■予告
■あらすじ
2019年、惑星移住が可能になった未来。レプリカントと呼ばれる人造人間が謀反を起こし、地球に侵入。レプリカント専門の捜査官“ブレードランナー”のデッカードは追跡を開始する。一方、彼は製造元のタイレル社でレイチェルというレプリカントに会い、心を通わせていくが……。
■Review
『ブレードランナー』(原題:Blade Runner)は、
フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作にした今ではSF超大作と言われている80年代代表の名作。
今回は公開25周年を記念したファイナルカット版を鑑賞。もしかすると多少レビュー時に皆さんの見てきたブレードランナーとはズレが生じることがありますがご了承ください。
『ブレードランナー2049』がレンタル開始されてそれを見たかったのですが予習として鑑賞しました。2049はまだ見てないし少し時間が経ってから鑑賞するかもしれませんので少し待っててください。
ファイナルカット版だからかもしれませんが古い映画なのに映像が綺麗だし様々なセットやVFXが偽物に感じません。てかこれが30年以上も前の作品というのにも驚きです。
あまりにも作りが素晴らしいので普通に現代でも通用するんじゃないかと思うほどセットの仕上がりは素晴らしいです。物語が2019年で今が2018年なのでもう空中を飛び交う車とか無いよとは言いたくはないりますが、それでも憧れてしまいますよね。
映画の中身に関してはひとりのブレードランナーという殺し屋とレプリカントと呼ばれるいわば人の体を持った人工知能の戦いを描いてます。今の時代でようやく人口知能の素晴らしさが世間で広まっているにも関わらず30年前からこうした案が組み込まれているのは凄いなと思います。
ただこの映画いい言葉でいうなら映像で魅せる映画、悪く言えば中身があまりない映画と言えるので好き嫌いは分かれるとは思います。私は好きですし、中身がないというよりしっかりとしたストーリーが無い感じに思えます。
その世界で生きている人びとの姿を捉えてるようにも見えますし、人工知能もひとつの命であり感情があるんだよと言いたいのかもしれません。
人工知能が感情が生まれるとやはりどうも機械として見るには難しく感じますね。そういうのがあるから奴隷のような働きに嫌気がさし反乱は起こすし、悲しくなるし、キスもしたくなるんでしょう。人間よりも人間らしい感情の向け方をするなと思いました。
私はファイナルカット版で見ましたが映像でなにかしらのメッセージや物語を魅せているように思えましたが特にそうでもないように思えます。ただただ長く映像を映しているように思えました。それを魅せているときように映してるときはまだ良いんですが特に必要のないような長く映した映像は特にいらなんじゃないかなと思いました。
ちなみに反逆するレプリカントの主犯格であるロイなんですが、あれ最後らへんパンツいっちょになる必要あったんでしょうかwww
最後のバトルで結構恐ろしい感じで戦うからその恐ろしさを表現したかったのか、それとも笑いをとろうとしたのか(それはないかw) これはカット版じゃない方だとどうしてそうなったのか分かるのかな?
■評価
最終評価は・・・
☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫
7/10です。
傑作というほどのSF映画ではないですが悪くはない映画だと思います。世界観や映像、人工知能の人間以上の人間らしさを魅せていたのでそれだけでも価値のある映画だと思います。
2049がどういう気持ちで見終わるかははまだ流石に分かりませんし、賛否両論がある作品だとも聞いたので少し期待して見てみようと思います。
はい、そんな感じで!