■予告
■あらすじ
長く閉ざされていたお城の門が開かれてから初めて迎えるクリスマス。アナとエルサはアレンデール王国のすべての人々を招いてパーティを開くが、集まった人々はそれぞれの家庭に受け継がれたクリスマスを過ごすため、早々に帰ってしまう。2人は自分たちの「家族の伝統」を知らないことに気づくが、そんな2人のために雪だるまのオラフがあることを思い立つが……。
■Review
『アナと雪の女王/家族の思い出』(原題:Olaf's Frozen Adventure)は、
世界的に大ヒットしたディズニーの大人気作品『アナと雪の女王』の22分の短編アニメーション映画。この作品はディズニーピクサー作品『リメンバー・ミー』と同時上映された作品でもあります。
いつもなら短編アニメーションはその短編達を集めてまとめてレビューをするんですが、今回に限ってはこの作品はとりあえず短くなろうとひとつの記事でレビューしようと思います。なぜなら色々言いたいことあるから!
まあ普通に考えて長いですわな。ディズニー映画やピクサー映画は本編前に必ず短編映画をやり、そのどれもが面白いのでディズニー映画を楽しむ一つのきっかけにもなります。しかしそういう短編も大体5分程度のものだと思います。
しかしこの映画の上映時間はなんと22分!アニメ一本分を上映してるようなものですが、正直映画の内容もそこまで驚く要素はないので自分の好きなアニメを一話分見たほうがいい時間の過ごし方に感じます。
驚く内容がないとは言いましたが別にそれほど悪くはないし、子供とかアナ雪好き、オラフ好きにはたまらない作品になっているのではないでしょうか。しかし、サブタイトルの「家族の思い出」というほどそこまで重要性はないし、原題である「Olaf's Frozen Adventure(オラフのフローズンアドベンチャー)」の方が適してると思います。
ミュージカルもゴリゴリのミュージカル映画になっていて、22分のうち何曲もノンストップでやるからミュージカル好きな私でも何故か知らないけど逆に恥ずかしくなります。曲も印象の薄いものばかりだったし、今回途中で変に高い音を出す曲が多いからそれで笑ってしまう事もありました。
海外ではどうやらこの長さと内容で批判があり上映を中止したらしいですね。そりゃそうですよ。『リメンバー・ミー』見に来たはずが無駄に長いアナ雪の映画を見せられて、自分たちは今何を見せられてるんだ状態になると思います。
私は映画館で見てないのでどうなったか分かりませんが、やはり途中で飽きて疲れた子供とかスクリーンを間違えたと思った人とかいたのでしょうか?今後アナ雪の続編やるらしいですがどうなるんでしょう?これせいで好きだった人も期待しないっていう人が増えたんじゃないでしょうか?
ちなみにDVDだと1時間くらいあって、なんでこんなに時間あるんだろうと思ったらどうやら残りの時間で「雪」や「冬」をテーマにしたディズニーの短編アニメが収録されていました。
ドナルドがペンギンを食べようとしたりグーフィーがセイウチを生け捕りにしようとする『ドナルドの南極探検』、「家にいるよりも皆で外で踊ったほうが楽しくね?」と冬眠していた動物たちが踊りだす白黒映画、ドナルドとルーイ、ヒューイ、ルーイがアイスホッケーをする『ドナルドのアイス・ホッケー』
全く参考にならないスキー解説アニメ『グーフィーのスキー教室』、滝が近くにある凍った川でスケートをする超スリリング・ラブロマンスアニメ『冬も出来事』、そしてプルートとチップとデールがクリスマスに大乱闘する『プルートのクリスマス・ツリー』が収録されてました。
どれも面白かったけど個人的には『グーフィーのスキー教室』が好き。ナレーションの丁寧な解説を無視した参考にならない映像に笑ったし、スキージャンプで滑空はするわ、ダイナミック帰宅するわと笑わせてくれました。正直アナ雪よりこの短編を流したほうが正解だったかもしれません。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
別に内容は悪くはないですが長いです。まあ映画はともかくとしてDVDを借りて見るのには十分なものだと思います。楽しい短編があるので。今回この作品は2018年公開ですが、年明けのランキングの対象外にします。というのもあくまで長編映画だけを選考しているというシンプルな理由なんですが。
もし沢山の短編映画を見れるのであれば、短編部門を作って見るのも良いかもしれませんね。
はい、そんな感じで!
それでは!