■予告
■あらすじ
最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。
■Review
『デッドプール2』(原題:Deadpool 2)は、
2016年に公開された「X-MEN」シリーズのスピンオフにして全世界で大ヒットしたR指定ヒーロー映画『デッドプール』の続編映画です。
『デッドプール』は個人的に3回か4回くらいみたヒーロー映画の中では大好きな映画のひとつです。監督は変わりましたがその続編というのもあり楽しみにしていました。
久々に映画のレビューですね。頑張っていきましょう。そんな久々なレビューは予告でデップーがXフォースのポーズをして日本ファンが「あ!ワカンダフォーエバーのパクリだ!」とワケわからん事を言って話題になった『デッドプール2』です。(本当にそれのパクリかは知りませんが)
そんな前作が大好きな私が今回の続編どうだったかと言うと、正直疲れた。デップー2の前に2本立て続けに映画を観たからかも知れませんが、それでもアクション映画はスカッとするのにナゼか疲れました。…あ、これファミリー映画か
見た感じだと確かにアクションはCGも使っていてボリューム上がりましたし、バイオレンス表現も量が増えて個人的にはそれが笑えたり、デップーらしさが増したなとは思いました。
しかしアクションやってることが同じなんだよね。アクションして途中でデップーが「音楽スタート」って言うとノリノリな曲が流れてアクションする。大体のアクションシーンがこの流れと同じだから途中で飽きるんです。
さらに言うとヒーロー映画だからかもしれないけどCGに頼り過ぎな部分があったし、そのCGがチープな時がたまにあるんですよね。特にドミノの戦闘シーンはそれが明らかに見られました。そしてたまにデップーにもCGが使われてるんですが、なんかCGが合わないんですよ。
ブラックパンサーでも言えるんですがせっかくリアルな肉弾戦ができるようなヒーローにわざわざCGを大量に使う理由があるのでしょうか?CGとかスローを使わなくても戦闘はできるんだからそれを見せれば良いのにと思っちゃいます。前作がそうだったし、さらに言えば「ジョン・ウィック」を手掛けた監督だからこそ勿体ないなと思いました。
映画全体としてはアクションもコメディも後半から面白くなってきたなって感じでした。なんかコメディがそこまで吹っ切れてないように感じたし、お得意の第四の壁も突破したのも少ない感じです。
どの順でどのように製作したかは分かりませんが前半部分で少しデップー世界をどんな物か計りながら撮影して、後半でやっとその世界が分かってきたからやりたいようにやってきたように感じました。もっと吹っ切れても良かったきがします。
その吹っ切れが悪いのか今回の映画が真面目すぎるんですよ。前作は復讐劇ながらも丁寧に作られてそれにコメディが上手く加わったんですが、前作より世界観やストーリーのテンポが真面目過ぎて笑える箇所もたまに映画にあってなかったし、所々スローペースに感じました。
キャラもいまいちです。新キャラのファイヤーフィストはミュータントの養護施設の偉い人に体罰されてそれを恨んでる話はします。X-MENシリーズを知ってる人はそれがどれくらい苦しいか理解はできると思いますが初見の人は少しのフラッシュバックだとあまりその苦痛は理解できないし、そもそもそこがどれだけ酷いのかというのも分からないから彼に共感できませんでした。
Xフォースメンバーもドミノ以外すぐ死にます。使い捨てというやり方はデップーらしいちゃあらしいですが、予告であれだけ大々的に宣伝して期待させておいてちょっと流石に最初からいらないと思いましたよ。予告のXフォースメンバーの戦闘も一部本編に無いし。
ちょっと今回は期待した分ガッカリはしたし、まずまずな作品だったなと思います。前作があまりハマらない人は今回どうなるか分かりませんが、前作が好きなら今作は好きな人と嫌いな人で半々に別れそうです。
あと今回行った映画館の客層が悪かったのかあまり盛り上がらなかった。笑えるパロディシーンも自分は分かって笑っても9割り笑ってなかったり…。特にエンドクレジットのおまけシーンなんて笑ってたの私だけでしたからね!?そこは運が悪かったかな?ドミノの能力が欲しい。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
4/10です。
別につまらなくはないです。もっとストーリーも真面目にならずバカやるか、多少疲れないような作りにしてれば良い作品になれたかなというだけで全体的にはぼちぼちな娯楽映画だったなと思いました。
はい、そんな感じで!
それでは!