■予告
■あらすじ
元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そして、そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙った、壁をすり抜けるの謎の敵ゴーストが現れ……。
■Review
『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)は、
マーベル・シネマティック・ユニバースに属する2015年公開の『アントマン』シリーズの続編映画。
伸縮自在で体長を小さくする能力を持つアントマンと、同じ能力を持つヒロインワスプのバディームービーを描いています。
前作が公開されたのが2015年ですが同じ年で同じマーベル作品の公開映画と言えば『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。正直このアベンジャーズよりアントマンの方が面白いなと思った私ですが、勿論期待していたに決まってるじゃないですか。
単刀直入に言うと個人的には前作の方が面白かったなとは思いました。勿論この映画も映画で面白い部分は沢山ありますが、見終わった後少し消化不良な気分にはなりましたし、ちょっともうひとパンチ欲しいなって気持ちにもなりました。
けど前作よりも戦闘シーンや面白い部分がパワーアップしているのは間違いないです。小さく縮んだり大きくなったりの戦闘は見てみて楽しかったし、小さくなった時の世界も対象物を以前より分かりやすくして前作より分かりやすく面白い見せ方をしていました。
ワスプ演じたエヴァンジェリン・リリーも素晴らしかったです。前作は特訓に協力してサポートしていましたが、今作は彼女の戦闘シーンを多めに見れたし、あとこれ思ったのは私だけかもしれませんがなんか今作の彼女とても生き生きしていたなと思いました。彼女の演技もキャラクターも。
あと今作がとても科学的な部分で力を入れてたのには驚きました。たしかに微粒子だとかの話は前作でもしてますが、今作はそれがもっと大きく広がって話をしているなとは思いました。ですがこれがちょっと映画をダメにしたポイントでもあったのかなとも私は思いました。
こういう難しい話って見ている人が科学者じゃない限り普通の人はあまり分からないじゃないですか。結構そういう難しそうな科学用語を押して押しまくっていて大きな話にしてるように感じたし、前作ではあまりそういうのが無かったからなんでいきなりこうなったんだろうと考えてしまします。てかさっきから前作と比べてすいません。
それをポール・ラッド演じるアントマンが何かしら面白いジョークを踏まえながら例え話で視聴者に理解させることもできたんじゃないのかなと思いました。二回くらいあったけどそれでも少ないですよね。そうなると視聴者はその話に着いて来れなくなると思います。
あと私の席とか見方も悪かったのかと思いますが、結構この映画暗めだったのには驚きましたね。もしかすると『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』の雰囲気を引きずってるのかなとは思います。
ただその暗さもあってか、アントマンってどっちかと言うとコメディ映画なんですよ。けど雰囲気や映画の世界観が暗いとそのコメディとか、面白いキャラたちが映画と全くマッチしていないようにも感じてしまいます。
あと一番の不満点は今作のヴィランかな。ここ最近スパイダーマンやブラックパンサーとか個性的で動機も魅力的なヴィランが登場してきましたが、ちょっと今作の敵キャラの動機がそれらと比べると弱すぎてひと昔前のマーベル映画に戻ってるなとも感じました。
あと単純に弱い。すり抜けられるって能力と見た目からして、結構このヴィランにも期待はしてましたが・・・サノスが出てきたことによりこのヴィランの動機や強さが完全に消されてしまいましたね。
けど前半の少しテンポ悪いなっていう点も含めても、前作同様のスパイ映画としての面白さはあったし、前作以上の戦闘の面白さはあったし、全体的には悪い方向には行ってないのかなと思いました。
ちなみにアベンジャーズ4に繋がるとは言ってましたが、アントマンが微粒子の世界でゲットしたアレがカギになるのかな?
あと毎度おなじみの「○○は帰ってくる」が今回は「アントマンとワスプは帰ってくる?」でしたが、アレなんで疑問形なんでしょう?そのまんまの意味なのか、何かしらの伏線なのか、それともアントマンらしいジョークなのか・・・これは来年アベンジャーズ4を確認しないと分かりませんね。
ちなみにあのエンドロール後の映像賛否分かれてるみたいですが私は今後のアベンジャーズ4に通ずるものがあると思います。あの巨大なアリがドラムを叩くシーン。あの世界ではアリを操作する機械があって、それが確か耳についてるんですよ。
で、この巨大アリを持ってきたのってワスプかハンクな訳です。アントマンが操作してるわけでもなかったし、アリが自らドラムを叩いてるという訳でもないんです。これってまだワスプかハンクがサノスの指パッチン後でも操作しているという事になるんですよ。
つまり、インフィニティーウォーで灰になった人たちは別に死んだわけではないという希望を見せたシーンなんですよ。つまり、何かしらの復活させる方法があるはずなんですよね!
これについては私の憶測なので真に受けないで欲しいですが、けどあり得なくはないし、少しショックを受けたファンには希望を見せてもいいのかなとは思いますよね。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
夏休み・・・はもう終わった人もいるでしょうが、夏休み終わりの映画にしては十分な作品だと思います。ぜひ新学期にで友達と休日に見に行ってはいかがでしょうか?
はい、そんな感じで!
それでは!