不明のイエーガーが登場しそこまではまあ・・・いいです。
ただその後ヱヴァンゲリヲンのようなイエーガーが襲ってきて怪獣を登場させようと境目だっけ?あれをまた作るシーンは正直いるのかなと思いました。別にあれ無しでも普通に怪獣を登場させれば良かったんじゃねと思ったし、ヱヴァンゲリヲンみたいなイエーガーが段々怪獣になっていって倒すという演出の方が面白かったような気がします。
なんか前作の方が男心や子供心をくすぐる要素もあったし、怪獣に対しても恐ろしさや大きさでの圧も感じられました。その素晴らしい要素を排除して、ストーリーは分かりやすいのに変に複雑にして、大切な部分を忘れてしまったとても残念な作品になってしまいました。
あと吹替で見ましたが前作の杉田智和さんの「ロケットパンチ」以上の凄みのあるセリフもなかったのも残念です。こういう映画はもっと子供の用にバカやって良いのに・・・。残念です。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
私はそこまでおススメはしませんがつまらなくはないと思うので、娯楽映画を見たいという方にはおススメの映画かなと思います。前作が好きな人は好きになるかは分かりませんがw
はい、そんな感じで!
それでは!