■予告
■あらすじ
大学を卒業して親元を離れたトーマスは、アパートの隣室に越してきた、W・F・ジェラルドと名乗る不思議な中年男性と親しくなり、人生のアドバイスを受けるようになる。そんなある日、父のイーサンが愛人と密会している場面を目撃してしまったトーマスは、W・Fの言葉に後押しされ、父の愛人ジョハンナに近づく。謎めいた隣人W・Fと父の愛人ジョハンナとの出会いを通して、それまで退屈で平凡だったトーマスの人生に変化が訪れる。
■Review
『さよなら、僕のマンハッタン』(原題:The Only Living Boy in New York)は、
『(500)日のサマー』や去年公開された『gifted ギフテッド』などを手掛けるマーク・ウェブ監督のヒューマンドラマ映画。
マーク・ウェブ監督作品を扱うのはこのブログでは初めてですね。『(500)日のサマー』は良い作品だったのは覚えてます。その後の『アメイジング・スパイダーマン』は(個人的に)スパイダーマン映画の中で嫌いな作品でした。『ギフテッド』はまだ見てません。
この作品を見て分かったのはマーク・ウェブ監督はドラマ映画の方が向いてるということですね。海外ではあまり良い評価ではなかったらしいですが、私は結構好きでした。
あまり事前に予告とかあらすじとか見ない状態で鑑賞しました。雰囲気からもっと暗くてジメジメした作品になるのかなとは思いましたが、思った以上に映画が前に前に進むからとても見やすかったです。
雰囲気だったり、カットの仕方だったり、あと音楽の選曲や使い方が上手かったからそう思えたに違いないです。本当この映画の曲は素晴らしいものばかりでした。
物語はラストの衝撃的な事実を除けばいたって普通のドラマ映画なんだけど、それでも主人公の悩みだったり、将来の不安とかそういった物事を悩みながらも人生を生きていく姿になんとなく自分と投影できるものがあったなと思いました。
この映画結構「無難」という言葉が多く使われてましたが、さっきもいた通り物語や構成、脚本が全て映画を作るときの手本の如くとても無難な作りなんですよ。それが物語に大きく影響するかと言われたら・・・ちょっとそこまで私は読み解けませんでしたが、けどだからこそラストの展開が衝撃的であったし、映画としても誰でも見やすい作品になっているのかなと思いました。
けど若者が大人になるという事の難しさなど人生を学んでいった主人公は最初地味だったものの、ラストらへんはとてもカッコよく感じて、もうこれはカラム・ターナーの演技は光っていたのもそうですが、やはり一筋の光を見つけ出した男はカッコいいなとも同時に思いましたね。
こういう映画って中々二回目を見る気にはなれないんですが、この映画はすぐにでも二回目三回目を見ていきたい作品ですね。名作とは言えませんが、もしかすると人生の中でこの映画を何回も振り返ることにはなるでしょう。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫
7/10です。
結構短くなったの「まとめて映画レビュー」にでもしようかなと思いましたが、とても良い映画でみんなに伝えたかったので一つの記事にしました。あとこういう映画のレビューって個人的に難しいから短くなるんですよね。すいませんw
はい、そんな感じで!
それでは!