■予告
■あらすじ
近未来において、人類と機械軍の熾烈な戦いが行われている中、その最後の戦いは、今夜始まろうとしていた。
筋骨逞しい男性が現れ、服や銃を強奪し、「サラ・コナー」という名前と「ロサンゼルス」という住所だけを頼りに、電話帳に載っている同姓同名の女性を順番に殺していく。一方、別の若い男性も、今ここが1984年5月12日木曜日のロサンゼルスであることを確認すると、悪夢にうなされつつ誰かを探し始める。
■Review
『ターミネーター』(原題:The Terminator)は、
アーノルド・シュワルツェネッガーをスターに押し上げた有名なSF大作。こっちよりもどちらかというと『ターミネーター2』の方が有名ではありますがこちらも良い作品です。
この映画のレビューも少し短めになると思います。
デデンデンデデンでおなじみのこの映画。作品としてはSFアクション作品でタグ付けるとき迷ったんですが一応SF映画のジャンルにしてください。2はSF要素と言うよりどちらかというとアクションが濃いのでアクションにはしますが。まあ、そんなのはいいや。
映画としての出来はとても良いと思います。所処昔ながらの古さであったり、手作り感があったりしましたがそれはそれでいい味を出していましたし、クオリティーの高いB級映画って感じで私は好きでした。
今の時代に昔の作品を見ると逆にその美術や映像のクオリティーの高さに驚きますよね。この作品もそうでした。ターミネーターの腕の中にある機械の骨組みだったり、目が使いものにならない時の眼を抉り取る際の本物に近いクオリティーとか驚かされることは多いです。
演技も良かったしハマり役が多いです。やはりターミネーターはアーノルド・シュワルツェネッガーだなと再確認した映画でした。結構シュワちゃんは英語の発音が下手らしいですがそれが逆にアンドロイドぽいのは素晴らしいです。
サラー・コナー役のキャラクターも良かったです。なんかちょっと違うけどスターウォーズでいうルークのような人類の希望の子供を産む母親みたいな役割でそれが最初自覚はないんだけど、終盤になってくるとそれがどんどん自ら前に進むような成長が見れたのも素晴らしいキャラクターの描き方だなと思いました。ちょっとナニ言ってんだろww
終盤のターミネーターの骨組みの姿が現れるシーンは本当怖いですよね。今見ても火の中から出てくる絶望を植え付けるような演出はたまらない。確かに走ってくるシーンはカクカクしていてCGぽさはあるにはあるけど、その奇妙な走り方とかが逆に怖さを引き立たせているのかなと思います。もしあれがちゃんと歩いていたりしたら怖くなかったかもしれません。
この作品はタイムトラベル映画でもありますよね。元々は未来の世界でやるつもりが予算の都合とか監督の意向でこのような形にしたらしいです。けどこのタイムトラベル部分もシンプルで分かりやすいです。特に難しく構えなくてもややこしくないし、シンプルだから気持ちよくアクションも楽しめる作品になっています。
ストーリーも王道な流れではあるし、多少のツッコミたい部分も面白くツッコめて嫌な気分にはなれません。アクションも申し分なかったなと思います。ただもしこれを当時の85年に見ていたら続編あったら早く見たいなって気持ちにはなりませんでした。
まあ結果的にその続編は傑作を越えて神作になるんですがw
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫
8/10です。
2を見た事あるという人は良く聞きますが、この作品を見たことあるという人はあまり聞きませんね。もしよかったらこの機会に見てみてはいかがでしょうか?機械だけに!
・・・・はい。すいません。
はい、そんな感じで!