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映画『ブリグズビー・ベア』不安にならなくていい。なぜなら彼らが見守ってるから。評価&感想【No.478】

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■映画情報


公開日/2018年6月23日

上映時間/97分(1時間37分)

監督/デイブ・マッカーリ

製作国/アメリ

■予告

■あらすじ

外の世界から隔絶された小さなシェルターで、両親と3人だけで暮らす25歳のジェームス。子どもの頃から毎週届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、現在はその世界の研究に没頭する日々を送っていた。そんなある日、シェルターに警察がやって来て、両親は逮捕されてしまう。これまでジェームスが両親だと思っていた男女は、実は誘拐犯だったのだ。ジェームスは生まれて初めて外の世界に連れ出され、“本当の家族”と一緒に暮らすことになるが……。

引用元:ブリグズビー・ベア : 作品情報 - 映画.com

■Review

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ブリグズビー・ベア』(原題:Brigsby Bear)は、
ブリグズビー・ベア』という映画の中でのオリジナル教育テレビを見てきた誘拐された青年が、本物の家族と再開し新たな人生を送るヒューマンドラマ映画です。





映画『ルーム』にような誘拐されて閉鎖された部屋から抜け出し、外の世界に旅立つ部分では似ている映画ですね。相違点としては主人公が二十何年間も閉じ込められたことと、誘拐した人が本当の親のように優しい、そして『ブリグズビー・ベア』という犯人制作の教育番組を見せられたことでしょう。


ちょっとしたファンタジーな部分もあって、そこにドラマ要素も含まれてる何とも不思議な映画でした。この不思議な映画は好き嫌いが分かれそうではありますね。正直外に出てからの現実と向き合う困難だったりっていうのは『ルーム』と比べてもそこらへんは物足りなさはありますね。


それでもこの映画が好きになれる理由は、好きなことにトコトン追求する主人公の陽気な性格と行動力に好きになれるし、新しくできた友人と家族のちょっと複雑な関係性は興味深いです。


何よりこの映画は映画の中で映画製作するという部分も興味が湧きますね。これって対象となるつまり『ブリグズビー・ベア』を視聴者が好きにならないと、この演出も好きになれないんですがいつの間にか私たちもこの『ブリグズビー・ベア』を好きになっていましたね。なんでしょね、あの夢中になる魔力は




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この映画が教育番組を見せているというのもありますが、映画事態も教育番組に近い部分はありますよね。二十何年ぶりにあう子供と再会し、その分を一緒にやりたいことリストに詰め込んで共に楽しもうと親は考えています。


しかし主人公はそんなことよりも自分のしたいことを常に研究し追求し続ける方が大好きで、だけど親は応援はしたいけど少し不安はあるという部分では子育て中の親は何かしら共感は持てるんじゃないでしょうか。


「不安になるのは分かるけど、そこまで大きく不安を抱え込まなくても子供はちゃんと上手くいく」というのを伝えたかったのかもしれません。親の追求を子供に押し付けたり、不安だからと言って子供の行動を止めたりせず、一番はその子供の夢や目標を応援し支えるのが一番だというメッセージが込められていました。現にこの主人公の親も映画作りに協力してましたからね。


勿論主人公の新たな旅たちを映した作品でもあるのは分かります。ラスト映画をみんなに見せて「クソ映画って言われたらどうしよう」と不安になるシーンがあります。これはなんか自分は新しい世界、社会に踏み込んで評価されなかったらどうしようと不安になる姿を映してるみたいです。


勿論そういう時もありますが、そういうのは気にしなければいいし、拍手をしてくれた人たちは彼をこの世界に迎えてくれたし、何かあれば家族や友達がいるし、なによりブリグズビー・ベアが教えてくれたことは無駄ではないし常に見守ってるとそんな想いが込められた作品なのかなと思います。


だから新しい世界に踏み込んでも大きな不安は抱え込まないで、気にせず前へ進めばいいと教えてくれた作品だったのかなと思います。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫

8/10です。




ドラマ要素とちょっとしたファンタジー要素が込められた少し新しい作品で面白かったです。新しい生活を送る人や、子育て中の人なんかは特に見てみてはいかがでしょうか?





はい、そんな感じで!

それでは!