■予告
■あらすじ
世界各国の最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御することを可能にした気候コントロール衛星の運営開始から3年。突如として衛星が暴走を始め、世界中で異常気象を発生させる。衛星の生みの親でもある科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため宇宙へ向かうが……。
■Review
『ジオストーム』(原題:Geostorm)は、
地球の気候をコントロールすることができる気象衛生が暴走し地球に様々な災害が起きる災害映画です。
監督のディーン・デブリンはこれが初監督作品になり、今まで『インデペンデンス・デイ』『GODZILLA(1998年版)』の脚本や製作に携わってきました。なので多少嫌な予感はしました。
日本では2018年に公開されて結構な人気を出した作品ですが、正直なんでこれが日本で面白いと言われたのか分からないくらいつまらないです。別にクソ映画ではありませんが、これを面白いとは思えませんでした。
まず配役が微妙です。ジェラルド・バトラー演じたキャラはシステムの総責任者でかなり頭もよく優秀な学者です。ただジェラルド・バトラーが演じるとまったく優秀な学者にはまったく見えませんでした。
一番の失敗はジェラルド・バトラーとジム・スタージェスのキャラを兄弟にしたということ。見た目からもあまり兄弟には見えないし、台詞からも兄弟には感じられませんでした。
映画のなかでは兄弟の固い絆を描いていましたがその中身もスッカラカンだったし、弟とシークレットサービスの恋愛だったり、親子の話もあってどれを中心気持ちを向けて見ればいいか分からないです。これだけの話があってもなんかどれもストーリーが中途半端でした。
あと子役の演技も酷くないんだけど業とらしい。日本の演技が酷くて業とらしい子役を見てるみたい。海外の子役にもこんな子がいるんだね
災害から逃げる時その国々に住む人が逃げます。例えば中国なら中国人の男性で、リオデジャネイロだと海で遊んでた水着の女性が逃げてたりしてたんですが、正直逃げてる姿を観ても緊張感ないしどうでもいいです。
というのもそういう人たちが急に現れても「お前誰だよ」って思うことが何度もあって、なにも知らない状態のキャラの災害からの逃走を観てもなにも感情は沸き上がりません。だからそれを観ても応援できないしどうでもいいんですよ
あと気象衛生がなんで暴走した理由はある人のせいで、目的は大統領暗殺という下らない目的というのはある意味驚きました。暗殺者のスナイパー雇えば良いところをバカみたいに大規模にするのはこの映画で唯一爆笑した部分です。ゴキブリが家にいるからロケットランチャーぶちかまそうぜと言ってるのと一緒です。
あと気象衛生に犯人がウイルスを入れてるのですが再起動すれば元に戻るという設定、コンピューターのウイルスって再起動すると無くなるの?普通はならんでしょ?
しかもウイルス事態が結構良く作り上げられたものみたいだったし余計無くならないと思うけど。え?科学が進んでそうすることも出来るようになったて捉えたらいいの?私がバカなの??
まぁツッコミ部分は満載だけど災害のシーンは良かったかな。普通に見れたし。ただこの災害のシーンも予告で見るような事しかやらないし、予告以外の災害シーンもあまりないです。津波もあんな早く引くかね?
ここまで来ると評価は3点で済むんだけど、私が吹き替えで見たのがバカだった。山本耕史は演技は微妙で言葉のイントネーションも気になりました。ブルゾンちえみはまだ良い方。最初は微妙だけど後々から良くなってきたから彼女の今後の吹替には期待したい。
問題は上川隆也。ジェラルド・バトラーの声を担当したんだけど聞いててまず演技は下手だし、声も無理に低くしたのは丸分かりだし、バカみたいにかっこつけた低い声で叫ぶシーンをやるから映画の音楽やSEに負けて彼だけなに言ってるか全然聞こえないです。全体的になんか聞いててこっちが喉を詰まらす感じがして嫌だった。
なのでこの映画を見る際は吹き替えでなく、字幕をオススメします。
■評価
最終評価は・・・
☺☺⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
2/10です。
字幕で見たらもしかすると3点になってたかも。映画そのものもですが、吹き替えの質もあまりに悪く聞いてて気持ち良くはないです。
映画事態も吹き替えもあまり期待しないで見ないことをオススメします。
はい、そんな感じで!