KOUTAの映画DASH!!

映画、劇、色んな作品を簡単に、出きるだけ短時間で気ままにレビューするブログ。

映画『アトミック・ブロンド』アクションが強すぎてストーリーが弱っちまった。評価&感想【No.374】

f:id:Ko-tachannel:20180303223915j:plain

■映画情報


公開日/2017年10月20日

上映時間/115分(1時間55分)

監督/デビッド・リーチ

製作国/アメリカ

■予告


■あらすじ

冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。

引用元:アトミック・ブロンド : 作品情報 - 映画.com

■Review

f:id:Ko-tachannel:20180304011009j:plain

アトミック・ブロンド』(原題:Atomic Blonde)は、
アンソニー・ジョンストンとサム・ハートが2012年に発表したグラフィックノベル『The Coldest City』の原作のもとに作られたスパイアクション映画。

今作は『ジョン・ウィック』シリーズのプロデューサーとしても知られるデビッド・リーチが監督しています。今年彼の監督作で大好きなヒーロー映画の続編『デッド・プール2』も関わっているので期待を込めて鑑賞しました。





この作品って私は気になってたんですが年末の影響で劇場では見れなかったんです。で今回DVDでの鑑賞をしたわけですが・・・。実際私そこまでこの映画の情報を取り入れていなくって、言ってしまえば『ジョン・ウィック』の女性版かなくらいしか思ってなかったんですよ。


それで見てみてまず驚いたのは思ったよりもアクションは少なく、ベルリンの壁破壊とかの社会情勢も絡んでいたという事でしょう。アクション期待して見た人はその少なさにガッカリはすると思います。


ただこのアクションシーンは少ないはずなのにそこらのアクション映画より濃厚で新鮮、とても味わい深いものでした。なんか料理のレポートになりましたが、ようは何が言いたいってアクションがカッコいいしとても見やすいんですよ。


前半銃を使わないでそこにある物を使って戦うんですが特別その物を活用したアクションじゃなくってもう掴んだら殴るってシンプル!もっと活用してもいいんじゃないと思うかもしれませんが、ジャッキーチェン映画やキングスマンみたいなトリッキーなアクション映画って訳ではないので現実だったらそうだろうなと納得はしてしまいます。


後半からのアクションはこの作品のアクションシーンで一番好きで一応銃は出てくるんですが、凄いのはそこじゃなくって約20分間の長回しのアクション。せいぜい5分とかなんですが、20分しかも主人公女性でよく体力と精神力は持ったなと思いましたね。


その長回しの効果もあってか、変にカットだったしカメラズームし過ぎたりしないのでアクションは見やすいしカッコいいし、常に緊張感のあるアクションを撮ることに成功したんじゃないかと思います。


この映画の主人公のローレンも良かった。別に彼女がなんでスパイになったかとか、昔に何があったかなどのバックストーリーがあるわけじゃないです。そういうバックストーリーがあってキャラが魅力に感じるんだけど、このローレンに関してはまた違った魅力がありました。


なんだろう・・・。上手くは言えないんだけど彼女自身が持つカリスマ性だったり、余裕さや大人の魅力って言った現実的にもあり得そうなキャラクターの魅力を見せていて、彼女自身何度もやられるから特別凄い強いわけじゃないんだけど、ただ彼女についていけば大丈夫だなっていう安心感はあります(それについてったあるキャラは死んでしまいますが。)




f:id:Ko-tachannel:20180304011035j:plain




ここまで色々褒めては来ましたが残念ながら不満点もあります。この映画好きな人もいるらしいですね。本当にすいませんm(__)m
一応不満点と言ってもそこまで毒を吐くことではないですが、ちょっともったいないなと思った部分を二つ上げていきます。


一つ目はストーリー。もしアクションがメインであればまだ良いんですがさっきも言った通りあまりアクションがありません。スパイ通しの情報合戦とか騙しあいみたいなのがメインと思っても良いかもしれません。


ただそのメインであるストーリーが正直言えば中途半端な感じだったし、ローレンの美しさとカリスマ性、アクションの良さでどうも隠れてしまったんですね。なんども言いますがアクションメインならいいですが、ストーリーメインだとこれは勿体ないです。


もう一つは現在と過去の行き来が多い。現在と過去と言ってもせいぜい数日の間です。ベルリンの壁崩壊から少し経った日にある事情聴取されるのが現在、そこから数日前が過去でメインの話になります。


この行き来が途中からなんですがその必要性が分かってはきますが、やはりそこに気づくまではどうもその行き来が多すぎるのが気になってしまい、メイン話から気持ちが離れてしまいます。


しかし、これらは本当勿体ないなと思う部分です。全体的にはストーリーは言ってもつまらなくはないですし、アクション、映像、音楽、演技はどれも素晴らしかったなと思いました。

■評価


f:id:Ko-tachannel:20180304011055j:plain


最終評価は・・・




☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫

7/10です。

 


心に残るような映画ではありません。けど好きな映画です。アクション映画だからと言ってアクション多めと期待するとガッカリはしますのでそこだけは注意して見てみてください。





はい、そんな感じで!

それでは!