■予告
■あらすじ
前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。
■Review
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(原題:Jurassic World: Fallen Kingdom)は、
大人気恐竜映画『ジュラシック・パーク』シリーズの14年ぶりの新作として2015年に公開された『ジュラシック・ワールド』の続編映画です。シリーズとしては第5作目の作品になります。
今回の舞台は前作のジュラシック・ワールド事件事件から3年後の世界を中心に描いています。
私は『ジュラシック・パーク』シリーズは大好きです。めちゃくちゃ詳しいというレベルではありませんが、子供の頃に何回も見ていた作品で思い入れがある作品のひとつです。
前作の『ジュラシック・ワールド』は鑑賞していてレビューもあげています。前作は子供の頃の心を取り戻したかのようにとても楽しく、興奮したのは覚えてます。しかし、スゴい続編が欲しいなという作品でもありませんでした。今回続編がやるという事で大好きなシリーズですので映画館で鑑賞しました。ちなみにお恥ずかしいながら、『ジュラシック・パーク』シリーズを映画館で見るのは今回が初めてですm(__)m
で率直な感想を言うと今回も楽しかったし、結構心に来る部分もありました。しかし皆が大絶賛するほどの映画ではないとここで伝えておきます。多少の不満点や微妙だなという部分はもちろんありました。あくまで個人の意見ですので悪しからず。
まず前作同様恐竜のCGは素晴らしいです。前作と違うのはその恐竜の撮し方が「楽しい生物」という概念から「怖い生物」という撮し方が大半だったという事でしょうか。だから結構見ていてハラハラさせられたり、それ以外にも島に取り残されたある一匹恐竜の撮し方には感動させられたりしました。見た方ならどのシーンを言ってるのか分かるはずです。
あと今までのシリーズを通して言えるのが遺伝子操作やクローン、生き物の命を訴える部分もあり、今作はそれが一番強く訴えてきたように感じました。なんの為に恐竜を復活したのか、人が命を作る難しさなど改めて考えさせられたように感じました。
後は子供も大人も楽しめるような大衆映画かなと思いました。けどもしかするとこの映画は大好きって言う人もいれば、嫌いと言う人も出てくると思います。つまり賛否が分かれると思いますね。
映画のメッセージ性云々よりかは映画の作りですかね。まず恐竜のパニック映画にしては人が恐竜に追いかけられたり、大惨事になったりするシーンが結構少ないです。色んな人が口で何かしら説明するんですが、喋るだけなんで特に面白味はないし人と人が喋るシーンが多いです。
この映画ではある女の子が出てくるんですが、その子はずっと屋敷の中にいます。正直へんなキャラクターを島に連れてくより子供を島に連れて行かせたほうが、子供目線で楽しめるはずでした。こういう喋るシーンや子供目線の迫力あるシーンがないから、ほとんどの子供は置いてけぼりになります。実際私が映画館に行った時も子供が沢山見に来てましたが、ほんとんどの子供は退屈そうだったし、最悪の場合つまらなかったのか分かりませんが帰ってしまう子供連れの家族も何組かいました。
あとここ最近オリジナルの恐竜を生み出していますが、今回のオリジナルの恐竜に関してはちょっとやりすぎです。知能が良すぎて動物らしさとか恐竜らしさがあまりなく、ディズニーやアニメとかで見るような怪物に見えてちょっと色んな意味で気味悪いです。
かなり人のような知能を持ったり、怖がらせ方も人間のサイコパスみたいなわりにある方法をすると命令を聞き攻撃をするという動物らしさが出てくるのでそこが結構おかしく感じました。
そういう意味では前作もそうですがオリジナルの恐竜を作ると、元々いた恐竜で面白さを勝負をしようとしないからロマンは感じられないし、結局今後もオリジナルだらけのなんでもアリ映画になりそうですよね。恐竜映画というよりモンスター映画になるのではないかとちょっと不安になります。
あとこの映画のパークとしての役割。前までは安全と言われた施設で恐竜が暴れて「怖いよね」ってなってたのが今回はもう自然で少し育った恐竜に怖がるという感じでそこに面白さが欠如してたように思いました。
怖さのレベルが違いますよね。仮に動物園で急にライオンやワニが脱走して暴れたら怖いですが、自然やジャングルの中でワニとかに出くわしても「もうここは危険」と分かっているから危機感の差があるから注意力も大きく違うと思います。
普通の動物と恐竜とでは勿論大きな差はあるとは思いますがが、だけど今回の「危険な場所で危険な目に合う」怖さよりも前までの「安全だったのに危険な目に合う」恐怖の方が見ているこちらもハラハラするし恐ろしさも大きいと思います。
あとこれは私だけかもしれませんが、正直何年もやってきた展開に飽きてきたというのはありました。悪役らしい悪役が恐竜に踏まれたり食われたりして、主人公や善良な人が助かるという展開に飽きが出てはいます。
もう何年もそういう展開だから大体誰が死ぬか分かるし、途中の恐竜と一緒に噴火から逃げるシーンも恐竜が人をよけて逃げたり、恐竜に食われそうになったら横から別の恐竜が来て助かったりと上手く行きすぎる展開が多いです。
自然界とか恐竜の世界なら絶対踏まれたり蹴っ飛ばされたりしてもおかしくはないんですよ。言っちゃえば恐竜が人間を選んで助けたり避けてる感じがするんですよね。「あ、こいつは優しいから食わないでおこう」みたいな。それでもお前恐竜かよって言いたくなります。
だから言い方は悪いんですが、もし続編を作る際は人が恐竜を避けるシーンを加えるか、善良な人でも恐竜に食べられるシーンを加えてください。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫
6/10です。
色々言いましたが楽しかったし一応これは個人の意見です。楽しかったけどみんなが言うほど好きにはなれませんでしたが、世間や日本では評価が高いし夏休みも近いので良い夏休み映画になるのではないのかなと思います。
友達との思い出作りにはピッタリな作品でしょう。
はい、そんな感じで!
それでは!