■予告
■あらすじ
ニューヨークで暮らす少年ジェイクは不思議な夢に導かれ、時空を超越する荒廃した異世界に迷い込んでしまう。現実世界と密接するその世界では、世界の支柱である「タワー」を巡り、タワーを守る拳銃使いの戦士=ガンスリンガーのローランドと世界の崩壊をもくろむ黒衣の男ウォルターが壮絶な戦いを繰り広げていた。
■Review
『ダークタワー』(原題:The Dark Tower)は、
『シャイニング』『スタンド・バイ・ミー』を手掛けた巨匠スティーヴン・キングが1970年から30年の歳月をかけ作り上げた同名長編小説を実写化した作品です。
この映画を知る前まで小説の存在は知りませんでした。なので特別大ファンとかではないのでひとつの映画としてレビューをします。
原作は7賞つまり7巻まであるファンタジー小説。それを1時間30分にまとめたのはある意味凄いです。ただ映画としては強い期待はしないで、原作も知らないから普通に楽しめればいいなぁとは思いました。
見終わった感想としては「THE ファンタジー映画」って感じですかね。強く心に残った作品という訳ではありませんし、だからといってつまらない訳でもないです。普通よりちょい上ですかね。
世界観は素晴らしいと思います。『ロード・オブ・ザ・リング』に西部劇とちょっと『マトリックス』のSF感が入った感じ。『マトリックス』はそこまで強くはないかな?けど色々詰め合わせているわりにしっかりと世界を表現できてたし、バランスもよく何かつっかかることもありませんでした。
そうなると脚本も良くまとめあげたなと思いました。勿論7章あるからファンからしたら苦言はするだろうし、予告に流れた一部映像が本編になかったりはしました。ただあくまで原作をしらない私からしたらそこまで気にはしませんでした。
勿論知らないからこれなんだろう?っていいう時もありましたよ。何度も出てくる「深紅の王(クリムゾンキング)」の存在だったり、あとガンスリンガーのローランドがなんでテレビに映る喋るアライグマに「まだ動物が喋るのか」と質問したり、原作を見ないと分からないんだろうなという部分は多くありました。
調べたクリムゾンキングはどうやら原作のラスボスらしいですね。なんかスタンドを出す漫画の5部のラスボスで、名前がかなり近いスタンドは私は知っています。まぁ映画では正体は分かりませんでしたし、スタンドでもないです。
かっこいい部分も見られましたね。ローランドの銃の扱いは特に。リボルバー式の銃なんですが空中に浮いた弾を銃に込めたり、弾で弾を跳ね返して敵に撃つとか中二病心擽られるんですよね。
ただ映画全体としては原作を見てない私からしてもなんかまとめ過ぎてるのかな?と一部思う部分もあったし、あと敵キャラがあまり魅力ないんですよね。
マシュー・マコノヒーの演技や雰囲気はとても良かったんですが敵としての魅力は形だけの敵でどうしてそこまでダークタワーを崩壊したいのか分からないです。黒魔術のチート級な技の数々には興奮しましたが
女性とか科学に詳しいやつとかもいたんだけどあいつら最終的になにもなく終わったからあんなに出てて最後の最後で印象に残らないまま終わったのは勿体無いなと思いましたね。
けどコアなB級作品で一部のファンが好きそうな作品にはなっていましたね。続きが気になるような終わり方という訳ではありませんでしたが、もし続編が作られるなら見てみたいです。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|⚫⚫⚫⚫⚫
5/10です。
予告を見て好きだなと思った人は好きになるかもしれません。原作ファンはあまり好きになれないかもしれませんが、まだ見れる方なんじゃないかなと思いました。
はい、そんな感じで!