■予告
■あらすじ
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。
■Review
『アントマン』(原題:Ant-Man)は、
『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティックユニバースによる2015年に公開された最小ヒーローのアクション映画。2018年8月にはこの続編『アントマン&ワスプ』も公開されます。
話変わりますが気づいた方もいるかも知れませんがタイトルのナンバー前回「443」なのに今回「445」なんですよね。まぁなんでかって言われたら「444」にしたら不吉だからという理由です。しかもこの映画に不吉な数字は似合わないでしょう。
同じ年公開されたマーベル作品『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』も公開されましたが、個人的にはこっちよりこの『アントマン』の方が面白かったです。…いや本当私個人的にはね?!そんなに怒らないで!!
マーベルシリーズは頂点にいる人物が底辺になってそこで自分を見直してヒーローになるパターンがありますよね。勿論キャップとかみたいに元々正義感にあふれた人間が成長してヒーローになるパターンもあります。
それぞれのヒーローになるための道のりを見るのもこのヒーロー映画を見る際の楽しみですが、このアントマンに関しては底辺から始まります。刑務所から始まり、娘はいるけど教育費が払えないから会わせてもらえない、仕事も就けないで結局仲間とまた窃盗をするという物語から始まります。
けどそんな人間にも守るべきものや正義があったりして、どんな人間でもそれを貫けるかそれをしっかり守れるかという事を教わったそんな映画だったなと思いました。
『エイジ・オブ・ウルトロン』よりも予算は低いと思います。だからそこまで大規模って訳ではないんですが、それでいいと思います。守るべきものも自分の娘と分かりやすく共感できるものしてますから。いきなり地球を守るとか言われたら困りますからね。
私がアントマン好きな理由としては今までのMCUと違いかなりコメディ色にしてその笑いを吹っ切らせたこと。これがアントマンによく合っていたなと思います。アントマンより前の作品も笑いがあったじゃんと言う方もいますが、なんか腹抱えて笑うって感じじゃないんですよね。なんていえばいいんだろう、笑わせたいのは分かるけどそれがあまり吹っ切れてないような。
世界観を壊さない為にもそうしたんだと思うしシュールなネタを今まで多くしてきたからかもしれませんね。今最近の『IW』や『ブラックパンサー』を子供に見せても楽しめるかと言われたらそうでもないでしょう?この映画はそのシュールネタより、大人も子供も一緒に笑いあえるような作品に出来上がっていたなと思います。
小さくなった世界と言うのは正直ありきたりではありますが、そのありきたりな世界観だからこそすぐに世界に入り込めることはできますし、しかもそこにユーモアもあるし普段の日常生活の物の中で戦ったりするというシーンは本当に面白いです。(ありあり言ってますが別に狙っていってません)
スパイダーマンのようなコミカルさと、スパイ映画さながらのミッションをこなしながらのバトルなんかは今までのヒーロー映画ではなかなか見られないですよね。作戦立てて、特訓して、成長する。久しぶりにシンプルだけど面白い作品を見たなと思いましたね。
ちなみにこれを初めて見た風で言っていますが、かれこれこの『アントマン』もう3回くらい見ています。それくらい面白いし、飽きない作品になっているという事でしょう。
この映画は多くのアリが登場し主人公が小さくなるからアリも大きく見えます。ここで出てくるのは虫嫌いな人がこれを見ないという事。別に嫌いなものを強要する訳ではないですが、いままでの虫が多く出てくるグロイ作品ではなく本当にユーモアある作品だからアリも可愛らしいなと思えるし、愛着が湧きます。
もし続編が気になる方や、この説明下手くそなレビューを見て興味が湧いたら飛ばし飛ばしでもいいので是非見てください。本当に面白いので。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫
9/10です。
9点にはしてますが何度でも見れる面白い作品です。ヒーロー映画が少し苦手という方でも、別ジャンルで見れる作品にもなっているから老若男女楽しめるんじゃないのかなと思いました。
はい、そんな感じで!
それでは!