■予告
■あらすじ
高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。
■Review
『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』(原題:Jumanji: Welcome to the Jungle)は、
1995年に製作されたジョー・ジョストン監督の『ジュマンジ』の正当な続編映画。
前作のジュマンジがボードゲームから、今作はビデオゲームに今風に変わり、そのゲームの世界に入ってクリアを目指すアクションアドベンチャーとなっています。
前作の『ジュマンジ』は一回しか観たことなくて、祖母の家に遊びに行った時に従兄と観た記憶がありましたね。テレビで。私はまだ小さかったから寝てしまって中途半端にしか観たことなかったから、全体的な話は分かりません。しかし結構怖かった印象はあります。
そんなある意味思い入れのある作品。前作のチェックはしないでこの作品を観ましたが、続編という割りに別に前作を見なくても大丈夫なひとつの作品として出来上がってました。だから良い言い方をすれば一新したアクション映画、逆に言えば名前を借りただけの映画と言っていいでしょう
特に前作の記憶もあまりないし続編に強い期待をしていたわけではありませんが、この作品ひとつ取っても個人的にはあまり良い映画ではなく「楽しい」というだけで終わる娯楽映画かなと思いました。
一番ダメだなと思ったのはゲームのライフが3つあるということ。ゲームだしあるのは当たり前で、そうした自殺行為をしてクリアを目指すというのはあるにはありますが緊張感が無いんですよね。
なんか映画の中で「人生は一度きりだ」とどこでも聞くような名言を放ちますが、そんなこと言っても結局ゲームはライフが三つあるので一度きりではないじゃんと思ったし、ライフが1つになると思いだしたかのように人生の大切さを話したり結構ばかばかしいです。
だから特に前半はライフも十分にあるから死と言う緊張があまり感じなかったです。結局死んでも後半までは生き返るし、危機的な状況でもやはり娯楽アクション映画あるあるで結局助かるのは目に見えてるし。
あとアクションも結構ひどいです。カメラアングルとかの問題ではなく、アクションが出来るドウェイン・ジョンソンとかアクション出来る俳優を呼んでる割にアクションがクソダサいです。なんか「初心者でも出来る簡単アクション術」的な。
ドウェイン・ジョンソンの中身がオタクの青年だからというのもあると思いますが、けど一応ゲームだしプログラムされたアクション技はあるはずですよね?これって、ストリートファイターのリュウが昇竜拳できないでパンチとキックしかできないようなもんですよ。
あと中身が高校生だから青春映画にもなりそうなんだけど、これも上手くいってないですよね。たまに高校生らしくない部分も見受けられたし、ラブロマンス要素なんて高校生の恋に全く見えませんもん。まあ見た目の問題もあるとは思いますが。
ほかにもCGが安っぽいとか悪役が印象深くないというのもありますが、全体的にコメディ色でこの映画を鑑賞して笑っていたというのは否定できません。普通にいい意味でバカバカしいですから。
男女逆転ネタ、オタクネタ、さらには下ネタまでもかなりコメディ部分に強みを入れてる印象があったし、それを大掛かりな世界観で本気で笑わせようとする俳優人にも笑ってしまいます。
だからどんなに否定しても「クソ映画!」「金返せ!」と恨むことができないし、なんだかんだ楽しかったというのも嘘ではないです。ですが、この映画はファン向け映画と言うより、なにも知らない子供向け映画かなとは思いましたがね。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
夏休みに友達と泊りなんかして、深夜ジュース片手に見るには十分だとは思いますね。前作のファンだったいう人はこの映画はあまり強くはススメません。
はい、そんな感じで!
それでは!