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映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』評価&感想【No.382】

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■映画情報


公開日/2018年3月30日

上映時間/116分(1時間56分)

監督/スティーブン・スピルバーグ

製作国/アメリカ

■予告


■あらすじ

ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちを描いた。71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を、ニューヨーク・タイムズがスクープする。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙の発行人キャサリン・グラハムは、部下で編集主幹のベン・ブラッドリーらとともに、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と戦うため、ニューヨーク・タイムズと時に争いながら連携し真実を世に出すため奮闘する。

引用元:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 : 作品情報 - 映画.com

■Review

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(原題:The Post)は、
ベトナム戦争を記録、分析をした最高機密文章の存在を世に知らしめたワシントン・ポストのふたりのジャーナリストの姿を追う実話を元にした作品。

この作品は2018年アカデミー賞の作品賞、主演女優賞にノミネートされたことでも話題になった作品です。今回は試写会で鑑賞したのでそれをレビューしていきます。





一応この映画はなにがあったのかというのは丁寧に順番ずつ説明はされます。ただそこまではっきりとは説明されないで物語の中で「こういうのがあったよ」という感じで伝えてきます。一応この映画を見る前や見た後の人のためにどういう歴史だったのか軽く説明します。


ベトナム戦争時に国防総省国際安全保障局国際安全保障問題担当次官補のジョン・セオドア・マクノートンが命じて、レスリー・ハワード・ゲルブが中心になってまとめ、ポール・C・ウォンキ国防次官補に提出された分析や記録が最高機密文書になります。


これが71年に最初ニューヨークスクープが報じて様々な問題が起きました。2011年にはこの最高機密文書が公式で誰でも見れるようになったことでも話題になりましたよね。


用はこれ何がいけないってこういう正しい記録があるのにも関わらず当時の社会や政府はそれを国民に隠して、嘘の理由を作ってベトナム戦争に若者を行かして何人も死んでいく人がいたということ。さらにベトナム戦争の勝利も見えないというのも隠すんですからそりゃ当時の人はさらに激昂しますよ。


それらが明かされたのがニューヨークスクープで、次に今回の映画の主役のワシントン・ポストになるわけですが、これも勝手に報じて政府のめんどうなアレコレがあり、さぁ大変。どじょうは出ません


ただこの人たちがやってきた事は別に悪いことではないんですよね。正しいことを報じて、それを止める政府に対して「報じることの自由」も訴えた作品だと思います。確かに正しいことを国民に知らせるのは何が悪いのかと思います。逆に嘘をベラベラと報道する日本の報道陣は見習ってほしいです。


正しいことを国民に報じ、報道する自由をも訴え、刑務所に入ろうが仕事がなくなろうが政府の力に屈しない精神力と仕事への誇りは感心します。・・・いや本当、日本の報道陣マジで見習ってくれ




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映画の概要部分に触れると演技はみんな素晴らしいです。とても自然的で良かったと思います。こういう社会的な作品ってオーバーなリアクションする傾向がありますが、喜ぶときやショック受けるときもオーバーじゃなくちゃんと自然体だったなと思います。


私が好きな俳優のひとりトム・ハンクスも主演してます。主演してるのは知ってましたが10分かそれくらいまで彼の演じたキャラがトム・ハンクスというのに全く気づきませんでした。これは悪い訳ではないです。気づかないほどトム・ハンクスがキャラクターに馴染んでいてそれを演技しています。トム・ハンクスじゃなくてその人そのものに見えました。流石だなぁ・・・。


メリル・ストリープも良かったです。彼女のキャラも色々と背負い途中まで少し迷いながらのキャラで、それを分かった上で演技してるのが分かります。あることで堂々と決断をするシーンは最高でした。


メリル・ストリープの演技細かい部分もリアリティがあるなと思いましたね。緊張しながら喋る時に声が若干震えたり、迷いながらもあるひとつの答えをいう時も「ちょっと自信がないのかな」と分かるし細部にまで拘る演技は素晴らしいと思いました。


映画全体は淡々としていて好き嫌いは別れそうです。私自身は内容事態は良いもので興味がそそる話でもあったので楽しませてもらいました。それに淡々としてるから緊張感もありましたしね。


もう一度見たいかと言われたら、すぐに見たいという作品ではないし、劇場に出ても強く余韻が残る作品でもない気はします。ですが見て損はしないそんな作品でした。


ちなみにラストの終わり方は鳥肌立ちましたね。アメリカの歴史や事件に詳しかったり、興味がある人は「おぉ!」ってなると思います。分かりませんが


■評価


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最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺☺⚫⚫

8/10です。

 


最近思ったのはこういう社会的に訴える作品とかも個人的に好きなんだなぁと分かった作品でもあります。まぁそれがどうしたって話ですが

試写会だと学生や若い人も見に来てて、大体の人が「良い作品」っていう声が聞こえたので是非一度見てみてはいかがでしょうか?




はい、そんな感じで!

それでは!