■予告
■あらすじ
“昨日のことをすべて忘れてしまう”記憶障害に陥った女性と、彼女に一途な想いを寄せる獣医が繰り広げるピュアなラブストーリー。
■Review
『50回目のファースト・キス』(原題:50 First Dates)は、
記憶障害の女性と、一途に愛を貫く男のラブロマンス映画。アメリカでは公開時全米初登場一位を記録しました。
知ってる人もいるかも知れませんが今年2018年に福田雄一監督がこの作品を日本版でリメイクします。映画館で見るか私はわかりませんが、リメイクされた映画がどんな作品か気になったので鑑賞しました。ちなみに恥ずかしながら初見です。
記憶障害の恋愛映画だから少しシリアスよりのラブロマンス映画になるのかなと思ったら結構コメディ色が強くて明るい映画でしたね。以外にも下ネタが多いのには驚きましたが、それでも面白かったです。
映画全体が前へ前へ進んでいく映画なので上映時間は短いながらも感覚としては楽しい映画だったので1時間くらいに感じた作品でした。途中でダレることもなかったし、ペースが崩れることもなかったです。
1日で記憶が無くなる女性に恋する男性を描いたこの映画は主人公の男性が毎日毎日色んな方法で女性にアプローチして、そういうのって以外と奮闘したりつまずいたりする部分を描きがちですが、そのアプローチの仕方もユーモアがあったし、見ていて楽しく逆にそれが主人公のキャラにマッチしていたから応援したくなります。
もし主人公が変に諦める描写や悲しい描写を表してたら映画としての雰囲気には合わないし、テンポも悪くなってただろうし、この映画のキャラとしては考えにくい脚本だなとか思っていた所です。
あくまでハワイが舞台なのでテンポよく笑いあり、ユーモアありで明るいラブロマンスにしたのは正解でしょう
悲しい話とかの場合は雨が降ったりしてそれを描写はしていましたが、それでもその中に色々と面白い内容を含んでいたりしました。
例えば主人公が自分の存在や事故の事、これまでの事を分からせるためビデオにして女性に見せるシーンは内容は堅苦しくなく彼なりの性格が現れていました。同時に彼の優しさも見えるビデオでした。そういう悲しい事があっても小さな希望の光が見えるようなシーンが沢山あるのも良かったです。
俳優の演技やキャラも皆個性があって良かったんですが一番良かったのはルーシー演じたドリュー・バリモア。彼女のキャラは1日で記憶がなくなるキャラを演じてますが、リセットされる度に彼女が記憶をなくしているというのが雰囲気で分かるんですよ。
毎回毎回彼女の記憶がリセットされるので、主人公と会う時には初めて会った時のような新鮮を戻さないといけないんですがそれを上手く作れてましたね。
泣くシーンとかも毎回泣くのは大変だろうし「初めてこれを見て泣いた」という新鮮な感動を見せないといけない大変な演技をこなしていました。その毎回現れる新鮮さがより主人公を応援したくなるような糧にもなってる気がします。
特に小難しいことも考えず、誰でも好きになれるラブロマンス映画なのであまり恋愛映画を見ない人には初級編として最適な作品かなと思いました。
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
福田雄一監督のリメイクがどうなるか分かりませんが、なんとなく彼がこの作品をリメイクしたがる理由が分かった作品でした。「このシーンできっとアドリブを入れるだろうな」とか考えて見てたので。
けど一応予習という形では一度見てみてもいいかもしれません。オススメです。
はい、そんな感じで!