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映画『リメンバー・ミー』評価&感想【No.427】

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■映画情報


公開日/2018年3月16日

上映時間/105分(1時間45分)

監督/リー・アンクリッチ

製作国/アメリ

■予告


■あらすじ

天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。

引用元:リメンバー・ミー : 作品情報 - 映画.com

■Review

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リメンバー・ミー』(原題:Coco)は、
ディズニーピクサー映画によるメキシコの祝日の「死者の日」を題材に、『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督が陽気でカラフルな死者の世界を描いた作品。

第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞しています。





色々忙しく見るに見れなかった作品のひとつ。こんなにも早くDVDをリリースしてくれるなんて流石ディズニー様。大好きです。しかし、それとこれとは別としてちゃんと作品をレビューしていきたいと思います。


メキシコの『死者の日』という祝日を題材にしているこの作品。日本だと所謂『お盆の日』みたいな感じですね。誰もが考える「死後の世界はどんな所だろう?」を映像化させたディズニーピクサー映画。死の世界となるとかなり暗めなイメージになりやすいものを、流石ピクサーと言わんばかりのカラフルな世界観に仕上げました。


その映像美は本当素晴らしいです。アニメーションCGも良かったし、何よりカメラの動きも現実ぽくいい意味でアニメ映画を見ていない気分にはさせられました。


物語も映像も良かったんですが正直映画ファンが絶賛するような作品でもなかったように感じました。確かに後半からの衝撃的な展開には驚いたし、ある演出も本当に泣きそうになる部分もありました。


それでもなんで好きな作品で終ってしまうのかと言うとまずキャラクター。中身と言うよりかは外見ですかね。死後の世界の人々は皆ガイコツのような姿をしています。これにオリジナリティはありそうでないんですよ。もう日本には『アンパンマン』のホラーマンとか、『ONE-PIECE』のブルックとか、大人気アニメの人気のガイコツキャラがいるから特に驚きはしないんですよ。


それが無くても皆がガイコツという同じような外見だから誰が誰だか分からないです。勿論よく出てたヘクターは分かったし、服装も皆違ってはいましたが、それでも見た目で一発で分かる人もなかなかいないと思います。あだち充先生のヒロインの顔が皆同じに見えるくらいのレベルです。


ガイコツキャラでもホラーマンみたいに愛着の出るキャラに仕上がるはずが、なんかこの映画のガイコツキャラたちはどれも可愛さとか愛着さはないし、映画でも活躍するのかなと思ってたキャラはどうでも良かったりしましたね。




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今回も日本語吹き替えで見ましたが全員結構良かったです。ただ正直主人公ミゲルの声を当てた声優の演技は他の人と比べると少し下手だったし、あと歌は上手いんだけど子供が歌ってるようには聞こえません。


ライオン・キング』の子供のころのシンバが歌うシーンも少し音程が外れたり表現力も足りなかったりしますが、それでも純粋な子供が歌ってるように聞こえ、聞いてるこちらも微笑ましくなります。しかし、この映画のミゲルの歌は子供の純粋さはないし、歌う時も変に形作られてるから逆にそれが変なあざとさが出て嘘っぽく聞こえます。ミゲルが泣きながら歌うシーンも嘘っぽく聞こえ、歌った声優も歌い終わった後裏でどや顔してそうでなんか感動できませんでした。


ピクサーが初めてのミュージカルを作ったというのを聞きましたが、初めてだから仕方ないんですけど『リメンバー・ミー』以外の曲がすぐに忘れてしまう曲ばかりでしたね。見ているときは聞いてていい曲だなと思ったのですが、観賞後にはもうどんな曲だったか覚えてません。


あとこれはピクサー全体の話ですが、全体的なテーマだったり作りがそろそろありきたりになってきたなと思いました。この映画も今までのピクサー同様、別の世界や場所に行って家族や暮らしてた場所に帰るという作品でした。


子供だったら楽しめると思いますが、もう長年ピクサー作品を見ているこちらからしたら、そういう展開を何度も見てきたから大体の展開が予想できます。勿論家族が大切だとかは良いけど、そろそろそこから離れて次の新しい展開を切り開いても良いと思います。


それから死後の世界でも現世で忘れられると消えてしまうというコンセプトは良いと思います。ですがそれを見せたのが一回だけで、死後の世界もカラフルというのも別に悪くないけどもっと緊張感出しても良かった気がします。


死後の世界なら世界でもっと緊張感とかあっても良かった気がするし、お気軽だから別に死後の世界じゃなくても別の不思議な世界という設定でも十分話は通じそうな感じはしました。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫

6/10です。





色々言いましたが別に悪い映画ではないです。ただこの間の『ジュラシックワールド/炎の王国』と同じようにみんなが好きで、私がまあまあだったという話です。ぜひ夏休み家で暇ならこの映画を見てみてもいいんじゃないでしょうか?





はい、そんな感じで!

それでは!